サンチョパンサの憂鬱

昼下がりのサンチョパンサ(2)……この国の価値観って奴の狂気に気付かない?

※〜※ 長渕剛『カラス』の一節

※ ボロ着を丸めた 枕で眠った
真っ黄色に錆びついたカミソリを 畳に突き刺し
「夢」と書いてよじれるほど笑った Ah

……銭だ銭だと損か得かで日が暮れてゆく
俺達は都会に群れをなすカラスだ……

……露骨に人間を信じたら足の裏でけっ飛ばされた
イラつく夜に飲んだくれいっせいに
寝ぐらへもどる時俺はただ一人で空を見上げた ……

俺達は都会に群れをなすカラスだ
わけもないのに夕焼け見るとまた泣けてくる
……俺達の行く先は 真っ暗闇と決まっちゃいねぇ
だけど何だか夕焼け見るとまた泣けてくる……

1990年リリースされた曲だけど……バブルが弾けた当時の若者達の苛立ちと怒りがストレートに唄われている。

『俺達の行く先は真っ暗闇と決まっちゃいねぇ!』の一節にはそれでも未だ夢を見てやるぞ!という若者の気概の残り香が見て取れるのである。

それから三十年……『安全に、穏やかに老人まで生き、穏やかに死んで行く?』ソレだけが目標となってしまったかの様な昨今の若者風景。
ソレは…何も若者達特有の雰囲気じゃない。ソレより上の年代の大人達が以下同文となった挙げ句の世の中の空気なんだと思う……。

富裕層出身の経産省の若者二人……実家にはカネもあり東大の学歴あり……挙げ句の『詐欺犯罪』に直行というルートを考えると……ニッポンのここ三十年の『運営マニュアルが決定的・致命的欠陥』で運営されてきた事に思い至るのである。

学歴、カネ、権威全てを与えたのに……犯罪者をチョイスする若者……何の事はない、親も進学校も東大も、経産省も『大馬鹿者』を育て上げたに過ぎないこの結果は『示唆に富んでいる』と思わないか?

居心地悪く違和感ばかりを呼ぶ『社会の不自然な運び』の具体例がココにある。

『イベルメクチン』なる日本発の寄生虫対策の薬がコロナに対してドラスティックな効能がある!人の命が確実に助かるという事実。
しかし『公然の秘密』となってこの国では未だに秘匿されている。

薬害エイズの時も人の命が下らない省益?とやらの為に秘匿され続けたけれど……。

『人の命は特段に重いモノ』であり『何をおいても優先すべきテーマ』という人間界の『当たり前中の当たり前』が放置され……下らない実に愚劣な価値観によって看過・傍観され続ける『社会感覚の醜悪な捻れ』……。

足を止めてジックリ考えませんか?

僕達は税金を払って社会福祉事務所の人間達を雇い入れてる……。
その人間達に本来の役目……『困窮者の生活・人命を守る仕事』をさせる為にである。

その彼等が何を血迷ったのか?『水際作戦』と公に憚ることなく発言し、『人間をウイルス扱い』し追い返すという余りに勘違いした本末転倒の不自然……。

至る所に『同じ構図の誤謬』が社会に蔓延り不自然な腐臭の漂う空気で人間達を追詰めている。

この国には『人の命より重大で当たり前という論理』が罷り通り、結果……日々『不自然な悲惨』が余りに多く生産され過ぎているのである。

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