サンチョパンサの憂鬱

昔……

目に見えるモノも全ての考え方、常識等々が破壊し尽くされた昔の戦後間もない闇市の時代…。

『行くところ迄行った何も無い』という状態になると何故か人々は活気に溢れ今日を食い明日を食う事に全身全霊を注ぐ態度を手に入れた。

極限まで煮詰まった窮地では『シンプルに希求出来る』のだと思う。

『政府は何もしてくれない!』、『補償すべきだ!』……様々な依存にすがっておねだりしてる今の状態は自分の運命を『人に委ねてる』今までの悪癖の延長線で俊巡しているだけである。

『今までに未練たらたら』と『自分で切り開く!』と覚悟を決め切れていないのは何故か?……。
戦後の様に無政府状態じゃなく、良し悪しは別にして政府があるからであり、その政府が振るうカネの余地があると思う事が出来るからだと思う。

彼等(政府)が現実には有効に働くか?と言えば無きに等しく幻想を抱かせるだけ罪な存在なのだが……。

何が?言いたいか?……自分で考え自分で行う事が必要なんじゃね?って言いたかった。
自分の直感に素直になって『正常性バイアス』の幻術から覚めなきゃね?……と。

日本だけじゃなく世界も同じ。新コロナはクエン酸溶液に投げ込まれたマグネシウムの様に触媒となって大量の水素を発する様に……全く新しい枠組みを発生させるんじゃないか?
そんな予感を感じるのである。

貧民層と富裕層の二極化が極限まで煮詰まり膠着化しつつあるこの世界に投げ込まれた『進化の触媒』がコロナなんじゃね?……そう感じる。

組織構成も常識もマニュアルも社会のOSも全てをリエンジニアリングする起爆剤となる様な気がする。

決して破壊を望む訳じゃないけれど、新コロナは恐らく民心を根底から変化させるエポックメイキングの役割として天から使わされたんじゃないか?……と僕は感じる。

コロナの前に無力をさらけ出す既存の知識、社会システム、経済法則、メンタル……。
人間は『頼るものが無い』なら……勇躍自分を信じ自分をシンプルな原則に向かわせる。

僕達の前世代75年前のDNAがそれを証明している。

何もかも無いのなら……シンプルに前に進み自分で創り出す能力を……僕達はDNAに忍ばせているのである……。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事