サンチョパンサの憂鬱

昼下がりのサンチョパンサ(2)……ホントに政治記者?

遠吠え?に近い野党の方々の古色蒼然の『イメージ戦略』は仕方ないと苦笑混じりで許して差し上げるとして……。

岸田自民党新総裁の評価を……安倍、麻生支配の『路線継承?』と超観念的無思考イメージで伝えるマスコミの方々……お仕事でしょ?金稼いでるんなら……もう少し『自分の頭を働かせる』という仕事の王道、鉄則に回帰されては如何でしょうか?

ひ弱な三世議員?というのが僕の正直な岸田イメージだった……。
でも?コレはかなり現実に近いモノだったと思う。

おや?と思ったのは8月26日の出馬宣言と、その時の政策骨子だった。
二階幹事長に正面から退陣を迫る役員三年まで!と突き付けた。
ソレが慌てた菅首相の二階幹事長切り捨てとなり遂には自分の退陣へと繋がった。

二階なんてのを恐怖し、演りたい放題して貰ってた(ま、利用もしてたんでしょうが?)安倍、麻生とは全く違う一線を画す存在になったと言える。

安倍の一方的な私怨と言って良いゴリ押しで安倍、二階、菅首相が寄ってたかって広島県の溝手顕正参議院議員の追い落とし……。
その時、溝手氏を懸命に応援してたのが岸田。彼は恐ろしく熱い煮え湯を飲まされた。 

二階、安倍、菅が……1億5千万円というカネを殆ど私物化して河合克行、杏里夫妻に投げ与えた上での前代未聞の選挙違反となった。

その顛末で空席となった広島3区衆議院の議席。候補者公募でやっと決めたのに……今度は二階と公明党の出来レースで岸田と広島県連の選んだ候補者は比例に回された。

あの時の岸田氏の表情……やっと彼は我慢もココまで!!……決起すべき自分!!となったんだろう?……。

傀儡の継承者?……余りに安手のイメージをまんま伝えるマスコミ。まんま鵜呑みの民衆。そりゃ?二階なんてのがのさばるよね?

此処まではあくまでも伏線。

問題はソコじゃなく岸田氏の打ち出した政策。
人気者小泉純一郎以来続いて来た『時代遅れの新自由主義』との訣別を謳った事なのです。

『分配が肝』という言葉が初めて自民党政治家から公に発せられた事は『画期的・劇的な変化』でニッポンの大ニュースでしょうに?

新自由主義の本場、本家本元のアメリカがやっとトランプからバイデンに変わり新自由主義から社会民主的政府へと大きく舵を切った様に……。 
ニッポンにとってリーダーが『分配』を口にしたのって大トピックス、仰天ニュースだと思いますよ?
 
ヨーロッパは既に新自由主義から訣別しようと
富裕層やグローバル企業への課税体系新設と分配によって格差問題を『現実のメインテーマ』として実践段階に入っている。

遅ればせながら『やっと日本の為政者側』から『税の分配』によって『格差問題』を解決すると公約するリーダーが出現したのだと……。
ココ……日本に取っては久し振りの……かなり斬新な大ニュースでしょうに!!

河野太郎が斬新な改革者?……彼がゴリゴリの新自由主義者って伝えたマスコミは一社でもあったかい?……ニッポン全国全員が打ち揃って長い長〜い間『烏合の衆』化しちゃってたんだとつくづく感じちゃう今日この頃です……?
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