何時までも調子に乗って舐めてんじゃねえぞ!……そんな捨て台詞一つ呟いて寝入ってしまって目が覚める……。
転機訪れる朝は空気が全く違っている。昨日までが遥か昔の事の様に感じるのである……。
垂れ込めた低い雲の様な沈鬱な気分が抜け去り引いて行く……。望み疲れ、望んでいた事さえ忘れた頃に、その成就の知らせは届く……。
案に相違して嬉しさはない。
希望は既に潰え、時たま思い出す淡い夢の様であり、そんな話があったよね?位にトーンダウンしてしまっている。
そこに寝耳に水といった状態での吉報に、半信半疑となる。
暫くは、何かの間違いだと自分を落ち着かせる始末である。
何時も、転機はそうやって訪れる。
あらゆる手立ての後に、これで駄目なんだからしょうがないと諦めを着けた頃に意地悪く転機はやって来るのである。
この世の中で……貴方でなければならない!と言わせるのは至難の技だ……。
幸運と性悪女はとても似ている。
何時も、そうやってこっちの希望と予想を大きく裏切っておいて、望んだ事さえ忘れた頃になって突然やって来るのである……。
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