サンチョパンサの憂鬱

昼下がりのサンチョパンサ(2)……えらい安く売り飛ばすよね?

例えどんな悪事であれど……『共に過ごし行った』事には……最低限度の仁義って奴が存在する。

これ、『今時じゃ?』なんて事で済まされない、男同士、女同士、男女間という条件問わず人間界の昔からの暗黙のルールなんだけど。

TikTokの枕詞?『実は、ワタシ……』ってな調子で後になってペラペラやり始める人間が増え過ぎたと思う……。そこまで簡単に売り渡したら終わりでしょ?

後になって?そんな『後出しジャンケン』が許されるなら人間関係の根本が成立しなくなる。

TikTokで……ガーシーチャンネルとか?……You Tubeの彼の主張の一部分?が宣伝として流されてる。それだけでもう充分でございます……。

その時、綾野剛がどうのこうの?……と演ってる姿からネチッコイ納豆みたいなニュアンスが色濃く漂うのである……。

幼児のエクスキューズ?それとも自慢話?……そんな大人の男女達がシャラっとして演る後出しジャンケンは醜悪の一言に尽きる……。

哀しいことにソコに群がる『自分ニュース』を作れない、他人の体験にしか悦びの材料を頼れないハイエナみたいな大勢の人間達……。

男女のヒメゴトを臆面もなく弄ばれた!って騒いで暴いて見せるおバカ女もいっぱい居る……。
そんな昨今『大の男、大の女』がニッポン社会じゃ絶滅危惧種となっているのを感じる。

人を傷付けての意趣返し?鬱憤晴らし?……時には秘密を売り渡し、ヒトヤマ当てる?なんてゲスの極みの目論見……。

作用と反作用……人に向けた刃はそのまま自分を切り付けることになる。
基本的仁義、ルールを犯した弱みがジワジワと本人から『自己信頼を奪っていく』のである。

『お天道様が見ている?』というのは『自分は一部始終知っている』ことと同義である。
その『後ろめたさを抱えた心』は必ず嘘を必要とするようになる。

その嘘がまた後ろめたさを醸成するという負の連鎖……スパイラルの階段を下り続ける生き地獄への旅が始まる……。
その時、確固たる大人の自己愛しかブレーキにならないという皮肉な展開である……。

人との基本的信頼を売り飛ばす時、人は自己信頼も同時に売り飛ばすのである。

他者は騙せても自分には嘘を付けない。
幾ら追加の嘘を吹聴しても、自分をペテンにかけた罪は何時までも何処までも自分と共に在り続けて自分を責め苛むのである。

それ、上手く演る人生?……実際にことに移す前に自分にそう聞けること……そんな人をまともな大人というのである。
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