ふと……テレビから漏れ聞こえて来た……。
THE BLUE HEARTSの『情熱の薔薇』……。
1990年バブルの終わった年の歌……。
甲本ヒロト……が直接表現で真っ直ぐに唄っていた時代である。♫ドブネズミみたいに 美しくなりたい♪……なんてね?
今、CMに使われているのだから……今、一番希少性がある音源、価値観、世界観なんだろうなぁ?
長い間……少年、青年は『情熱を燃やす目的』を持つことが即リスキーに直結と翻訳される時代を生きて来てるからだろうか?
『Red Bull 翼 授ける!!』なんてのもある。
しかし、問題はその翼で『何処へ?・何を?目指し飛び立つのか?』ということ……。
何に対し目指し『真っ赤な情熱の薔薇』を咲かせるのか?
対象となる目標なり目的設定の難易度が当時より格段に高い時代の今……。
オジサンの自分達が若い頃はなぁ!……なんて自慢&武勇伝も……個人キャラの力じゃなかった訳で……世界情勢と時代の風が用意してくれていただけだった。
不安&恐怖ゆえに無難に走る。
コレが定番の多数派のチョイス。
不安で怖いから?こそ他者依存せず自分を頼る!……という正解は何時の世も限られた少数派……。
この三十年、他者依存の典型が『ツール&マニュアル依存』……パソコン・スマホとソーシャルネットワークだった。
ネコちゃんワンちゃんのホームページ花盛りから始まって今ではリア充、映えブームの系譜である。
リア充転じて『イマ充』の瞬間刹那に命を燃やす?の図はとても哀しい風情が漂う。
目の前の料理一品がその人の何を?表現するというのだろう?……。
なぁ〜んて嘆いて見せても他者依存一辺倒のマインド修正は当人の専権事項。
かくれんぼしてていつの間にか鬼の自分しか居なくなっちゃった状態に何時の日か気付かれんことを祈るしかない。
アニメもゲームもSNSもコラボ真っ盛り。これも単体での提案力を出し尽くし『つるむしかなくなった』状態。
それは人間社会のセオリーそのものの流れだと思うのです。
『自分独自の元ネタ』を保有すること。
ITとか?AIなんぞに使い尽くされない奥行きのある『目標』を設定するっきゃない時代……。
先日、COUNTダウンTV観てて、誰かが唄ってた。『僕が一番キライな人間は僕なんだ!!』と。
そうでしょうねぇ?……その歌の中では、彼は恋して世の中が一変、全てがキラキラして見える様になる。『愛ってスゴイ!』と展開していく。
『自分を好きになる!!』ブームなんだけどね?そうか??んじゃ自分のこと好き!!なんて運びはあろう筈もない。
保証もなくアテもなく、それでも自分が好きになるだろう自分モデル(目的)をもってコツコツと行動開始する以外に、一気にソコにワープする方法なんてない。
自分が自前の価値観、方法論に基づいて前に進むこと。
解決してくれるアプリもマニュアルもどこにも売っていないのです。
そのコツ教えます。
自分の周囲の向こう三軒両隣を一切見ない事から始めるのです。寂しい、怖い、不安?ですが死にはしません。時間にして三日から一週間もすれば『自前の頭が動き出す』のです。
コレは演った人しか解らない『体験・体感』なのである。詰まり……そこから兎に角、演ってみなはれ!という方法です。
先般……スマホ忘れて一日を過ごす経験が何度かあった。思いの外、支障はなかった。
一つ明確な心理状態があった。
スマホのない日、僕はイライラすることが全くなかったのでした。
自分なんか?っていう思い込みは実際に『自分なんか』と正面から向き合い付き合わない限りその自分の正体を知ることは出来ませんよ!ってことなのです……。