東出イケメン君の記者会見で記者からとんだ質問である。
下劣にして下世話、それに卑劣さもブレンドされたこの記者?の性根と育ちの悪さは救い様がないな?と絶望的な気分になった。
そこに同席してた連中もたしなめもせずメモを取り、カメラを回し続けていたのだから……コイツらも同質、同列の人間である事は間違いない。
物言えぬ人間に……イチャモンレベルの言葉を投げつけ追い詰める。これでは小学生のイジメと全く同じである。
そして翌日には朝から晩までワイドショーが追認し繰り返し繰り返し放映する。
不謹慎厨、過剰な正義の押し売り、そんな事を書いてきたけど……今や日本全体が『イジメ文化』そのもので運営されているって事態なんだね?……。
イジメが……今を生きる為に必要な最大のスキルになっちゃったんだと思う。
自己の卑小な存在感を得る為、そしてお粗末な自分のプライドを慰め、身の安全を確保するのに……先手必勝のイジメ技術が絶対必要条件になってしまったんだと思う。
『二人とも大好き!』だから寝ちゃったんだもの……でもアンタは大嫌いですね!……東出イケメン君にはそう応えて欲しかった……。
不思議な事に悪意には恐ろしい伝染力がある。濃厚接触しなくても遠隔地の善人然とした人間達にもあっという間に拡がって行く。シャーデンフロイデの為せる業(わざ)である。
有名な『ソクラテスの弁明』……彼は命をかけて自分の正当性を唱えた。結果、無知の知を知らぬ人間達に死刑に追いやられた。
助かる道もあったのに、彼は日よらず真っ直ぐに自分の信念を主張しきった。
今の時代を生きる時……ソクラテスの弁明に見る『自分の存在をかけた主張』とそれを行え!と命ずる魂を持つか?否か? にかかっているのだと思う。
理不尽に立ち向かうエネルギーも覚悟も……自分の中にしかないのである。
衆を頼んだ多勢に無勢……それが自分の生をスポイルし破壊に及ぼうとする時……命を賭して
自分を護る覚悟が欲しい……。
また……自分がその場に居合わせながら他の人の尊厳が多勢によって脅かされようとしている時……それを看過するならば自分自身が不当で下劣な圧力に屈したのと同じ事だと知っておくことも必要だと思う。
一旦下劣な多勢の悪意に与(くみ)してしまうと……自分のプライドはその一回で恐ろしく脆弱なモノに成り下がってしまうからである。
『無恥(むち)の知』知らぬ多勢の衆愚には呉々も『混ざるな危険!』と承知しておきたいと思う……。