サンチョパンサの憂鬱

『ハングリー』であること

『安定教シンドローム』は長いこと、
この国の人々の指針でありマニュアルであり宗教かの様でもあった。

物心両面で『ソコソコの暮らし』があり
何かが物足りないと感じつつも、『それなりに』を保証してくれてもいた。

そうやって団塊の世代、その下の世代までが『その教え・シキタリ』で人生を終え様と考え初めてから……どうやらそれは『カネの計算』だけであり、その肝心のカネ計算に於いてさえ怪しい雲行きとなってきた。

然りとて……『考えない事』をその中心に据えて、それによって自分を『安定と錯覚』させる事によって人生を演って来た人達は……嘘でしたぁ?と急に言われても……急に心身は動かせない。

ただ『立ち尽くし戸惑っている』……というのが現実かも知れない。

『自分の人生に当事者能力』を取り返す事から始めなきゃいけないんだけど……さてどうしましょうか?……。
それには?……長い間『思考すれば心に波風が立つ!』と避けてきた脳を使う事から始めるしかない。

その取っ掛かりだけど『妄想の術』がオススメです。
例えば……『子供の七人に一人が貧困によって満足に食べられてない!』という問題を『自分が当事者』になるには……カネが要る。でもね今の暮らしは壊したくない!……。

ならば『節約によってカネを浮かすんだ!』とモチベーションします。
『もし浮いたら寄付』して『今足長オジサンになろう!』と考えます。

今以上稼ぐはしんどい。今の暮らしから捻出するのもしんどい。でもね、『浮いたカネ』ならその妄想に使える『かも知れない!』が現実に手に出来る。

実際寄付を実行すれば……もう自分は手をこまねいてる傍観者ではなくなります。
その問題の『担い手となる』訳です。

自分が……なら?自分が……の立場なら?と真剣に妄想を行えば……『どうすれば良いか?』と『何故か?』が一杯頭の中を飛び交い始める。

そうなればしめたもの!思考には際限がない。何より『頭を使う事は楽しい!』という人間の本能が目を覚ますっていう段取りです。

但し、今迄の『頭の楽』はありません。時に……『何故だ?』は苦悩の領域まで思考を進めます。しかし、それとて『楽しいという本能』がエネルギーをくれます。趣味のランニングと同じ原理です。
苦しい、難しいから……『面白い』が手に入るのです……。

『今の自分の弱さ』を認め受け入れる事!そうすれば『弱い自分なり』の方法を幾らでも思い付ける。
気が付けば『自分の人生』を『自分の頭が思考してる状態』になる。

年金だの保険だの退職金だのという自分以外の要素でしか考えられなかった人生を自分の頭が思考する……『自分の人生の当事者能力』はそうやって取り返せると思います……。

赤貧洗うが如しの僕が……様々を考え、書き連ねてるのも……とりもなおさず楽しい!この一点に尽きます。

今……『僕が……トランプなら?……』次の一手をどう打つか?……この妄想も必死に考えてるととても面白いのです。
頭の中は……そりゃもう超ハングリー状態です。

考えなくなってる自分は……『哲学的には死人』なのです。
只で手に入る『思考する楽しみ』……その為の設備……脳ミソは頭の中にズット前からスタンバっています。

趣味はすべからく……『真剣に演る』事が楽しむ秘訣……あなたの妄想力に期待しています……。
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