田舎には茶畑を挟んで隣り合わせに住んでいるもう一人の従兄弟がいる。恵比寿様の御神木がある山があるところの下に家がある。若くして病気になり身体の自由が効かず足が不自由だ。その従兄弟に恵比寿様をお祀りしていた神の地の写真をプレゼントした。恵比寿様がいらっしゃる。私と母の間で優しい恵比寿様が笑っている写真を見せてあげたら従兄弟も恵比寿様が笑っていると言って涙を流していた。
神様はいくら人間が下に降ろしたと言っても動かないと言って神様を想って従兄弟も泣いていた。
道が出来たら車で上がれるようになるから一緒に行こうねと言うとスロープさえあればそろそろ上がれると言って喜んでいた。
足の悪い従兄弟も、生まれながら身体の不自由な親戚も、歳をとって山に上がれなくなったご老人も皆んな神の地に連れて行って上から自分達が住んでいるこの美しい景色を見せてあげたいと思っていた。それがもうすぐ叶う。
この村の人皆んなに光が降り注ぎ幸せになって欲しい。
道が出来たら皆んなが行ける。琴さん誠さんに心から感謝している。本当にありがたい。