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お山にお宮がたちました

石清水八幡宮 ①高良神社

京都で今まで訪れたことのない石清水八幡宮をお詣りすることにしました。

日本三大八幡宮のひとつです。

因みに三大八幡宮は
大分県の宇佐神宮
神奈川県の鶴岡八幡宮
そして
京都府の石清水八幡宮
です。


御祭神は
誉田別命(ほんだわけのみこと)
比咩大神(ひめおおかみ)
息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと)


こちらが、境内案内図ですが、これを見ても、実際に行ってみなければわからないものです。



到着前に吉田兼好の徒然草を読みました。

徒然草第52段

口語訳
仁和寺にいた、ある法師が、年をとるまで石清水八幡宮をお参りしたことがないことを情けなく思い、ある時思い立ち、一人、徒歩でお参りにいった。(山麓の)極楽寺と高良神社をお参りし、(八幡宮へのお参りは)これだけだと思い込み帰路の途についた。
帰った後、傍輩に向って、「ずっと(心に)思っていたこと(八幡宮へのお参り)を果たせた。聞いていた以上に尊さ(八幡大神の御神威)を感じた。ところで、他の参詣者が皆、山へ登っていったが、何か山上にあるのだろうか。行ってみたいとは思ったが、お参りすることが本義であるからと思い、山上までは見に行かなかった。」と言った。

小さなことにも、案内者(指導者)は欲しいものである。


なるほど、法師さんは、境内案内図の①から④まで参拝して、本殿には行かなかったのですね🤔



この、ある法師の勘違いは石清水八幡宮の御本殿が男山山上にあり、さらには山麓にも別のお社があることにより起こりますが、文中の極楽寺は元慶7(883)年に建立され立派な伽藍でしたが、慶応4(1868)年1月に「鳥羽伏見の戦い」の兵火で焼失し現存してない。

下院の山麓には主要社殿として頓宮が鎮座し、この頓宮は祭事における神輿の待機所で、他の神社での御旅所に相当します。


昔は、此処まで来るのも大変だっただろうに、仁和寺の法師さんお気の毒です。。。

HP案内には、『徒然草第52段』の通り、今も高良神社の脇から表参道あるいは裏参道にて山上の石清水八幡宮御本殿まで約20分程度で上がれますから、是非ご参拝くださいとあります。





仁和寺の僧侶さん、年を取るまで石清水に詣でたことがなくて、仁和寺から石清水八幡宮までの約24㎞を歩き、男山(石清水八幡宮)の山麓にあった極楽寺と高良神社を訪ねましたが、高良神社を石清水八幡宮だと勘違いし、石清水八幡宮本殿をお詣りしなかったんですね🥹

高良神社の横を通って、山に登る人々を観たけれど、自分は神社への参拝が目的だから、山の方へは行かないと高良神社のみお詣りをし、帰られたようで、勘違いされた高良神社がこちらです。

銀杏の紅葉が敷き詰められ、趣があり美しいです。



御神木の紙垂ガユラユラ揺れて歓迎してくれました❣️




仁和寺の法師のお話を、参拝前に読んだので、先ずは下院からお詣りせねばと思っていました。



それなのに、、、
間違って車で先に上院のある、本殿側の駐車場まで上がってしまい、駐車場の横道から簡単に本殿に着いてしまいました。

そして、仁和寺の法師が間違ったわりには立派だなぁと思ったら、国宝の御本社でした😳

仁和寺の法師の逆バージョンです。
車で上がって、アレっとなったのです。
確かに坂道のきつい住宅街を抜け、車でかなり上がりました。
上に行くには、ケーブルカーもあるみたいですが、車でも上がれます。

小さなことにも、案内者(指導者)は欲しいものである。

本当ですね。
歩いて下から順番に上がりたかった。。。
たった20分なのに😂
楽を望んでた訳では無くて、途中も観ながらしんどい思いをし、達成感と共に御本社にお詣りしたかった。。
 
上院のお詣りを終え、階段を降りてみようよと夫を誘ったけれど、再び駐車場まで上がるのに30分かかると言われ、時間も遅くなっていたので、車で降りることにしました。

夫は、こんな行き方も、これはこれで面白いと言いましたが、
なんか違う🙄と思ったのでした。。。

せめて、ブログでは下から上にお詣りした順番で書いておこうと思いました。

頂上への辿り着き方は色々ある。。。
人生の道の歩み方も色々ある。。。
そんな事を考えながら。。。

本殿へと続く。





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