エンブリオ基金 生命尊重センター代表の 高見澤さんの文章から転写します。
ビデオ「ONE&ONLY―いのち美しいもの」の中に妊娠中に、医師から胎児が障がい児であると知らされながらも出産し、
その子に、何か為すべきことがあることを発見する喜びをもって育てている若夫婦のことがとりあげられました。
そのビデオをある中学校に見せに行った時、校長も保険体育の先生も、
「此の科学時代に、障がいが分かっていて産むのは親の自己満足だ。女性にも自己決定権がある。」といったそうです。
これが人間を育てる教育者の言葉か、と私は悲しく思いました。
すべてが能率、生産、仕事の成績、地位、金、能力に価値をおき、
知識、特に科学、技術、機械に頼り過ぎている今日だから
此の教育者達のいうことも無理はないかもしれない。
しかし、生産、金、知識、技術も、勿論私達の生きていくのに大切なことであるが、
それと同時に、同じように大切なことがあるのを忘れてはいけない。
それは、人間にしか与えられていない精神、心の働きです。動物のもっていない謙虚な心、
感謝の心、思いやりの心、みえないものをつくりだす創造心、こうした心情こそ人間の尊厳というものではないでしょうか。
エンブリオ基金 生命尊重センター代表 高見澤 潤子
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皆さんは、障がい児さんは、天国にいる時から障がいのようなものを持っていると思いますか?
連綿と続く産まれ変わりの輪廻転生の中で、あなたも、あなたも、
誰もが、障がいを持って生まれないという証拠はあるのでしょうか。
この世でどんなに勉強が出来ても、この世で実績を残し、讃えられる優秀な人であろうと、
果てなく続く輪廻転生の中で、必ず一度や二度は、
本人の希望や神様との約束によって、障がいを持って敢えて産まれてくるのでしょう。
それを迎え入れる側にも、御縁やそれに対応できる実力があるから授けられ、
それによって普通の人よりも、親も子も、深い魂の学びを得ていくカリキュラムが、
初めから組まれているとしたら・・・
そして、障がいを伴ってお母さんのお腹の中に入り、外から聞こえてくるお医者さんとお父さんお母さんの声の中で
自分は望まれていない命なんだ、これから殺されるんだ・・と深い悲しみを覚える、子供の気持ちが想像出来ますでしょうか。
そして、それは、皆さんの身にも起こりうることです。
因果応報。
堕胎もすべて、加害者になれば次は被害者にもなる。
真反対の体験をして、学びを得る。
わたしたちの人生は、果てなく続く。
形を変えながら、色んな国に生まれ、様々な生き方を味わい、
愛を学び、深い魂へと成長するために、何度も生まれ変わる。
だから、この人生だけで終わって、後は天国に行って永遠にゆっくり休むことはないのです。
自分たちの人生に邪魔だから、殺してしまっても罰は当たるまいと本気で、本気で考えているのですか?
もっと、幅広い目で、輪廻転生、因果応報というものをひっくるめた中で
自分のために、先々まで見通して・・
物事を考えてほしいのです。
目先の損得、将来よりも今、命より利権、まず自分のことを考えてしまう人へ。
科学者であろうが、浮浪者であろうが、
産まれ変わる時はまたお母さんのお腹からお世話になり、
無事産んでもらうべく、母親の胎内で手を合わせるのです。
母を愛し、頼り、産んでほしいと希うのが胎児です。。
わたしも、あなたも、みんなも。。
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