「あなた方の場合、水子の供養が不公平なんですよ。水子の供養が片手落ちですよ」
「私たちの水子は・・・」
「そうです、あなたがたの水子さんは、立派に手助けされていると言ったでしょう。
ところがご主人、二十歳ごろを思い出してください。
問題は、あなたの独身時代の水子なのです」
「主人の二十歳ごろですか先生、私も主人から聞いたことがあります。
私と結婚する前付き合っていた女性が妊娠したとか言ってましたが・・・」
「そんな、三十年近くも前の水子がたたるんですか」
「ご主人、正式には二十七年前でしょう。恨んでいますよ、すがっているんですよ」
「そうですか、するとあのときの・・・・・」
このご主人が、まだ大工の弟子として修業中の二十歳になったばかりのときに、
集団就職で九州からでてきたある十八歳の女性と交際し、彼女は妊娠したのです。
ところが、彼女の親が、娘は九州の地元で結婚させるというので、むりやり仲を引き離し、九州へ連れて帰ってしまいました。
このとき、彼女は妊娠していたのですが、やむなくお腹の子を堕ろしていたのです。
それからちょうど二十七年たって、いまは兵庫県に住む父親に、供養をしてほしいとすがってきたのです。
「先生、どうすればよろしいでしょうか」
「供養してあげることです」
「この水子さんを供養したら少しはよくなるでしょうか?先生、ぜひ供養をしてください」
「供養は、あなた方がするのです。あなた方自身の行為が供養となって現れるのですから、あなたの心と行いが大切です。
坊主が祈ってもあなたはよくなりません。坊主はその方法でもって手助けできるだけで、供養を行う主役はあなたがたですよ。
「善因 善果・悪因・悪果」すべては、あなたの行為から生じているのですからね」
「わかりました。どのようにすれば・・・」
「あなたは、どちらの石屋さんでお墓を建てたのでしたかね」
「岡山の石材さんに建ててもらいましたが・・・」
「そうですか。でも岡山県から兵庫県まできてくれますか?」
「電話すればすぐきてくれますが・・」
「それでは、石材店さんにお地蔵さんを一体彫ってもらって、
あなたの菩提寺の住職さんに開眼供養と水子供養をしてもらって下さい。
そのときは永代供養料も忘れないように。
それから毎日続けて二十一日お祈りしてください」
このご主人は、自分が女性に命じて堕させて水子ならともかく、彼女の親に仲をさかれた後の水子なのに・・・と最初は思ったらしいのです。
けれども、現実に財産はどんどん減っていくし、借金は増え続けるので、困ったときの神だのみ的にお地蔵さんを建立したのでした。
彼女との水子でも、あなたの子供に変わりはないでしょう、という奥さんの心に勇気づけられながら夫婦は水子地蔵さんに日参しました。
最初の七日間、建売住宅が売れ始めました。
次の七日目にはいままで集金できなかった家の建築代金が半分ですが入金されました。
二十一日の満願の日、夫婦は「会社のなかも明るくなり、顔色も明るくなりましたよ」と、従業員から言われるようにまでなったのです。
救いを呼ぶ水子霊
佐藤玄明 著
*****************************************
自宅で出来る水子供養の方法
https://ameblo.jp/tensinokodomo/entry-12312415101.html
https://ameblo.jp/tensinokodomo/entry-12309793215.html
ご参考になれば幸いです。
「私たちの水子は・・・」
「そうです、あなたがたの水子さんは、立派に手助けされていると言ったでしょう。
ところがご主人、二十歳ごろを思い出してください。
問題は、あなたの独身時代の水子なのです」
「主人の二十歳ごろですか先生、私も主人から聞いたことがあります。
私と結婚する前付き合っていた女性が妊娠したとか言ってましたが・・・」
「そんな、三十年近くも前の水子がたたるんですか」
「ご主人、正式には二十七年前でしょう。恨んでいますよ、すがっているんですよ」
「そうですか、するとあのときの・・・・・」
このご主人が、まだ大工の弟子として修業中の二十歳になったばかりのときに、
集団就職で九州からでてきたある十八歳の女性と交際し、彼女は妊娠したのです。
ところが、彼女の親が、娘は九州の地元で結婚させるというので、むりやり仲を引き離し、九州へ連れて帰ってしまいました。
このとき、彼女は妊娠していたのですが、やむなくお腹の子を堕ろしていたのです。
それからちょうど二十七年たって、いまは兵庫県に住む父親に、供養をしてほしいとすがってきたのです。
「先生、どうすればよろしいでしょうか」
「供養してあげることです」
「この水子さんを供養したら少しはよくなるでしょうか?先生、ぜひ供養をしてください」
「供養は、あなた方がするのです。あなた方自身の行為が供養となって現れるのですから、あなたの心と行いが大切です。
坊主が祈ってもあなたはよくなりません。坊主はその方法でもって手助けできるだけで、供養を行う主役はあなたがたですよ。
「善因 善果・悪因・悪果」すべては、あなたの行為から生じているのですからね」
「わかりました。どのようにすれば・・・」
「あなたは、どちらの石屋さんでお墓を建てたのでしたかね」
「岡山の石材さんに建ててもらいましたが・・・」
「そうですか。でも岡山県から兵庫県まできてくれますか?」
「電話すればすぐきてくれますが・・」
「それでは、石材店さんにお地蔵さんを一体彫ってもらって、
あなたの菩提寺の住職さんに開眼供養と水子供養をしてもらって下さい。
そのときは永代供養料も忘れないように。
それから毎日続けて二十一日お祈りしてください」
このご主人は、自分が女性に命じて堕させて水子ならともかく、彼女の親に仲をさかれた後の水子なのに・・・と最初は思ったらしいのです。
けれども、現実に財産はどんどん減っていくし、借金は増え続けるので、困ったときの神だのみ的にお地蔵さんを建立したのでした。
彼女との水子でも、あなたの子供に変わりはないでしょう、という奥さんの心に勇気づけられながら夫婦は水子地蔵さんに日参しました。
最初の七日間、建売住宅が売れ始めました。
次の七日目にはいままで集金できなかった家の建築代金が半分ですが入金されました。
二十一日の満願の日、夫婦は「会社のなかも明るくなり、顔色も明るくなりましたよ」と、従業員から言われるようにまでなったのです。
救いを呼ぶ水子霊
佐藤玄明 著
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自宅で出来る水子供養の方法
https://ameblo.jp/tensinokodomo/entry-12312415101.html
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ご参考になれば幸いです。