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昨日の疲れを癒すために今日は完全休養日にした。
昨日、プロ野球の千葉ロッテ対オリックス戦で佐々木朗希投手が完全試合を達成した。
<完全試合特集> 日経より
●ロッテ・佐々木朗希が完全試合 巨人の槙原以来28年ぶり
13者連続奪三振のプロ野球新記録も樹立
スポーツ
2022年4月10日 16:31 (2022年4月10日 17:09更新) [有料会員限定]
オリックス3回戦で13者連続三振を奪うプロ野球新記録を達成したロッテ・佐々木朗希投手(10日、ZOZOマリンスタジアム)=共同
プロ野球ロッテの佐々木朗希投手(20)が10日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われたオリックス3回戦で史上16人目、16度目の完全試合を達成した。1994年に巨人の槙原寛己がマークして以来、28年ぶり。20歳5カ月での達成は史上最年少。
佐々木朗は一回2死から13者連続奪三振のプロ野球新記録も樹立。これまでの記録は1957年の梶本隆夫(阪急)と58年の土橋正幸(東映)の9だった。計19奪三振は95年に野田浩司(オリックス)がマークした1試合の最多記録に並んだ。
佐々木朗は岩手・大船渡高時代に球速163キロをマークして注目され、2020年にドラフト1位でロッテ入団。昨季にプロ初勝利を含む3勝を挙げ、クライマックスシリーズ(CS)でも好投した。今季は3年目で初めて開幕ローテーションに入り、この試合も含めて3試合連続2桁奪三振をマークするなど好投を続けている。
●完全試合のロッテ・佐々木朗希、異空間へ誘った105球
スポーツ
2022年4月10日 19:29 [有料会員限定]
オリックス戦で史上16人目の完全試合を達成したプロ野球ロッテの佐々木朗希投手=共同
27人目の打者、代打杉本への3球はいずれもフォークボール。カウント0-2からの147キロの高速フォークに、力なく昨季の本塁打王のバットが空を切った。プロ野球タイ記録となる19個目の三振で達成された完全試合。スクリーンに「PERFECT」の文字が映し出され、球場の興奮は最高潮に達した。
投本間の距離が短くなったのか、ストライクゾーンのルールが変わったのか…。もちろんそんなことはないのだが、正常な野球の時空をゆがめるような投球だったのは確かだ。
13者連続奪三振のプロ野球新記録も樹立した=共同
奪三振を意識していたわけではないという。連続奪三振も、1試合19個の記録も考えなかった。「三振は3球以上かかるので。前に打球が飛んでもらっても、初球を打ってもらっても、全然よかったと思っていた」。それはそうかもしれない。プロ2年目の昨年から、1軍で投げ始め、これが通算14試合目。完封どころか、完投もなかったのだから、まずは一人一人、という気持ちだったのは間違いない。
圧巻は一回の3アウト目、吉田正から五回までの13連続奪三振。吉田正からは3打席連続三振を奪うことになるのだが、2つのボール球を除く10個のストライクのうち、バットに当てさせたのはファウル1つのみだった。当代を代表するバットコントロールの名手にしてこれだから、失礼ながら、ほかの打者が簡単に当てられるわけがない。
吉田正には気を使った形跡があり、四回は120キロ台のカーブを交えた。しかし、ほかの打者はほとんど直球とフォークの組み合わせだけ。大昔の投高打低の時代ならいざしらず、これほどシンプルな配球で達成された完全試合はあったものだろうか。
オリックス戦でロッテの佐々木朗希投手が達成した13者連続奪三振のプロ野球新記録。(上段左から)吉田正、ラベロ、福田、(中段左から)西村、紅林、福永、宜保、後藤、(下段左から)バレラ、吉田正、ラベロ、福田、西村=共同
手数がかかる三振だが、その良さを挙げるとすればミスやポテンヒットなど、不慮の事故のような出塁を許さず「確実にアウトをとれるところ」と佐々木朗は言う。過去の完全試合における奪三振の最高記録は1968年、外木場義郎(広島)の16個。それを上回り「事故」の可能性すらも消した投球は、変な表現をすれば、より〝完全〟な投球だったことになる。
ノーヒットノーランとは違い、失策の走者も許せない完全試合は野手にプレッシャーがかかる。だが、ロッテの野手陣はほとんどミスにおびえずに済んだ。
多少大げさながら、この日の投球は歴代の速球王の剛球と、野茂英雄さんの宝刀のフォークといった伝説に残るような決め球を合わせて、一身で操っていた、という感じになる。
持てる才能は誰もが認めていた。だが、これほど急激な進化をみせるとは誰が予想しただろう。「いずれやるだろうな、とは思っていたが、こんな早い段階でこういう試合ができるとは」と井口監督もあぜんとした口ぶりだった。
オリックス戦で完全試合を達成したプロ野球ロッテ・佐々木朗希投手の投球の連続合成写真(左から右へ)=共同
スタンドからは「すごい」を超えて「えげつない」という感嘆の声も上がった。異次元の105球は2万2431人の観衆をひとまとめにして、異空間に連れ込んでしまった。
この先、どんな投手になるのか。「あしたから(記録のことは)しっかり忘れて、次回、またいいピッチングができるように。1年間しっかり(ローテーションで)回ったことがないので、1年間いいパフォーマンスができるよう、準備していかないといけない」という本人のコメントから、想像するのは難しい。
はっきりしているのは野球、あるいはスポーツの枠を超えたヒーローになりうること、この完全試合はその物語の序章の1ページにすぎない、ということだけだ。
●佐々木朗希投手の完全試合、地元「すごすぎて言葉出ず」
社会・調査
2022年4月10日 18:50 (2022年4月10日 21:50更新)
完全試合と連続奪三振新記録を達成し、花束を手にスタンドの拍手に応えるプロ野球ロッテの佐々木朗希投手(10日、ZOZOマリンスタジアム)=共同
プロ野球ロッテの佐々木朗希投手が10日のオリックス戦で完全試合を達成したことに、地元・岩手県の関係者からは「すごすぎて言葉が出ない」と感嘆の声が上がった。
岩手県立大船渡高野球部で佐々木投手とチームメートだった千葉宗幸さん=東京都八王子市=は、インターネット中継で観戦。「かっこよくてしびれた。朗希の活躍には元気をもらえる」と喜んだ。
千葉さんの父で、野球部の遠征の際にバスの運転をした耕成さん=同県大船渡市=は「まさか完全試合を達成するとは」と興奮気味に話した。
佐々木投手は、東日本大震災で大きな被害を受けた同県陸前高田市の出身。津波で家族を失い、自宅も流され、大船渡市に引っ越した。千葉さんは「グラウンドを借りたり、狭い場所で練習したりしていた小中学校時代を思うと信じられない。けがに気を付けて、日本を代表するピッチャーになってほしい」と声を弾ませた。
大船渡高野球部OBで同部の監督経験もある県立宮古恵風支援学校副校長の吉田亨さんは「鳥肌が立つほどすごい。OBとして、野球ファンとしてうれしい」と感激。佐々木投手の活躍が被災地の希望になっているとして「感謝の気持ちが強い。さらに素晴らしい投手になると思う」と話した。
大船渡高近くの食堂店主、鈴木滋さんは「メジャーリーグに行って、大谷翔平選手を継ぐ存在になってほしい」と話した。〔共同〕
●ロッテ佐々木朗希「支えに感謝」 震災11年で思い語る
スポーツ
2022年3月11日 13:04 (2022年3月11日 13:11更新)
東日本大震災から11年となり、取材に応じるプロ野球ロッテの佐々木朗希投手(11日午前、千葉市)=共同
東日本大震災で父と祖父母を亡くしたプロ野球ロッテの佐々木朗希投手が11日、震災から11年を迎え千葉市のZOZOマリンスタジアムで取材に応じ「11年たったが、その時のつらさや悲しみはなかなか消えない。その中でも野球に打ち込めているのはたくさんの支えがあったから。支えてもらった人には感謝しかない」と思いを語った。
岩手県陸前高田市出身で、小学3年生のときに被災した。家族を失った上に、自宅も津波で流され、老人ホームでの避難生活を余儀なくされた。震災を経験していない子どもたちに向け「今ある当たり前のこととか、身近にいる大切な人のことを当たり前と思わずに向き合ってほしい」と真剣な表情で話した。
昨季1軍デビューを果たしプロ初勝利も挙げた。プロ3年目の今年はオープン戦などで球速163キロをマークするなど順調に調整を進め、主力投手として活躍が期待されている。シーズン開幕を前に節目の日を迎え、「僕が話すことで思い出してもらえたりとか、思ってもらうことに意味がある」と力を込めた。
東北を本拠地とする楽天は、静岡市の静岡県草薙総合運動場野球場でのDeNAとのオープン戦で半旗を掲げ、試合前に黙とうをささげた。〔共同〕
天気 晴れ(起床時の気温 16℃) 日の出5:13/日の入り18:10
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昨日、プロ野球の千葉ロッテ対オリックス戦で佐々木朗希投手が完全試合を達成した。
<完全試合特集> 日経より
●ロッテ・佐々木朗希が完全試合 巨人の槙原以来28年ぶり
13者連続奪三振のプロ野球新記録も樹立
スポーツ
2022年4月10日 16:31 (2022年4月10日 17:09更新) [有料会員限定]
オリックス3回戦で13者連続三振を奪うプロ野球新記録を達成したロッテ・佐々木朗希投手(10日、ZOZOマリンスタジアム)=共同
プロ野球ロッテの佐々木朗希投手(20)が10日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われたオリックス3回戦で史上16人目、16度目の完全試合を達成した。1994年に巨人の槙原寛己がマークして以来、28年ぶり。20歳5カ月での達成は史上最年少。
佐々木朗は一回2死から13者連続奪三振のプロ野球新記録も樹立。これまでの記録は1957年の梶本隆夫(阪急)と58年の土橋正幸(東映)の9だった。計19奪三振は95年に野田浩司(オリックス)がマークした1試合の最多記録に並んだ。
佐々木朗は岩手・大船渡高時代に球速163キロをマークして注目され、2020年にドラフト1位でロッテ入団。昨季にプロ初勝利を含む3勝を挙げ、クライマックスシリーズ(CS)でも好投した。今季は3年目で初めて開幕ローテーションに入り、この試合も含めて3試合連続2桁奪三振をマークするなど好投を続けている。
●完全試合のロッテ・佐々木朗希、異空間へ誘った105球
スポーツ
2022年4月10日 19:29 [有料会員限定]
オリックス戦で史上16人目の完全試合を達成したプロ野球ロッテの佐々木朗希投手=共同
27人目の打者、代打杉本への3球はいずれもフォークボール。カウント0-2からの147キロの高速フォークに、力なく昨季の本塁打王のバットが空を切った。プロ野球タイ記録となる19個目の三振で達成された完全試合。スクリーンに「PERFECT」の文字が映し出され、球場の興奮は最高潮に達した。
投本間の距離が短くなったのか、ストライクゾーンのルールが変わったのか…。もちろんそんなことはないのだが、正常な野球の時空をゆがめるような投球だったのは確かだ。
13者連続奪三振のプロ野球新記録も樹立した=共同
奪三振を意識していたわけではないという。連続奪三振も、1試合19個の記録も考えなかった。「三振は3球以上かかるので。前に打球が飛んでもらっても、初球を打ってもらっても、全然よかったと思っていた」。それはそうかもしれない。プロ2年目の昨年から、1軍で投げ始め、これが通算14試合目。完封どころか、完投もなかったのだから、まずは一人一人、という気持ちだったのは間違いない。
圧巻は一回の3アウト目、吉田正から五回までの13連続奪三振。吉田正からは3打席連続三振を奪うことになるのだが、2つのボール球を除く10個のストライクのうち、バットに当てさせたのはファウル1つのみだった。当代を代表するバットコントロールの名手にしてこれだから、失礼ながら、ほかの打者が簡単に当てられるわけがない。
吉田正には気を使った形跡があり、四回は120キロ台のカーブを交えた。しかし、ほかの打者はほとんど直球とフォークの組み合わせだけ。大昔の投高打低の時代ならいざしらず、これほどシンプルな配球で達成された完全試合はあったものだろうか。
オリックス戦でロッテの佐々木朗希投手が達成した13者連続奪三振のプロ野球新記録。(上段左から)吉田正、ラベロ、福田、(中段左から)西村、紅林、福永、宜保、後藤、(下段左から)バレラ、吉田正、ラベロ、福田、西村=共同
手数がかかる三振だが、その良さを挙げるとすればミスやポテンヒットなど、不慮の事故のような出塁を許さず「確実にアウトをとれるところ」と佐々木朗は言う。過去の完全試合における奪三振の最高記録は1968年、外木場義郎(広島)の16個。それを上回り「事故」の可能性すらも消した投球は、変な表現をすれば、より〝完全〟な投球だったことになる。
ノーヒットノーランとは違い、失策の走者も許せない完全試合は野手にプレッシャーがかかる。だが、ロッテの野手陣はほとんどミスにおびえずに済んだ。
多少大げさながら、この日の投球は歴代の速球王の剛球と、野茂英雄さんの宝刀のフォークといった伝説に残るような決め球を合わせて、一身で操っていた、という感じになる。
持てる才能は誰もが認めていた。だが、これほど急激な進化をみせるとは誰が予想しただろう。「いずれやるだろうな、とは思っていたが、こんな早い段階でこういう試合ができるとは」と井口監督もあぜんとした口ぶりだった。
オリックス戦で完全試合を達成したプロ野球ロッテ・佐々木朗希投手の投球の連続合成写真(左から右へ)=共同
スタンドからは「すごい」を超えて「えげつない」という感嘆の声も上がった。異次元の105球は2万2431人の観衆をひとまとめにして、異空間に連れ込んでしまった。
この先、どんな投手になるのか。「あしたから(記録のことは)しっかり忘れて、次回、またいいピッチングができるように。1年間しっかり(ローテーションで)回ったことがないので、1年間いいパフォーマンスができるよう、準備していかないといけない」という本人のコメントから、想像するのは難しい。
はっきりしているのは野球、あるいはスポーツの枠を超えたヒーローになりうること、この完全試合はその物語の序章の1ページにすぎない、ということだけだ。
●佐々木朗希投手の完全試合、地元「すごすぎて言葉出ず」
社会・調査
2022年4月10日 18:50 (2022年4月10日 21:50更新)
完全試合と連続奪三振新記録を達成し、花束を手にスタンドの拍手に応えるプロ野球ロッテの佐々木朗希投手(10日、ZOZOマリンスタジアム)=共同
プロ野球ロッテの佐々木朗希投手が10日のオリックス戦で完全試合を達成したことに、地元・岩手県の関係者からは「すごすぎて言葉が出ない」と感嘆の声が上がった。
岩手県立大船渡高野球部で佐々木投手とチームメートだった千葉宗幸さん=東京都八王子市=は、インターネット中継で観戦。「かっこよくてしびれた。朗希の活躍には元気をもらえる」と喜んだ。
千葉さんの父で、野球部の遠征の際にバスの運転をした耕成さん=同県大船渡市=は「まさか完全試合を達成するとは」と興奮気味に話した。
佐々木投手は、東日本大震災で大きな被害を受けた同県陸前高田市の出身。津波で家族を失い、自宅も流され、大船渡市に引っ越した。千葉さんは「グラウンドを借りたり、狭い場所で練習したりしていた小中学校時代を思うと信じられない。けがに気を付けて、日本を代表するピッチャーになってほしい」と声を弾ませた。
大船渡高野球部OBで同部の監督経験もある県立宮古恵風支援学校副校長の吉田亨さんは「鳥肌が立つほどすごい。OBとして、野球ファンとしてうれしい」と感激。佐々木投手の活躍が被災地の希望になっているとして「感謝の気持ちが強い。さらに素晴らしい投手になると思う」と話した。
大船渡高近くの食堂店主、鈴木滋さんは「メジャーリーグに行って、大谷翔平選手を継ぐ存在になってほしい」と話した。〔共同〕
●ロッテ佐々木朗希「支えに感謝」 震災11年で思い語る
スポーツ
2022年3月11日 13:04 (2022年3月11日 13:11更新)
東日本大震災から11年となり、取材に応じるプロ野球ロッテの佐々木朗希投手(11日午前、千葉市)=共同
東日本大震災で父と祖父母を亡くしたプロ野球ロッテの佐々木朗希投手が11日、震災から11年を迎え千葉市のZOZOマリンスタジアムで取材に応じ「11年たったが、その時のつらさや悲しみはなかなか消えない。その中でも野球に打ち込めているのはたくさんの支えがあったから。支えてもらった人には感謝しかない」と思いを語った。
岩手県陸前高田市出身で、小学3年生のときに被災した。家族を失った上に、自宅も津波で流され、老人ホームでの避難生活を余儀なくされた。震災を経験していない子どもたちに向け「今ある当たり前のこととか、身近にいる大切な人のことを当たり前と思わずに向き合ってほしい」と真剣な表情で話した。
昨季1軍デビューを果たしプロ初勝利も挙げた。プロ3年目の今年はオープン戦などで球速163キロをマークするなど順調に調整を進め、主力投手として活躍が期待されている。シーズン開幕を前に節目の日を迎え、「僕が話すことで思い出してもらえたりとか、思ってもらうことに意味がある」と力を込めた。
東北を本拠地とする楽天は、静岡市の静岡県草薙総合運動場野球場でのDeNAとのオープン戦で半旗を掲げ、試合前に黙とうをささげた。〔共同〕