ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

NZ旅 №1―――クライストチャーチに着いたぞ~~!

2013年12月02日 | ニュージーランド旅2013

2013/11/13 前日の18:25(日本時間)に成田を出発し、ニュージーランド航空の直行便でニュージーランド南島のクライストチャーチに9:55(ニュージーランド時間)到着しました。時差は4時間(夏時間の+1時間を含む)ですから、日本ではまだ6時ころなのですが、まったく時差ボケもなく普通に馴染んでいます。

これからずうっとお世話になるリアルニュージーランドのスタッフ、藤井さんと華世ちゃんが出迎えて下さいました。今回は華世ちゃんとの縁や幾つかのタイミングの合致で実現した旅行です。(このブログとしては例外ですが、リアルニュージーランドの社名とスタッフ名は実名登場です)
さっそく、市内観光へ。

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▲2011年2月の大地震で崩壊したクライストチャーチ大聖堂。その後の余震でも崩壊が進み、修復再建を断念、取り壊しが進んでいました。英連邦の国らしく、アングリカン・チャーチ(英国国教会)の聖堂で、1864年に建設がスタート、40年後の1904年に完成したのだそうです。11:45ころ。
あの地震の時は、その翌月に東日本大震災が起こるとは想像だにできませんでした。でも、クライストチャーチの大地震も忘れてはいけないのだと、この大聖堂を見て、あらためて思います。

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▲大聖堂周辺は街の中心部で、ホテルやビジネスの高層ビルが立ち並ぶエリアだったそうです。それが今はこの状態。瓦礫が片付けられた空き地の方が多いくらいです。この地域にあったオフィスも周辺郊外へ移っているようですね。11:48ころ。

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▲大聖堂はもちろん使用できませんから、教会の催しをする仮の大聖堂を建てました。それがこの建物です。今年8月に完成し、今後10年間は使用される予定なのだそうです。11:51ころ。
注目はこの建物には紙管が使われていること。しかも、設計者が日本人の坂茂さんなのです。

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▲内部はこんな感じ。天井の紙管は見ての通りですが、十字架まで紙管だったのにはちょっと驚きました。たしか、椅子やテーブルも紙だったのではないでしょうか。11:58ころ。

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▲近くにこんな場所がありました。「185 Empty Chairs」と命名されたオブジェで、2011年2月の大地震で亡くなられた185名の方々を想ってのものでしょう。ひとつひとつ異なる185脚の白い椅子。小さな椅子は幼い命なのだろうなぁと、目の奥がよけいに熱くなります。
ひとつの椅子に座って、ご冥福をお祈りしました。12:04ころ。

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▲市内のアウトドアショップへ行きました。品揃えや価格は日本とさほど変わらないと感じましたが、広々としていて気持ちいいですね。12:50ころ。
その後、中華料理店で飲茶ランチ。ひとり11$(ニュージーランドドルです。日本円で約970円)ですから、リーズナブルですね。

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▲今晩の宿「The Asheley Hotel Christchurch」です。二階の右、階段のあたりの部屋でした。15:40ころ。
街の中心部のホテルは多くが被害を受け営業できなくなったようですが、ほんのわずかな距離はなれているだけで大丈夫だったようです。

ホテルにチェックインしてから、しばしの自由時間がありました。ホテルはリカルトンRiccarton地区にありますから、ハグレイ公園(Hagley Park)へ行く選択もあったのですが、あえてリカルトン通りを公園とは反対側の西へ行き、商店が並ぶ通りをモールまで行きました。
ミネラルウォーター、小さなノート、ボールペン、ポカリスウェットを買いました。驚くことはいろいろありますが、パイロットのボールペンが4.99$(約440円)、500ccのポカリスウェットが2.96$(約260円)もしたことです。ポカリスウェットはアジアの商品を扱っている店で見つかったものなので高かったのでしょうが、ボールペンは!

でも、本当に驚いたことはそんなことではありません。
ニュージーランドびっくり事情その1
最初に5.98$の買い物をし、20$を出しました。お釣りは14$2¢ですよね。でも、14$しかくれません。ほんの瞬間待ち受けたのですが、やはり出してくれる雰囲気はありません。
次の店では1.99$、さらに99.99$(これはアウトドアショップでセールがあり実にお買い得のS子の服です)、2.96$と立て続けに買い物をし、お釣りを待ちましたが、くれません。店員の方々からも「旅行者っぽい奴だから騙してやろう」とかいった悪意はさらさら感じられません。ごくごく自然です。
僕は考えました。「ニュージーランドはおおらかな国で数セントの額なんかみんな気にしないんだ」と。でも、「いくらなんでもNZほどの文化国家でそんないい加減なことがあるはずはない! これには深い理由があるはず」と思いを巡らせ始めて辿り着いた真っ当かつ論理的帰結がこうでした。「そんな小額硬貨が存在しないんだろう」。後で華世ちゃんに聞いて見るとズバリ的中! 最小硬貨が10¢なのでそれより少額のお釣りは四捨五入するのだとか。
納得です。

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▲ホテルからの眺めです。19:14ころ。

19時過ぎても、まだギラギラと太陽が照りつけている感じがあるのには驚きます。陽が傾いて来る夕方の感じに乏しいのです。

それから、4人ですぐ近くの地ビール蔵元が経営しているレストランへ行きました。人気の店のようでお客さんで満員です。ビールはもちろん、料理もワインも美味しいお店でした。
Welcome Partyということで、僕たち二人は食費をわずか負担しただけです。感謝。

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▲こんなホテルでした。22:26ころ。

とにもかくにも、ニュージーランド初日。華世ちゃんはもちろん、実に頼りがいのある藤井さんも同行して下さるということで、なにやら大船に乗った気分で旅を楽しめそうです。


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1 コメント

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大聖堂の姿にはショックを受けます。前回行った時... (ano)
2013-12-10 11:15:36
大聖堂の姿にはショックを受けます。前回行った時に泊まったホテルも大聖堂の脇にあったので、きっと取り壊されてしまったのですね。被害の大きさを改めて感じました。でもクライストチャーチはまた美しくセンス良く復活してゆくことでしょう!!
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