ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

第8回山行μは雷雨と濃霧で途中撤退

2013年07月20日 | ハイキング/山行μや山行χ

2013/7/7  前日に母の四十九日の法要を済ませ、気持ちも新たに臨んだ第8回目の山行μです。選んだ山は烏帽子岳。熊本県には他にも烏帽子岳があるとのことで、区別するために阿蘇烏帽子岳と呼んでいるそうです。ポスターなどでよく見る草千里の写真で草原の向こう側に聳えている山が阿蘇烏帽子岳1337.2mですね。
Mちゃんももう小学4年生。一緒に山歩きをし始めたのは小学校前の年長組の時からです。本当は第0回の山行μもありますが、パパ同行だったので0回にカウント。振り返ると、子供の成長に驚かされる4年間ですよね。

朝はMちゃんのママに車で豊肥本線の最寄り駅まで送ってもらい、阿蘇カルデラ内の赤水駅で下車しました。7年前の昭文社の地図には登山口の湯の谷温泉阿蘇観光ホテル前までのバス路線があるようになっていましたが、駅前で人に聞くと「バスはなくなったよ」とのこと。タクシーで登山口へ向かいます。運転手さんの言うには、その路線バスとホテルとの経営母体が同じらしく、ホテルが営業を止めたので路線バスも無くなったようです。途中、去年の豪雨で崩れた道路の補修をまだやっている箇所があったりしました。

001
▲タクシーはずいぶん奥まで入ってくれました。廃墟に近づきつつあるホテルを過ぎて降りた場所がここ。露天風呂とかがあったあたりだとか。源泉の湯気が勢いよく吹き上がっていました。10:19ころ。

003
▲轟音と共に噴き出している温泉の湯気。10:21ころ。

004
▲噴泉のすぐそばが登山口です。こんな看板がありました。10:21ころ。

010
▲遊歩道となっているくらいですから、道はよく整備されています。でも、遊歩道と呼ぶほどではありませんね。おそらくホテルがあった頃はお客さんが歩くことも多かったんでしょう。今では普通の登山道と言えるほどです。
森の中を登って行きます。10:42ころ。

012
▲トリアシショウマでしょうか? ヤマブキショウマでしょうか? よく分かりませんが、雰囲気のある花で、僕は好きです。10:46ころ。

014
▲マムシグサでしょうか? サトイモ科の植物です。葉や球根は有毒で、食べると口から喉にかけて猛烈な痛みが走り、唾を飲み込むことすら出来なくなるそうです。10:48ころ。

015
▲ヒキガエル出現。Mちゃんは「カワイイ」と言って、怖がる様子はありません。でも、カメムシは大嫌いなのです。10:49ころ。

020024
▲ガクアジサイも好きな花です。この写真の花の正式名称はよく分かりませんが、ガクアジサイの中のヤマアジサイなのでしょうか? 11:00ころ。

030031
▲シソ科のウツボグサだと思います。11:33ころ。

033
▲ヤマボウシも咲いていました。11:46ころ。

034
▲湯の谷温泉からの登山ルートはいったん草千里に出るのですが、草千里が近づくころ、雷が聞こえるようになりました。今日の天気予報には不安定な要素が多く、雷雨もあるようなことを言っていましたから、Mちゃんのママには「雷が聞こえるようになったら下山します」と言ってあったのです。雷は怖いですから・・・・
でも、草千里にさえ出れば、建物はありますし、バスで下山も出来ます。草千里の建物に入るまでのわずかな時間に被雷する可能性もあるのですが、それは湯の谷温泉へ下山するとしても同様です。
写真は草千里の端っこに出たところです。雨も降って来ていましたから、二人ともカッパを着ました。12:11ころ。

035
▲四方ガスで真っ白です。Mちゃんはこんな体験は初めてなんだそうです。子供にとってはすべてが貴重な体験。12:12ころ。
このあと、阿蘇火山博物館ロビーで雨宿り。お昼御飯を食べ、天候回復を期待して待ちましたが、いっこうに回復の兆しはありませんでした。

038
▲この柵は子供たち(大人だっていいのですが)が乗せてもらえる馬がいる場所なのです。13:08ころ。
以前所属していた山岳会のHPに載せたので、小学1年生のころのMちゃんを見てあげて下さい。 http://teizan4.blogspot.jp/2010/08/blog-post_24.html 

039
▲バスに乗って下山することにしました。待っている人たちは韓国の若者です。13:09ころ。

040
▲バスで少し標高を下げると、霧の中からは脱出です。米塚が綺麗に見えています。13:20ころ。

045
▲放牧されている牛ものどかに草を食んでいます。13:24ころ。

047
▲豊肥本線の阿蘇駅の駅前です。阿蘇の山々の山頂部分はまだ雲の中でした。13:38ころ。

049
▲列車がホームに入って来ました。13:52ころ。

051
▲Mちゃんが山中で拾った鳥の尾羽。おそらく、ヤマドリではないでしょうか? 13:58ころ。

052
▲立野駅付近では日本でも珍しいスイッチバック方式の線路が見られます。急勾配を登って行くのに、Z字状に列車の進行方向を変更しながら上がって行くのです。写真のもう一本の線路がほんの少し前までこの列車が通っていた線路です。14:21ころ。

今朝の乗車駅までMちゃんのママが車で迎えに来てくれました。
雷雨と濃霧、それが原因の山行の中断。Mちゃんにとっても初めてのいい体験だったことでしょう。阿蘇烏帽子岳には再び来たいと思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。