岡山新報デジタル

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岡山新報デジタル【今日は何の日】

2023-05-26 06:58:57 | 日記
源泉かけ流し温泉の日(5月26日 記念日)
鎌倉時代の第84代順徳天皇(1197~1242年)の時代から「日本三御湯(みゆ)」の一つに数えられた長野県の野沢温泉。その源泉をかけ流しで提供する旅館などで結成した「野沢温泉源泉かけ流しの会」が制定。

日付は、この日が「源泉かけ流し全国温泉サミット」の開催日であり、また、「ご(5)くじょうなふ(2)ろ(6)」(極上な風呂)と読む語呂合わせにもなっている。科学的にも確認されているその泉質の良さをアピールすることが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

「日本三御湯」は、順徳天皇のときに皇室が選ぶ日本の名湯9ヵ所の中で、三温泉だけに「御湯」という称号が与えられたことに由来する。宮城県「秋保温泉」(名取御湯)、長野県「別所温泉」(信濃御湯)、長野県「野沢温泉」(犬養御湯)とされている。



野沢温泉は、長野県の野沢温泉村にあり、麻釜(おがま)など30余りの源泉がある。泉質は硫黄泉で、浴用効果として、慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病などが挙げられる。温泉街の中心にある「大湯」をはじめ、「外湯」と呼ばれる無料の共同浴場が13ヵ所あるのが特徴で、源泉かけ流しの外湯めぐりをすることもできる。



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2023-05-23 05:57:28 | 日記
世界亀の日(5月23日 記念日)
アメリカの非営利団体「American Tortoise Rescue」が2000年(平成12年)に制定。英語表記は「World Turtle Day」。

亀について知り、亀に敬意を払い、亀の生存と繁栄のための人間の手助けをする日。「American Tortoise Rescue」は、捨てられた亀や行方不明の亀のための活動、絶滅の恐れのある亀の保護、亀の違法な販売の抑止などを行っている。



国などにより多少異なるが、「tortoise(トータス)」は主に陸上に生息する「リクガメ」を、「turtle(タートル)」は海または水中に生息する「ウミガメ」を意味する。「American Tortoise Rescue」は、「tortoise」と「turtle」のすべての種を保護するとしている。

イソップ童話の「ウサギとカメ」(The Tortoise and the Hare)のカメは、リクガメの「tortoise」で、物語にもあるように足の遅さが特徴である。ちなみに「hare」は、飼いウサギの「rabbit」よりも体や足が大きい、耳が長い、穴暮らしをしないという特徴がある野ウサギを意味する。

アメリカン・コミックスが原作でアニメや映画にもなっているミュータント・タートルズ(忍者タートルズ、Teenage Mutant Ninja Turtles)は、ウミガメの「turtle」である。普段はニューヨーク市の下水道の中で暮らし、犯罪者やエイリアンと戦っている。



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2023-05-22 06:53:25 | 日記
うなぎの未来を考える日(5月22日 記念日)
株式会社鮒忠(ふなちゅう)が提唱する「うなぎの未来を考える日」普及推進委員会が制定。

日付は2009年(平成21年)5月22日にマリアナ諸島付近にて、世界で初めて天然ニホンウナギの卵を採取することに成功し、うなぎの完全養殖化への道が開けたことから。限りある天然資源であるうなぎを絶滅から守り、うなぎの生態と正しい食文化を広めて後世に残すことが目的。記念日は2019年(平成31年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

鮒忠は、東京都台東区浅草に本社を置き、レストラン・フランチャイズ・食品加工販売などの事業を展開している。同社の創業者・根本忠雄は「焼き鳥の父」と呼ばれており、同社は8月10日を「焼き鳥の日」に制定している。



うなぎの養殖について
日本では主にニホンウナギで蒲焼や鰻丼などの調理方法が考案され、ウナギは古くから日本の食文化に深い関わりを持つ魚である。漁業・養殖ともに日本では広く行われてきたが、現在商業化されている「養殖ウナギ」は天然稚魚を育てたものである。

養殖に必要となる稚魚は海外から輸入されているが、出所の不透明さが指摘されているほか、天然資源が枯渇すると養殖不可能となる問題もある。天然稚魚の減少もあり、天然稚魚を必要としない受精卵からの「完全養殖」が進められている。

2010年(平成22年)、水産総合研究センターが受精卵から人工孵化したウナギを親ウナギに成長させ、さらに次の世代の稚魚を誕生させるという完全養殖に世界で初めて成功したと発表。その後、孵化直後の稚魚の餌など様々な問題を解決してきたが、完全養殖の商業化についてはコスト面で課題が残されているのが現状である。



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2023-05-21 06:42:04 | 日記
⭕小学校開校の日(5月21日 記念日)
1869年(明治2年)のこの日、京都市に日本最初の近代小学校「上京第二十七番組小学校」と「下京第十四番組小学校」が開校した。

「上京第二十七番組小学校」は後の「柳池りゅうち小学校」、「下京第十四番組小学校」は後の「修徳しゅうとく小学校」である。当時の京都には、上京・下京のそれぞれに番組(学区)という行政区画が置かれ、番組ごとに小学校が建てられたため、「番組小学校」と呼ばれた。

「上京第二十七番組小学校」の創設者であり、私財を投じて校舎や敷地を寄付した商人・熊谷直孝くまがい なおたかを初め、多くの寄付や献金が住民から集まった。そして、地域が一丸となって学校の建設が進められ、年内には64の番組小学校が開校した。国が「学制」を定める3年も前のことであった。

学制とは、日本最初の近代学校制度に関する基本法令のこと。1872年(明治5年)に公布され、日本における近代学校の成立・発展の基礎となった。全国に小学校をつくり6歳以上の男女が身分に関係なく通うことを目指したもので、義務教育の始まりであった。

「柳池小学校」は戦後の新学制によって「柳池中学校」となり、統廃合を経て2003年(平成15年)に「京都御池中学校」となったが、敷地内には「日本最初小学校」と記された石碑が建てられている。



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2023-05-20 06:54:37 | 日記
森林の日(5月20日 記念日)
岐阜県美並村など、村名の頭に「美」の字がつく村10村で結成した「美し村(うましさと)連邦」が制定。「森林の日」の「森林」は「もり」と読む。

日付の5月は「森林」の中に「木」が5つ入っていることから、20日は「森林」の総画数が20画であることから。



「美し村連邦」について
1989年(平成元年)、村名の頭に「美」がつく全国10村が「全国美しい村サミット」を開いて交流を深め、1999年(平成11年)に「美し村連邦」を発足させた。10村は毎年、持ち回りで会議を開き、豊かな自然の保護や過疎、高齢化対策をテーマに活動を行っていた。

その10村は、岐阜県美並村、茨城県美和村、茨城県美浦村、長野県美麻村、三重県美里村、三重県美杉村、和歌山県美山村、岡山県美甘村、徳島県美郷村、愛媛県美川村である。

しかし、平成の大合併により、茨城県美浦村以外の9村が消滅することから、2003年(平成15年)10月3日に茨城県美和村で最後の会議が開かれ、「美し村連邦」は解散している。ちなみに現在、茨城県内にある村は、美浦村と東海村の2村のみである。

森林とその機能について
国土面積に占める森林面積の割合を「森林率」というが、日本の森林率は約66%で、国土の約3分の2が森林である。日本の国土面積は約3,779万ヘクタールで、森林面積は約2,500万ヘクタールである。フィンランドやスウェーデンのように世界有数の森林国といえる。世界の森林率は約30%で、森林面積は40億ヘクタールである。

森林には、渇水や洪水を緩和し、川の流量を安定させる水源かん養機能や土砂崩れの防止機能、雨水の浄化機能などがある。また、温室効果ガスである二酸化炭素を吸収・貯蔵するため地球温暖化の防止機能もある。そのため、これから未来に向けて森林を守っていく必要がある。

日本では、法律や森林を守る制度などによって、「森林の木を伐ったら苗木を植え、育て、再び森林にする」ことになっている。そのため、日本の森林面積は過去40年間減ることはなく、横ばいである。良い森林を造るためには植樹、下刈り、間伐などの手入れや管理が重要である。しかし、山の手入れや管理をする人は、年々高齢化しているため、その担い手の減少が懸念されている。