タイ女性との結婚

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タイ女性との結婚22 女史たち

2012-07-01 15:21:06 | 日記

m氏の彼女の自慢の中国人妻がm氏と離婚するため彼ら夫婦が永遠に別々に暮らすために俺にその手伝い頼まれたこと・・・


彼女と俺の職場の同僚の中国人女性たちと共に、彼女が働いたお金で買った・・彼女のもの、テレビ、冷蔵庫、洗濯機・・


それらをm氏の住んでいる元から引きあげて、彼女、m氏の妻のもとに送り届ける事・・・それが今夜俺が中国女性たちに依頼された仕事だった

もはや夫婦という形に成立しない以上・・中国人女性の考えた方というものは・・

別れた日本人亭主に物品として何も残さず、自分が汗水たらして買ったものは、すべて自分が持っていく・・そういう感覚でいるらしい 

日本人同士の離婚にしても、そういう感覚というものは多少ともあるものであるが、いわいる生活必需品である電化製品

テレビ、冷蔵庫、洗濯機、いくらm氏が収入が無く、それらの物が買えない旦那であっても・・

仮にも夫婦で暮らしていた思い出深い生活必需品の電化製品をすべて持ち去っていくという感覚というものに・・

何かやりきれないものを俺は感じる・・夫婦というものはそんなものであろうか?

しかし、俺もm氏に負けず劣らず、結局後に自分の中国人妻と別れてしまったのであるが、m氏のところと同様に、彼女にしても別れ際に今まで俺に買ってくれた誕生日のプレゼント、衣服、時計、CDプレーヤ、夫婦共同で支払っていた車のローンのお金、彼女が支払っていた分・・

すべてを返却することを彼女に要求され、彼女はそれをすべて手に入れて、俺の元から去っていった 

中国女性と言う物はそんな部分というものは何か現実自分が支払ったお金というものは一円たりとも疎かにしないという感覚があるらしい

逆に我々日本人の旦那が彼女ら中国人妻に提供したもの・・

我々日本人が彼女ら中国人妻に与えてきたもの・・精神的なもの金銭的なもの・・ビトンのパック・・高価な化粧品、携帯電話・・高い衣服・・車・・

そんなものは当然のように彼女らの体内、心の中に入れ込まれ、決して彼女らの身体の中から間違ってもハイ出てくることはない

 日本人は中国人よりもお金を持っている 其の日本人がお金もなくなり、仕事も失い、身体も病に蝕まれ、彼女らにとって、まるで、歯磨きのチューブの中から、歯磨き粉が全部出し切った状態の抜け殻のチユーブであると彼女らが日本人の旦那を認識したとき、

中国人女性いわく

無い人 おっちゃんは無い と中国女性に言われた事というのが、その無いという一言に日本人と結婚するというメリットがもう失われてしまっている ということを言い表されているということなのだろう・・

そんな中国人女性とある意味結婚してしまった という現実、過去と言うものは、今から考えると自分達の汚点でもあるけれど、しかし

 日本人女性と結婚できない 

経済的に、恋愛する能力として・・国際結婚を選ばざるをえなかった・・・我々は、ある種の不具者であることであるかぎりは、その過去も現実も受け入れざるよう仕方がない感じがする 

それを糖尿病であり人工透析を受け、男性としての機能も失われた・・

そして職も名誉もお金も失った中高年であるm氏の場合は、今回の離婚というものは以前の彼の言動、職歴、彼の日本人としてのプライド 

彼曰く

私は中国人にオンブに抱っこされている状態ではなく、彼らをうまく利用して、支配する という 

彼の長年中国で華々しい仕事をしてきた彼の経歴、経験、プライドからくる思考からしたら、

今回の離婚は、中国人妻が何もかも持ちだして出ていく状況は誇り高い彼からしたら、恥の上塗りであるし、とても、受け入れがたいものであったと想像するにやまない 

そんな恥の思考の中での、以前俺が彼を見た、あの自慢に満ちたプライドの高い彼との今夜の再会と言う物にある種、

俺の気持ちとして、悲しさとか懐かしさと言うより、以前彼と今回恥の上塗りとして、彼の失意の現在の状態、変化というものをじっくり観察してみたいと思った 

それは、まるである研究者が何かの実験をして、その研究者すらその実験結果の状態を知りえないある種、観察者と同じような感じ・・・

俺と同じ日本人で中国女性との国際結婚して、挫折してしまった、m氏・・その結末の状態と言うもの・・同じ糖尿病で中国妻を持つものとして・・・

彼の今の状態と言うものを怖いもの見たさのような・・・そんな期待から、今夜の彼ら夫婦の別離の引越しの手伝いを引き受けたという気持ちが強かった・・

彼は・・m氏は・・俺と再会してどのような話をしてくるだろうか?

以前の誇り高い自信に満ちた彼がどのように彼は変化してしまっているのか?

彼はあいも変わらずプライドの高い人間として存在しているのだろうか?

俺の今夜の期待は、そんな思いから、必然高まっていくばかりだった

そして、その夜 、待ち合わせの場所に、中国人女性たち同僚たちと自分の車、バンにのって彼らの住む場所に到着する 

道の広くない、俺のバンがギリギリ通れるか通れないくらいのせい住宅街の中、まだ夏場の七時というのに、そんな狭い薄暗い貧相な住宅街の中でたたずんでいるせいか、ずいぶんと夜の深まりの速さに季節がら違和感を感じる 

それに随分と蒸し暑い夜だ そんな夜、俺は中国人女性、会社の同僚の中国人女性と共に、そんな住宅街の彼ら夫婦のアパートの前に立つ、

ふと見ると、引越しを手伝いに来た同僚たちは女性ばかりで、以前俺に引越しを手伝ってくださいと言ってきた同僚の中国人女性三人と、彼女らの友達、中国人女性二人、そしてその友達の旦那である若い背の日本語のわからない中国人の男性、

彼の妻の友達は妊娠しているらしくお腹がずいぶんと大きかった・・そんな妊婦が引越しの手伝いなど…重いものを持てるわけでもなく・・引越しの手伝いなどできはずもない・・・

ただ、この場の中国人たちの集まりに来たいだけのお祭り気分の若い中国人女性・・

俺はその妊婦の中国女性のそんな感覚が理解できず苦笑せざるをえなかった・・そう・・すべてがそれ・・・これが中国人であった・・

そんな中国人の中で異邦人と化した日本人たる俺はそんな中国人たちの中で孤独であるしかなかった  

こんな日本にいながら、日本人と会いたいと思う気持ち・・ 彼女ら中国人たちの中で俺が、黙って、こんな蒸し暑い薄暗い夜の中でたたずんでいると・・そんな思いがつのるばかりで・・

m氏の引越しの手伝いという本来の目的よりも、早くこんな孤独感から解放され、日本人に会いたい 

m氏に会いたいという気持ちが募る一方だった 俺はそんな思いが強くなるままに、俺は日本語の少しわかる中国人同僚女性に問うた



mさんは?


彼女中国人同僚女性はその俺の言葉を聞くと戸惑いの表情でこう答えた 

 いると思いますが・・・ 

そんな彼女の言葉が終るか終らないうちに・・突然、狭い住宅の路地からm氏の妻が走りながら現れた


我々を見つけ、こちらに向かい、何かものすごい形相で早口の中国語で同僚の中国人女性に話しかけた


その情景は・・その彼女の姿は・・

m氏の美しい妻はもうすでに、俺の思いからくる・・

糖尿病で人工透析で苦しむ旦那をいたわり愛する献身的な妻のイメージではなくなっていた・・

彼女はすごい怒りの早口の中国語を話していた 彼女の同僚たちは彼女を取り囲むように聞いている

そのm氏の妻、彼女の顔は、昔中国での文化大革命時代の責任を問われて裁判で、

怒りの抗議をとなえていた江青女史と同じ怒りの表情の顔だった・・ 

 そうだった と

彼女も中国女性だった事を俺は彼女の同じ怒りの顔見たとき・・あらためて思い巡らすのだった・・


続く






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