かりんとうの小部屋Z

このブログでは趣味や仕事や生活について、まったりと語っています。

教室

2006年12月06日 23時28分05秒 | 仕事
教室
私の学校の教室は殺風景です。
五十音図も日本地図も貼っていない。
理由はよくわからないですが、何も無い。連絡事項の紙だけが時々貼られます。

何もない教室で勉強した学生と、いろんなものが貼ってあったり置いてある教室で勉強した学生では、意欲・能力等に差が出るでしょうか。

教室ってただ、学生を入れておく箱ではないと思うのですが、具体的にどうするのがいいのかっていうのは、わからなくないですか。
中級・上級のクラスに五十音図が貼ってあったってあんまり役には立たないと思いますし。




赤ちゃんの近くに遊び道具をおいといたら、それを使ってあそびますよね。
教室にもそういうのが必要なのではないでしょうか。
本でもなんでも、そういうのが要る気がする。



評価

2006年12月06日 23時18分17秒 | 仕事
評価


日本の中学校・高校では、中間期末のテスト後、成績を順位にして学生に通知します。私の高校では、ベスト50位は廊下に名前が掲示されました。

日本語教育では、おなじようなことはしないのですか。
同じようなこととは、

①テストの成績順位を学生に通知する
②ベスト○○を教室に貼る。

です。

自分のレベルがクラスでどの位置なのかはっきりわかるようになります。
また、クラス内で競争心が生まれます。
クラス全体で高い目標に挑もうという意識が生まれます。
成績下位者は、確かに、自分がびりだったら絶望的になりますが、例えば、漢字テストの成績はクラスで三番だったとかがわかれば、すこしはやる気になるでしょう。

日本語教育では、成績・評価が、学習者個人の中で自己完結してしまって、よくない気がするんです。

という考えを持っていたワタクシ。これを書いたのは10月はじめ。ある日本語サイトに。

いま、初級クラスではテストのたびに順位を通知しています。
貼り出すのはやってないです。
最近、学生はテストをおそれるようになりました。ワタクシがプリントを配ろうとすると、「テスト?」の声がかならず飛んできます。
でも、意外といやがってないような気がする。超真剣にやってるし。

今のところはうまくいってると思いますが、今後はどうなるかわかりません。
まちがったら方向転換します。





学生との距離

2006年12月06日 23時08分39秒 | 仕事
学生との距離
私の養成講座の時の先生は、学校外では、学生とは一切関わらないといっていました。それは、学生と関わりたくないのではなく、ある意味「職業倫理」として、関係を避けているようでした。学生と個人的なつきあいをもつと、教師として公平に物事を見られなくなるといっていました。
私は、その意見に従って、しばらくはあまり学校外で学生と遊んだりしなかったのですが、最近になって、それがいいことかどうか疑問に思うようになってきたのです。
学校で見る学生の顔と、学校外での顔は、かなり違う。いい悪いは別として。
授業だけでは本質が見えない。だからもっと積極的に介入していったほうがいいのではないか、そう思うようになってきたのです。それは、興味本位ではありません。
また、たとえば学生が引越しをしたいが人手がない、というようなとき、手伝ってあげたりするのも、教師として大切なことではないかとおもうのですが。

ただ、A君の引越しは手伝ったけど、Bさんの時は手伝えなかった、となると、やっぱりまずいような気はしますが。