かりんとうの小部屋Z

このブログでは趣味や仕事や生活について、まったりと語っています。

主婦と節約

2014年05月03日 22時12分12秒 | 考えたこと
主婦は節約が好きだ。
家事を機械に取られ、家できることは限られている。
そんな主婦のよりどころは、節約だ。
たとえ掃除下手でも料理下手でも、節約できれば賢い奥さん。
節約するためには、家は貧乏でなければならない。
家の年収が3000万円になったら、節約の価値は下がってしまう。
そうすると必然的に主婦の価値も下がってしまう。
だからある程度貧乏でなくてはならない。
賢い主婦になるために、貧乏は必要不可欠なのだ。

金持ちになるためには、賢い主婦をやめ、節約もやめることが
必要ではないだろうか。
なーんてね。

運命的だと思わせること

2014年05月03日 22時01分07秒 | 考えたこと
運命的だと思わせること。

日本文化を習いたいと思っていた自分が、京都に来て大学のキャンパスを歩いていたら、
突然声をかけられて
能楽部に入った

これって運命!じゃないんだよね。でも先輩は、僕にこのことを「運命だとおもいこませる」ことに成功したんだよね。
だから続けたンだと思う。

じゃ、運命だと思わせるにはどうしたらいいの?それって難しい。

内田樹氏が書いていること

2014年05月03日 21時49分29秒 | BOOK
僕の考える生きる力とは「システムが瓦解して、無秩序状態になったときに、局所的に秩序と条理を立ち上げることのできる力」のことです。

「生きる力とは何か?」の最良の教科書はパニック映画です。

システムが瓦解し、マニュアルに書いていない出来事が続くとき、生き延びるためにどうしたらいいのか。

それがすべてのパニック映画の縦糸です。

おそらく人類史の黎明期からこのような物語は繰り返し語られてきたのでしょう。

高層ビルが火事になったり、大型客船が転覆したり、怪獣が都市を踏みつぶしたとき、政治家やお金持ちや有名人などが享受している「システム内部的な力」は使い物になりません。

危機的状況では、その場にある、ありものを使い回しして、有用なものを手作りできる力だけが使い物になる。

手元に残ったありものの資源を使い回して、有用なものを手作りするために必要な人間的資質とは。

楽観的であること。

先入観に囚われていないこと。

「使えるものは全部使う」度量があること。

何よりも一見すると無秩序に見える局面にも潜在している「局地的な法則性」を見いだす知性です。




ハリウッドのC級映画では「ゾンビも怖いが、死なない兵士も捨てがたい、さて、どちらを取るか」とか「アナコンダも怖いが、不死の蘭エキスはぜひ手に入れたい、さてどちらを取るか」といった「究極の問い」をめぐってしばしばドラマが展開する。
これらの映画にだいたい共通する教訓は、「我が身の安全よりも、利益を選んだ人間はたいへん不幸な目に遭う」ということである。
私はこういう種類の説話原型の含む人類学的知見に対してはつねに敬意を以て臨むことにしている。



内田氏のブログ、本より抜粋。