かりんとうの小部屋Z

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HELLO WORLD

2019年09月28日 21時53分54秒 | アニメ・ゲーム
京都を舞台にしたSF恋愛アニメ。
色んなレビューを見ると、結構1回ではわからないアニメと書いてある。なるほど。確かに私もわかりませんでした。
まあそれはいいや。そういうの今までもたくさんあったし。わからないなりに楽しめる作品も多かったし。(でも、
1回でわかる映画を作ってほしいな。だって何回も見るような映画じゃないし。)

私がこの映画で失敗だなぁと思うのは、一行瑠璃の扱い。感情移入できないんですよね。
まず声優が微妙だったっていうのがひとつ。これは本職の声優を使うべきだった。浜辺美波は滑舌が悪いのか、話すとき空気が漏れるのか、聞きづらかった。かなりがっかり点。

この映画は主人公の恋人瑠璃を落雷から救うために、世界の改変を行うってのが大きな話になってるんですが、
なんか瑠璃のエピソードが薄くて、「そこまで大切な人なの?別に救わなくてもいいんじゃね?」と私は思いながら
見てました。それほど大きなエピソードがないんですよね、2人には。図書委員で古本市を一緒にやって、多少好きな本の話をして…ぐらい。瑠璃が落雷に打たれたのも、主人公とつきあってから間もなくで、恋愛エピソードも出てこない。その点、「天気の子」はやっぱりうまいなーと思う。 帆高と陽菜の出会い、協力関係、食事シーン(一緒に食事するのって大事ですよね。)などを経て、かけがえのない関係になっていく。その描写に違和感がない。だから素直に感動できる。だけどこの作品はそれがないんだよなー。せめて1回ぐらいデートしたらよかったのに。

ていうかそもそも、なんで一行瑠璃の性格をクールビューティーにしたんだろう?もっと主人公に近いキャラとか、陽菜ちゃんみたいに明るい子とかにすればよかったのでは?あの映画の尺でクールビューティーの彼女を振り向かせ、好きにさせるのは時間がかかりすぎたのでは。瑠璃はゲームで言うと、好感度上げるのに時間がかかるタイプ。たぶん映画スタート時は好感度0、図書委員を一緒にやるあたりで20%、古本市で40%、つきあうってなった時も60%ぐらいだったんじゃないかな。絶対100%ではない。60%の関係の子のために世界改変を行うのか?はなはだ疑問。
まあつまり、瑠璃の魅力をうまいこと描けなかったかなと。だから彼女を助ける理由も薄くなり、物語も微妙になった。

あと、この作品には明確な敵が存在しない。対立軸は必要だったのでは。
きつね面だけでは弱かった。

他…

挿入歌はよくなかった。使い方の間違い。
この映画にもデイダラボッチっぽいのが出てきた。多いよね。
この映画の京都は狭いのか?堀川高校、伏見稲荷、双ヶ岡、宇治川…結構距離あると思うが?
堀口絵とCGの相性はあまりよくないのかもしれない。
堀口絵は大好きです。でも瑠璃は某「たまこまーけっと」の北白川あんこかと一瞬思った

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