かりんとうの小部屋Z

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嫌われ松子の一生

2014年12月20日 20時42分24秒 | BOOK
転落物語。色々書きたいことはあるんだけど。
1 松子は世界になじみすぎる。風俗にも刑務所にも何にでもなじむ。違和感をあまり感じないのだろうか。私はここにいちゃいけないんだ、みたいな違和感。まあそれがあれば人生に流されることはないのだろうが。
2 出会ってはいけない人はいる。松子にとって龍君は悪魔みたいなもの。人生をひきずりおろす悪魔。そういう人間とは付き合ってはいけない。逆に人生を引き上げてくれるはずの人に背を向ける松子。これでは幸せになんてなれない。
3 赤木についていくべきだった。他人の声は天の声。転機は自分からつかむものではなく、向こうからやってくるもの。折角チャンスがあったのに、自分の意志に忠実になってしまったばっかりに、転落を止められなかった。
4 個人的にこういうお話大好きです。はああ。
5 松子って別に「嫌われ」てないですよね。むしろ「愛され」てる。

これで2014年読書冊数570冊です。
去年に並びました!


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