女優の娘
内容紹介母が伝説のポルノ女優だという事実を隠して活動していたアイドルの斉藤いと。
しかし母の急死により、事実が明かされ、いとは一躍時の人となる。
そんな中、著名な映画監督から、母のドキュメンタリー映画の案内人に指名されて、
いとは母の半生を追うことになり――。
「マリー・アントワネットの日記」シリーズで全女性の共感をさらった著者が、
世界の不条理と闘うすべての人に贈る、真摯な希望の物語。
おすすめコメント
「アイドル」をテーマに、女性の置かれている環境や女性を取り巻く問題をあぶりだしつつ、
それでも一歩を踏み出そうとする彼女たちの輝きを描き切った傑作長編です。
女性アイドルには“卒業”があることに何の疑いも持たずに受け止めていた。
自分と同世代のあの人もこの人も、「卒業します」と言って引退した。
女性活躍云々が言われる今でも同じことが続いている。
さらにランク付けも加わって、彼女たちの若さは搾取され続けている。
いとがヨモギモチのメンバーに心の中で語りかけた
『ねえ、まいまい、私ね、ママが死んだって聞いたとき、
ほっとしたの。これでもうママに会わなくてすむと思ってほっとしたんだよ』
家族はこう振る舞うべきという枠に縛られることなく行動できるいとは、
きっとこれからも「アイドル」でい続けることができるだろう。
自分と同世代のあの人もこの人も、「卒業します」と言って引退した。
女性活躍云々が言われる今でも同じことが続いている。
さらにランク付けも加わって、彼女たちの若さは搾取され続けている。
いとがヨモギモチのメンバーに心の中で語りかけた
『ねえ、まいまい、私ね、ママが死んだって聞いたとき、
ほっとしたの。これでもうママに会わなくてすむと思ってほっとしたんだよ』
家族はこう振る舞うべきという枠に縛られることなく行動できるいとは、
きっとこれからも「アイドル」でい続けることができるだろう。
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