野党第一党って、単なる見せかけだったんですね。民進党さん・・・

昨日からテレビや新聞が伝えるところによると、野党第一党の民進党が昨日できたばかりの小池さんの政党に合流するんですか？　

党内ですったもんだした挙句やっと党首を決めて、これから安倍内閣に強固に対決していくと意気込んでいた矢先のことで驚きました。

いや、私は特に民進党が好きでもないし応援もしていなかったんですが、議会政治って数の論理で進められることが多いので野党第一党に投票していたんですよ。

「苦渋の選択」って言葉がぴったりです。

何しろ私の選挙区には原発再稼働を容認した〇田〇彦という人物がいるんですが、小選挙区制のため涙をのんで投票するんです・・・。

その意味では民進党の支持者ということになります。

でも、私のような人々は他にもたくさんいると思いますよ。


それだけ、野党第一党というのは持っている実力以上に有権者から支持を集めているのです。

それも多様な意思の支持から成り立っています。

だから、責任も重いと思いますよ。


それにしても、現実議会の野党第一党がまだ見ぬ新党（希望の党）に吸収されるような形でなくなっていく。

これって、おかしくないですか？

新党を包み込むような形で懐を開くならまだしも、未知への期待を込めて新党へ飛び込むって、恥ずかしくないですか？

未知への希望なんて洒落にもなりませんよ！


テレビや新聞、それにSNS情報だけで当事者たち本人の真意を聞いたわけではないので断言はできませんが、少なくともこの動き方は異様な感じがします。

それは、先の都議選の時も感じましたが、今回はそれ以上の怖さです。

雰囲気や勢いが論理を勝り、知性や理性とかいうものより情動に支配される人間が続出するからです。

その人間とは議員であり有権者です。

議員は保身に走り、有権者は風に流されます。


小池新党は結成する直前に「原発ゼロ」とか「消費税１０％凍結」など有権者受けするキャッチフレーズを掲げていました。

自民党政治のことも批判してしきりに改革を口にします。

何か新しい良いことをやってくれるのではないかと期待を持たせます。

しかし、本音は別の所にあります。

関東大震災時の朝鮮人虐殺をまるで他人事のように語り対応したのも一例ですが、小池さんの政治信念は安倍総理とそう変わったものではありません。

それは、これから次第にはっきりするかもしれません。


その新党に野党第一党の民進党が飛び込む・・・・？

今、SNSを見ていたら、どうやら小池さんは民進党をまるごと受け入れるのではなく「安全保障と憲法への姿勢」を重視し、個別の選別すると述べています。

そんなのは先刻承知のはず、それでも新党へ・・・？


あらためて野党第一党である民進党の主体性のなさというか、有権者への責任を放棄している姿に唖然とします。

今まで自分たちが議員でいられた理由を忘れたのでしょうか。

野党第一党って、単なる見せかけだったんですね・・・。




＜希望は絶望＞