江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

古希への挑戦「産休代替教員」のドタバタ記(8)

2017-03-06 | 随想


⑨体育で膝を擦り剥く子が続出・・・

風邪を引いた影響で身体がかなりダメージを受けた。
かすれ声で大きな声が出なくなり、一週間後にようやく元の声に戻った。

年寄りになると寒さに極端に弱くなる。
背中にカイロを張り付けて、出勤して学校に行くとそれを体操着にも張り付ける。

 教室にガスストーブはあるが使えなくしてあり、エアコン一台だけで教室全体は暖かくならない。
職員室も寒いし、誰がエアコンを入れてくれるのかも分からない。

 子ども達も熱が出て体調を崩すものが続出する。
気持ち悪いといってトイレで吐くがいて、すぐに帰した子が翌日登校して、今度は教室で吐いたので大変だった。
直ぐにこども達を廊下に退避させる。

 養護教諭や主事さんが駆けつけて吐しゃ物を処理してくれた。
床を殺菌消毒する間に廊下や教室の全ての窓を開けて換気する。
寒いがノロウィルスが流行っている時期なのでしょうがない。
結局この時間は授業が半分以上つぶれた。

校庭の体育は相変わらず、土煙や砂ほこりまみれの中でやったが、縄跳びの縄に絡んで膝を擦り剥く子が今日は二人。
次はボール遊びにする。
体育倉庫からボールを蹴りながら出るとき、段差で転ぶ子、ボールに乗っかり転ぶ子が・・・・。
ボール遊びを何もしないうちに、早くも膝を擦り剥く子が二人も・・・。

一人一個ボールを持たせドリブルさせると、今度はぶつかって二人の子がほこりまみれに・・・。
もう、「外体育恐怖症候群」ともいうべき現象だ。
おまけに体操着に土埃が入り込みはたくと土ほこりが出るし一度着ただけで洗濯することになる。

 二日後の校庭体育は、幸いにも雨が降ってくれたお陰で中止にする。
雪もチラついたほど寒かった。

放課後は入学説明会の印刷とか袋詰めとかあり自分の時間が取れない。

担任四日目に授業観察を入れられていたのが、一週間後の金曜日に変更になった。
両方の管理職が見に来た。
授業は算数のテープ図を使った足し算・引き算だった。
二週間たっていたので、こども達も慣れてきたし無難に終わることが出来た。

放課後授業について講評を書いた用紙を校長からもらった。
面談も期待して待っていたのだが、「先生はしなくて結構です」と云われた。
待っていたので「大丈夫です。お願いします。」と言ったが「副校長も居ないので」と言うので無しになった。
いろいろと話したいこともあったが、面談を諦めることにした。

まだ訳の分からないままの二週目だったが、退勤時間は毎日18:30を過ぎていた。
寒い日も続き通勤もきつく、翌週にまた医者に行く羽目になる。



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