
夏季合宿は、27日午前9時にて、解散。
「かねてから行きたかった」というAさんの提案を受けて、田村市のあぶくま洞を回ることになりました。
総勢8名、乗用車2台に分乗して、一路田村市滝根町へ。
あぶくま洞は、1969年石灰石の採石中に発見されました。
現在公開されている620mの洞内ルートの奥にさらに2500m以上もの未公開部分があり、鍾乳石の種類と数の多さでは東洋一ともいわれているそうです。
30度を超える炎天の下から、洞内へ。
入った瞬間、ひんやりとした冷気に包まれ、時折、首筋に水がポトリ……。
気温は約10度、夏は冷房に入っている以上に涼しく、冬は大変暖かく感じるそうです。
手すりにつかまりながら、階段をのぼったり、くだったり……。
足場が濡れているうえに、水が滴り落ちてくる場所もあって、注意をはらいながらの前進です。

妖怪の塔、白磁の滝、滝根御殿、竜宮殿……。
鍾乳石の表情から名づけられたそれぞれのスポットは、その名にふさわしく効果的に光の演出がなされていました。
探検コースには、さらに舞台演出用の調光システムを導入した幻想的な「月の世界」があるそうで、再び訪れるときには、ぜひ見てみたいです。
およそ8000万年の歳月をかけて雨水と石灰岩からつくられたあぶくま洞。
鍾乳石は、1cm成長するのに70~100年かかるそうです。
わたしたちの眼前にあるのは、白亜紀からはるか悠久な時を重ねて、創りだされた自然からの贈り物。
鍾乳洞の自然に学び、自然の神秘に魅了された一日でした。
さて、洞から出るとテントの出店がずらりと並んでいて焼き鳥、あげ饅頭、うどんなど、ご当地グルメが勢ぞろい。都路の女性グループも出店。
地元の消防車、起震車、救急車も防災キャンペーンを展開していました。
その中に、航空自衛隊の甲機動車(LAV)が公開されていました。
テントには、自衛隊員募集ののぼりがはためき、募集パンフレットも配布しています。
つづく
<K>