
㉒ クリナムは大型の球根植物で主にアフリカに自生している。
日本でも西日本の海岸を中心に、白い花を咲かせるハマユウの名で知られている。
剣状の幅広い葉を株元から20枚ほど出し、1mを超す長さにもなる。花壇の場所をかなり占領するので、日当たりの良い隅に植えると花芽を付ける。
花は球根の脇から60㎝~1mほどの太い花茎を伸ばし、その先に8~10個の蕾を付けて咲かせる。
花びらは6枚で付け根の部分でくっついている。
夜間に芳香を放つと云う。
写真の花はクリナム・エレンボサンケという珍しい赤花の種である。
最初は鉢植えにしていたのだが、葉が伸びすぎて置き場所に困り地植えにした。日当たりの良くない場所では、葉だけが茂り花芽を付けないことが多い。
しかし、球根は分球しどんどん増えていく。
冬は葉が枯れるが、低温に遭わせないと花芽は出来ない。
クリナム・エレンボサンケは色合いが素晴らしく、咲いたときは自慢したくなる絶品の花と云える。
<F>