江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

学年末の雑感 「来年度の担任は・・・」

2014-03-24 | 随想
 3月も下旬を迎え学年末の忙しさも少し落ち着き、書類の整理や来年度に向けての準備をしている時期になってきた。

かつては、この時期になると、来年度の担任をどのようにするのかという問題が職員室での話題になっていた。
来年度の学年構成をどのようにするのか?
誰が担任になるのか?
これは大きな切実な問題であった。

 ちょっと前なら、学年希望を聞き、それに踏まえて校長が面接をして、「何年生をお願いします。」
「分かりました」
「いやいやその学年は困る」
「こうした事情があるから」
などという会話が繰り返され、スムーズに決まる年もあれば、なかなか決まらない年もあり、みんなでガタガタ議論していた学年末の風景であった。

 しかし、この頃は来年度の希望学年を聞かない校長も多く、またみんないい子になってしまい、「校長に一任します」という職員も増えてきているためか、そんなに話題に上らなくなってきている。

 しかしそうした中、新たな問題として上がってきているのは学年主任を主任教諭がならなくてはいけないので(そんな決まりは知らないが)、必然的に主任教諭をばらしながら学年を組んでいかざるを得なくなり、その結果すごくアンバランスなメンバーの学年ができたり、希望とはかけ離れた学年に飛ばされたりする事態が出てくる。
まあ本人が希望して主任教諭になったのであるから文句は言うな、とも言えるのであるが“主任教諭”という肩書きで先生を振り分けるから、こうした結果になるのである。

 学校の校務分掌が、教務・生活指導が主幹教諭、(保健も主幹になることもあるが)各学年主任が主任教諭、それ以外が教諭に差別化されている。
今に、「あの先生は主幹だから」
「主任教諭になったんだって」
「なんだ、まだ教諭か」
などという親や子どもの会話が聞こえてくるかも知れない。
 

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