★ くりちゃんの散歩道 ★

今日の一枚を綴って行きたいと思います
   

ホーランエンヤ「還御祭」

2009-05-25 | ちょっとお出かけ
ホーランエンヤの正式な名前は「松江城山稲荷神社式年神幸祭」と言います。

「還御祭」とは、阿太加夜神社での祈祷を終えた御神霊を御神霊船に乗せ、大橋川川岸までお運びし、その後陸路松江城山稲荷神社へお還り願うお祭りです。

「水の都・松江」が誇る12年に一度開催されるホーランエンヤは、渡御祭(5月16日)、中日祭(5月20日)、還御祭(5月24日)で滞りなく終了致しました。
(新型インフルエンザの広がりで、開催が心配されていましたが、この9日間で36万5千人の人出があったそうです。

尚、ホーランエンヤは宮島の管弦祭・大阪の天神祭りとともに、日本三大船神事の一つに数えられています。

五穀豊穣を祈願する。
 松平直政公が松江城主となって(1638年)10年目に出雲国は天候不順で稲作などの不作が予想された。
直政公は阿太加夜神社の神主に祈願させたところ、願が成就した。
(阿太加夜神社の神主は松江城山稲荷神社の神主も兼ねていた)
それ以来10年目に一度開催され、その後諸事情で12年に一度の開催となった。 
と聞きました。

ホーランエンヤの詩は櫂をこぐ時の掛け合いで目出度い詩とされています。
「豊来栄弥」「宝来遠弥」






馬潟が一番船です。
これは1808年4月の神幸祭のとき、馬潟沖で危険な状態になった時馬潟の漁師が船を出し援助し、無事阿太加夜神社へご案内した事から御輿船に一番近いところに位置するようになりました。

川での最後には御輿船を率いて一周しています。


大海崎は5番船ですが、船団の一番先です
御輿船から一番遠くになります。


私達の前まで来るのを待って居られず、橋の下より覗いて見ました。


長い編集になりましたが、最後までお付き合い下さいまして、有り難うございました。