第1部 上高地の巻
28日(土)朝6時過ぎ上高地バスターミナルに到着、
風が強い!時折小雨。
1時間ほど歩いて明神の嘉門次小屋に到着。

名物「いわなの塩焼き」を期待していたが、営業は8時30分からとのこと。
帰路に又寄ることにして、さらに1時間徳沢に向かって歩く。
このあたりの春の訪れは遅く、わずかに化粧柳の新芽が赤い!

日陰には、残雪。上高地バスターミナルから約2時間で徳沢に到着。
そこに、氷壁の宿「徳沢園」がある。


その小屋は、昔のイメージから、大幅な変身を遂げていた。
パンフレットから抜粋
「ここには電気がありません。すべて自家発電でがんばっています。
消灯の時間があります。水は井戸水をひいています。
携帯電話はつながりません。お部屋にテレビはありません。
郵便屋さんもここまで来ません。虫もいます。猿も出ます。
夜は外灯もネオンもありません。一番近いコンビニまでは2時間以上かかります。
自然とともに暮らしていくこと。
それは常に進歩する現代社会の生活になれてしまった人々には
たくさんの不便をかんじることかもしれません。
それでも私たちには、そんな不便を補って余りあるほどのたくさんの宝物があります。
静かな眠りがあります。おいしい水が飲めます。携帯電話から開放された自分の時間があります。
草木のにおいを感じます。小鳥たちのさえずりが聞こえます。
夜には天然のプラネタリウムをご覧にいれます。
高層ビルよりはるかに高い北アルプスの山々に心動かされます。
そんな自然からの贈り物に感謝し、私たちはここで自然と共に暮らしていくことを誓いました。
ゴージャスな玄関・ロビーです。美しい生花がいけてあり、
ご主人の心のゆとりに、感心しました。
今迄の山小屋のイメージは、汚い・臭い・暗い、只、食べて寝るだけの小屋でした。
ここで、定番の「野沢菜チャーハン」を食し、出発。
天気もイマイチ、散歩を折り返し、明神へ戻る。

嘉門次小屋では、待望の「いわな塩焼き」バッチリ!
頭から、がぶっとかぶれる、骨まで柔らかい。
1匹900円。ついついおかわり。
台湾から来た観光客も、「Another fish !!」
満足して出発準備していると、雷&雹&霰&雪のオンパレード。
台湾人は、びっくりして 「これは何?」「Snow!」って教えてあげると、
初めての経験らしく、喜んで表に飛び出した。

外気温は、マイナス2度。雪の中を歩きだした。今日は一日こんな天気。仕方ない。
次の目標地点は「上高地帝国ホテル」まで、更に1時間少し歩く。

午後のコーヒーブレイクは、ラウンジ「グリンデンワルト」と洒落込む。
ケーキセット1500円、コーヒー900円と、少々高めだが、
おかわりが親切!3杯も頂いて、完全に元を取った。
今日もよく歩いた。(約14km) 上高地開山のチェックに満足!
沢渡のペンション「しるふれい」15時過ぎに到着。
(上高地訪問基地として最適!駐車自由・バス始発)
ゆっくり温泉に入って、夕食まで一寝をしよう。