ジジイのたわごと

ジジイが適当に思いついたことを書いてみます

漢字四文字の創作熟語

2010-12-13 05:22:50 | トピック
世相を漢字四文字で…「菅鳩交代」「戸籍騒然」

読売新聞 12月9日(木)19時47分配信


 「最低でも県外」と言ったのに、「棄想県外(きそうけんがい)」な発想が米軍普天間飛行場移設問題を混迷させ、「菅鳩交代(かんきゅうこうたい)」――。

 住友生命保険が9日発表した2010年の世相を漢字四文字で表した「創作四字熟語」は、不透明感を増す政治や景気を振り返るものが目立った。

 就職難の若者は「就職渇望(しゅうしょくかつぼう)」。高齢者も、所在不明が相次ぎ、「戸籍騒然(こせきそうぜん)」となった。

 一方で明るい話題も。建設中の東京スカイツリーは「全人見塔(ぜんじんみとう)」の高さとなり、人だかりに。

 サッカーワールドカップ(W杯)で日本代表が「芝地団結(ピッチだんけつ)」した姿を映したのは「三見立体(さんみりったい)」の3D(3次元)テレビだった。
最終更新:12月9日(木)19時47分


今年の最も明るいニュースは、世界中の人が「破岩溢笑(はがんいっしょう)」した、チリ鉱山の「三三感動(さんじゅうさんかんどう)」です。全員が無事生還できたのは、リーダーの統率力があってこそ。非常時にも冷静に発揮された危機管理能力に、称賛の声が上がっています。(※日本の総理大臣に危機管理能力は、あるのだろうか?)
日本の「探査帰嬉(たんさきき)」が世界的な快挙です!小惑星探査機「はやぶさ」が、「イトカワ」由来の物質を持ち帰り、世界の科学研究に大きく貢献しました。
さらに朗報が続きます。「化賞炭結(かしょうたんけつ)」で、鈴木章氏、根岸英一氏がノーベル化学賞を受賞し、日本の科学水準の高さを示しました。

記録的な猛暑、世界中で異常気象が発生

高校野球が「興南深紅(こうなんしんく)」で盛り上がった今夏は、とにかく暑かった!そして長かった!
“日傘男子”を生むほどの「猛暑傘扇(もうしょさんせん)」は、秋を感じないほどの「夏長秋欠(かちょうしゅうけつ)」。減退した食欲を「辛辣万食(しんらーばんしょく)」で取り戻すものの、野菜の流通量の急減で、「市場菜高(しじょうさいこう)」が台所を直撃しました。しかし、食に困ったのは私たちだけではありません。ドングリ類の凶作で、餌を探しに人里まで下りてきた、熊の「群熊闊歩(ぐんゆうかっぽ)」が大きな問題になりました。
世界各地でも、猛暑、干ばつ、豪雨、寒波など、さまざまな異常気象に悩まされますが、アイスランドでは“火山噴火”の自然災害が発生。広がる「至灰降量(しかいふりょう)」で、空港閉鎖や航空便の欠航が相次ぎ、世界の空は大混乱しました。

口蹄疫の猛威、所在不明の高齢者が続出

今年は、さまざまな社会問題が浮上しました。
まず、4月に宮崎県で発生した口蹄疫問題。感染が疑われる家畜に対し、「諸牛無情(しょぎゅうむじょう)」の対応を迫られました。8月に終息宣言されましたが、被害を受けられた畜産農家の皆さまの再興を、心よりお祈りいたします。
高齢化社会に“まさか”の事態です。なんと、江戸時代生まれの人が生きていた!?・・・そんなはずはありません。「訃漏長寿(ふろうちょうじゅ)」が原因なのか、全国各地で「戸籍騒然(こせきそうぜん)」に。生存しているはずの100歳以上現住所不明者は、全国で23万人を超えるとか。年金の不正受給問題もあるので、徹底した管理をお願いしたいものです。
管理といえば、証拠資料に関する事件も波紋を広げました。“現実”よりも自作の“シナリオ”を追った「独創検事(どくそうけんじ)」は御用となりましたが、国民が司法に参加する今、証拠に対する不信感が、一刻も早く払拭されるよう願います。

公約の実現はいかに、内政外交ともに課題山積

公立高校授業料の「公立無円(こうりつむえん)」や、15歳以下の子どもへの「手当至急(てあてしきゅう)」がスタートし、政権交代の成果が徐々にあらわれてきました。財源確保のための「仕捨選択(ししゃせんたく)」も引き続き行われ、「どこまで無駄を省くことができるのか」と、国民の熱い視線が注がれています。
しかし、実行が困難なものもあるようです。“最低でも県外”を強調してきた普天間基地移設問題は、いつの間にか「棄想県外(きそうけんがい)」になり、首相は「菅鳩交代(かんきゅうこうたい)」に。バトンを受けた菅政権ですが、東シナ海で勃発した「船嚇諸島(せんかくしょとう)」や、ロシアとの「領土悶大(りょうどもんだい)」など、外交問題にも悩まされています。

止まらない円高、景気回復の行方は?

ギリシャ財政危機で、世界の金融市場に大きな衝撃が走り、ユーロは「欧州痛価(おうしゅうつうか)」になりました。日本でも、急激な「為替昇場(かわせしょうば)」・「高円万丈(こうえんばんじょう)」を受け、日銀が円売りドル買いの為替介入や、「日銀零金(にちぎんれいきん)」の政策を実施しますが、円高の加速は止まりません。さらに、中国人へのビザ発給要件緩和による「熱烈歓元(ねつれつかんげん)」で経済の活性化を図るものの、尖閣諸島問題に水をさされました。日本の経済は、いったいどうなるのでしょうか?
脱却できないデフレ状態は、牛丼チェーン店の「価丼競争(かどんきょうそう)」を激化させ、格安航空会社(LCC)による「安銭運航(あんせんうんこう)」を活発にしました。一方、たばこは大幅値上げに。値上げ前の駆け込み需要は旺盛でしたが、買いだめがなくなると、「愛煙棄縁(あいえんきえん)」を始めた人もいるようです。
そして、大学生の就職難も社会問題に。内定率は“氷河期”を下回り、延々と活動する「就職渇望(しゅうしょくかつぼう)」の学生にも疲れが見られますが、明るい春を信じて、諦めずにがんばってください!

冬季五輪、サッカーW杯に世界が沸く

今年も、世界的なスポーツイベントが、驚きと感動を与えてくれました。
まず、バンクーバー冬季五輪。残念ながら「遠金五輪(とおきんごりん)」となりましたが、フィギュアスケートでは、高橋大輔選手が日本男子初のメダルを獲得し、浅田真央選手はトリプルアクセルを3回成功させ、ギネスの世界記録に認定されました。
そして、サッカーのW杯南アフリカ大会。国内の「不眠蹴球(ふみんしゅうきゅう)」のエールが届いたのか、日本代表チームは「芝地団結(ピッチだんけつ)」し、2大会ぶりの決勝トーナメント進出を果たしました。また、勝敗予想を「百発蛸中(ひゃっぱつたこちゅう)」させたドイツのタコ「パウル君」も話題に。自国がスペインに敗れた際には、一部のファンから八つ当たりもされましたが、パエリアにされることもなく、無事に天寿を全うしたようです。
国内では、現役力士の野球賭博関与で「危機角界(ききかっかい)」に。相次ぐ不祥事に相撲ファンは落胆しましたが、史上2位となる「白戦連勝(はくせんれんしょう)」が大いに盛り上げてくれました。さすが横綱!相撲界をひっぱってくれています。

“なう”をつぶやくツイッター、3D時代の到来

若い世代を中心に流行した「独言披露(つぶやきひろう)」。自在に「一指操電(いっしそうでん)」を操り、いつでもどこでも“なう”を伝えます。次々と生まれる「流呟飛語(りゅうげんひご)」は、みんなで共有できる情報になっているようです。
映像の世界でも技術革新が!今年は“3D元年”となり、映画やテレビ、パソコンなどで「三見立体(さんみりったい)」を楽しめるようになりました。
富士山では、カラフルなファッションに身を包んだ「山登撫子(やまとなでしこ)」が急増。山登りは「ファッションがきっかけ」という人も多いようですが、ダイエットにも効果的とか。でも、バンド1本で楽に痩せる、「簡胴帯巻(かんどうたいけん)」も魅力的ですよね。

“萌え”アイドルの躍進、B級グルメが地方を元気に

選挙をするのは政治家だけではありません!オタクの聖地・秋葉原が誇る「四萌八萌(しほうはっぽう)」が“AKB選抜総選挙”を実施し、大反響を呼びました。今では絶大な人気となったアイドル集団。これからもその“萌え”っぷりで、ファンを楽しませてほしいものです。その他、芸能界では特殊なスタイルに注目が集まり、即興なぞかけの「整言達人(ととのいマスター)」や、「奇怪女装(きかいじょそう)」のマツコ・デラックスさんが、ウィットに富んだ発言で大いに笑わせてくれました。
NHKの連続ドラマ『ゲゲゲの女房』が好調で、多くの人が、その「妖妻賢母(ようさいけんぼ)」な生き方に共感しました。また、大河ドラマ『龍馬伝』は「土佐人気(とさにんき)」を呼び、地元の高知は多くの観光客で賑わっています。
経済効果なら、「B食競宴(びーしょくきょうえん)」も負けてはいません!今年は臨時特急が出るほどの過熱ぶりで、地域の再生を目指して、B級ご当地グルメの熱戦が繰り広げられました。
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「全人見塔(ぜんじんみとう)」の東京スカイツリーが日本一の高さになり、既に新たな観光スポットとして人気を集めています。伸び伸びと成長するスカイツリーのように、2011年が皆さまにとって、躍進の年になりますように―――。

※ジジイのたわごと

随分長いブログとなった。