「ニッポン放送ショウアップナイター カンファレンス 2013」にゲストとして参加した楽天・野村名誉監督(右)と巨人・原監督
ノムさん節が、さく裂した。楽天・野村克也名誉監督(77)が10日、都内で行われた「ニッポン放送ショウアップナイター カンファレンス 2013」にゲストとして参加。今やご意見番と化した同名誉監督は、公の場でWBC日本代表・山本浩二監督を一刀両断するなど、球界のため?に言いたい放題だった。
遠慮などない。旧知の仲の江本孟紀氏(野球評論家)とのトークショーでリップサービスもあったのか、ノムさんが“絶口調”だ。公の場で次から次へと、球界を一刀両断した。
力を込めて切り捨てたのが、WBC日本代表・山本監督だった。いきなり「無理。常識的には無理ですよ」とバッサリ。その理由も山本監督が現役時代に外野手だったからで「外野手出身の名監督、誰もいない。キャッチャー(出身が)一番、確率が良かった」とニヤリだ。
自身が今回の日本代表監督候補に挙がってないと決めつけ「ひがんで言ってるんだけど、やる、やらんは別として、名前くらい出てもいいと思う」とおかんむり。加藤コミッショナーについても「リーダーがしっかりしないと。銀座のビルの上でぼうっと眺めてるんじゃなくて。何で出てこないの?あんなコミッショナーなら、おれでもできる」と言いたい放題だ。
“口撃”の矛先は、日本ハムからドラフト1位指名された花巻東・大谷投手にも向けられた。米大リーグ挑戦を公言していたが前日に日本ハム入団を表明。「18歳の若造が伝統ある日本のプロ野球をナメている。何がメジャーだ。いい加減にせい、と腹立ってしょうがない」と怒り心頭だ。
すべてはご意見番として日本プロ野球のためを思ってのことなのだろう。今季の阪神低迷の理由ついても「3年、阪神の監督をやりましたけど、僕をクビにしたことですよ」と、最後まで大放言は止まらなかった。
※ジジイのたわごと
WBC日本代表・山本監督が、適任・不適任かについては、私には分からないが、日本ハムに入団した 花巻東・大谷投手が、「メジャー挑戦だの、投手だけでなく打撃面でも活躍したい」などの発言は、野村氏だけでなく、私も疑問に思う。
高校野球だと、投手で4番バッター(強打者)というのは、よくあるケースだが、プロ野球では、投手・内野手・外野手・強打者・功打者などと分業化が進んでる。花巻東・大谷投手は、高校野球とプロ野球とのレベルが同じだと勘違いしてるのかもしれない。
楽天・野村名誉監督が、得意の毒舌で花巻東・大谷投手をバッサリ切り捨てたのも、むベなるかなである。