女子プロボクサー・黒木優子
26日の写真ではなくインターネットからの転載である
ゴルフ仲間の高校時代の友人から、プロボクシングの入場券を送って来たので、12月26日、九電記念体育館へ出掛けた。友人の孫が試合に出るからとの事だったが、孫は男性でなく女性である。つまり女子プロボクサーである。女子ボクサーは、少数であり、しかもプロとなると、余計少ないらしい。従って試合数も少ない。
さて、試合の方だが、13時から男子4回戦が6試合行われ、全てフライ、バンタム、フェザー級の軽量級だったが、何しろ4回戦だから、選手達は、1ラウンドから積極的にパンチを繰り出し、子供の喧嘩みたいな面白さであった。
その後、いよいよメインイベントのフェザー級(57・1キロ)、10回戦であった。10回戦だけあって、選手の技量はテレビで見るのと同じくらいの迫力だった。
最後に、スペシャル メイン イベントとして女子プロボクシング(契約ウエイト48.0キロ)である。友人の孫、黒木優子=東洋太平洋ミニフライ級10位、19歳(戦績6戦4勝2敗)登場である。場内アナウンスで彼女が福岡市出身を告げられると、一段と大きな声援が起こった。対戦相手は、中国の選手でLiu Qi(リウ・チー)(戦績3戦1勝2敗)=中国フライ級2位、20歳。
この日、会場へ来た人は、黒木優子を見る為であったように思われる。声援が桁外れに大きかったのである。
1ラウンドが始まって、しばらくすると、黒木がいきなりのノックダウンである。なんとか立ちあがったものの、前途多難を思わせた。
(隠れた声=ボクシングなんて止めさせて嫁にやった方が良いんじゃないか!!)
2ラウンドが始まり、しばらくすると、今度は黒木のパンチが相手の顔面にヒット。ノックダウンである。レフェリーがカウントを始めた途端に中国側から白タオルが投げ込まれ、黒木のノックアウト勝ちとなった。
場内は声援から、大きな歓声となった。これで戦績は7戦5勝2敗となった。
女子柔道や女子レスリングなどの格闘技は、オリムピックでも馴染みのスポーツとなったが、女子ボクシングは、未だメジャースポーツの域に達してないようである。それだけに、今後の女子ボクシングの将来が楽しみではある。