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※ 写真が2枚のはずが、一枚消えていますね。
文章は間違っていませんから、参考にしてください。
花を見てもなかなかそれの名前が分からなくて、
もどかいしい思いをし始めたのが去年の5月です。
この二つの植物の区別をしたいと思ったのもその頃です。
ですから、丸々一年かかったことになります。
今日はそれの判別の仕方について書きたいと思います。
ご覧の通り、花の大きさや形で区別することはまず無理です。
花期がずれています。ここ関東では4月初め頃にまずハルジオンが咲き始め、
5月半ばを過ぎてからヒメジョオンが咲き出します。
同時に、ハルジオンが消滅してゆきます。野の花の主役の交代なのでしょうね。
この花期の違いも二者の区別に役立ちます。
決定的な区別法は、茎をハサミで切ってみることです。
ハルジオンは根本から先端まで中空になっています。
それに対して、ヒメジョオンは白い芯が詰まっていて非常に丈夫に出来ています。
切るためのハサミやナイフを持ち合わせていない時は、指で茎を強く摘めばわかります。
中空のハルジオンは柔らかくて押しつぶされます。
ヒメジョオンは頑丈にできていて、潰れることはありません。
しかし、この方法は植物そのものを傷めてしまいますね。
あまり良い方法とは言えません。そこで、私は長い間相手を傷めないで
区別する方法を探していました。そして、以下のことを「発見」したのです。
ハルジオンは根本からスラリと立ち上がって先端で花序が枝分かれして花を付けます。
それに対して、ヒメジョオンは茎の中程から枝分かれをします。
そして、その枝の回転角度は120度以上で右回転します。
さらに、その先端でさらに花序が出て花を同じく右回転させながら咲かせます。
回転角度はこれまた不思議なことに120度以上となっています。
ハルジオンはやや毛深いのに対して、ヒメジョオンは毛は少ないです。
二者の違いを一言で表せば、ハルジオンは女性的で、ヒメジョオンは男性的です。
それは逆じゃないかと思われるでしょうが、全体的な姿を眺めた場合のことです。
下に、葉っぱを並べた写真を貼り付けます。
右がハルジオンの葉で左がヒメジョオンのものです。大きさは個体差があるから
参考にはならないでしょう。よ~くご覧になれば、ヒメジョオンの葉には
くびれたところ、あるいはギザギザした箇所があるのに気付かれるでしょう。
葉脈の違いもご覧になっておけば役立つことでしょう。
両方ともキク科・ムカシヨモギ属 それぞれ、春紫苑、姫女苑と書く
また、いずれも北アメリカ原産の帰化植物で、雑草として扱われる。
折ることは植物を痛めること?
私はハルジオンも姫ジオンも全部家で見つけたら抜いてしまいます。
それでも種が飛んでくるらしくいつの間にか生えていたりします。
ギザギザ葉が姫ジオンで毛が少ないけれど男性的。
ハルジオンがすっきりした葉で女性的。しかも茎が空洞なんですね。
今度その辺で私も試して見たいと思います。
もうpoloさんはジオン博士ですね。
有難うございました。
でも葉っぱの形までちゃんと見ていませんでした。これはたいへん助かる資料です。
今年の淀川の堤防では、とうとうハルジオンを見かけることがありませんでした。去年は咲いていたのを知っています。
ヒメジョオンのほうは最近ぼちぼちと出始めています。それでも去年より少ないように思えます。
ヘラオオバコの大繁殖と関係あるのかなぁ・・・。
わかりません。
ハルジオンもヒメジョオンも雑草としか認識
していませんでしたが、このように詳しく調べ
てらっしゃるのを見るとこれからはこの花を
見かけたらちょっとしゃがみ込んでしっかり
見てあげたくなりました(笑)
poloさんの細かい観察力には、ホトホト頭が下がるお思いです。
思うに、こちらでは「ヒメジョオン」はあまり見かけません・・・しかし私が混同していただけだったのかも知れません。今度はpoloさんにならってよく観察するつもりです。
繁殖が強く歩道の方に倒れてくるので、其の分だけは抜くのですが、いつもボウボウになってしまいます。今年は花を良く見て、どちらかか、・・・
又一つ勉強になりました。