ホタルブクロ(キキョウ科・ホタルブクロ属) 蛍袋と書く。
命名のいわれは分からない。しかし、この釣鐘状の花の中に
夜ホタルが入って明滅すれば、さぞかし綺麗だろうと思う。
この時期、どこにでも咲く強い多年草。
ウィキペディアによれば、関東には赤紫が、関西では白が多いとあった。
学名: Campanula punctata
ムシトリナデシコ(ナデシコ科・マンテマ属) 虫取り撫子と書く。
ウィキペディアによれば、名称の由来として次のように書いてあった。
葉の下に粘液を分泌する部分があり、ここに虫が付着して捕らえられる。
ただし、食虫植物ではない。
密だけを盗んで、受粉に貢献しないアリだけを捕らえるのではないかともあった。
ヨーロッパ原産の帰化植物。
越年草(秋に発芽して越冬し、翌年に枯れる)で、強い植物なので
もともと観賞用のものが、野生化してしまった。
学名: Cilene armeria
ニワゼキショウ(アヤメ科・ニワゼキショウ属) 庭石菖と書く。
芝生や庭に生えて花を咲かせ、
その細い葉がセキショウ(サトイモ科)の葉に似ているから、この名が付いたらしい。
北アメリカ原産の多年草。
私は畑の縁で見付けた。雑草と言って良いだろう。
学名: Sisyrinchium rosulatum
哲学者のカントは毎日同じコースを同じ時刻に散歩をしたそうだ。
それにならっているわけではないけれど、私も同じ様なことをしています。
いでたちは、ノート、ボールペン、ルーペ、ハサミ、小形デジカメが入った
ショルダーを肩にかけ、首には大型のカメラががぶら下がっている。
飲み物とおにぎり、傘と大きなビニール袋が入ったリュックを背負っている。
いつものように団地の花壇にしゃがみ込んで野草を探していたら、
つかつかと中年の女性が近づいてきて、出し抜けに「良い趣味をお持ちですね」と言った。
私は、てっきり注意されるのかと思ったので、身構えていた。
人懐こいその女性は、それ以降の会話の中でこの「良い趣味」と云う言葉を
合計5回も使ったのだった。
この花も良く増えて、時々は抜かないと・・・
ムシトリナデシコも昨日だったでしょうか。
家のは交雑主ができて少しピンクが買ったものが咲いています。
ニワゼキショウも増えて仕方の無い花ですが、写真に撮るとまた美しいですね。
家では青い色とこの色とが咲いています。
爽やかな一日でしたね。
そろそろホタルブクロの花の時期になりました。
とても詳しい内容で勉強になります。
ニワゼキショウもあちこちに沢山咲いていて、どんどん増えてますね。
外来種の花の繁殖力凄いですね。日本の古来の花に
頑張って負けてしまいそうです。
覗いた途端に現れたのは、ほたるぶくろ。
此花は、若い頃、群馬県に単身赴任していた頃に出逢った懐かしいはなです。
今夜は其の頃の懐かしさを思い出して眠る事にします。有難うございました。
私は、去年淀川で白色を見つけました。
両色のニワゼキショウを見ることができました。
去年、このニワゼキショウを検索して、見つけた言葉が「小石川植物園から逃げ出し野草化した」でした。
実際には種がこぼれたり、野鳥によって外へと運ばれたのですが、「逃げ出す」という表現が面白くて、花に手足がはえて走っている姿を想像しました(笑)
ムシトリナデシコはサクラナデシコとそっくりですね。
ホタルブクロは近所で白色が咲いています。
外来種の勢いが強いので、在来種が駆逐されそうですね。植物の環境もどんどん変化しているようです。淡水魚もブラックバスにやられるし、ちょっと困ったことですね。
八ヶ岳の山荘地には、一回り小さいヤマホタルブクロが沢山咲きます。高冷地だから、見頃は7,8月です。これまでは芝刈り機で全部刈っていました。今年は高山植物をよく観察しようと思っています。
貴方にとっては、群馬県で会った懐かしい花なのですね。
お散歩道を歩いている姿が目に浮かびます。
本当に良い趣味だと思います。幸せですね。
そうそう、あれらの他にもう一つ。赤いひものついた麦わら帽子をかぶっています。笑 そのうち、この界隈で「名物男」になるかも知れません。