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そこで、今日はこの二つのややこしい植物に専念してみたいと思います。
私の、これまでの経験から一枚目の写真がハルジョオンで二枚目がヒメジョオンだと思っています。
つまり、単純に色の違いからそう判断していた。
検索サイトでの知識として、ハルジョオンの蕾はうなだれていて、
ヒメジョオンの蕾はうなだれないと思っていた。
それでは、二枚目の写真を見てどう説明すればよいのだろう。
(私の同定が正しいとの仮定に立っているから、それが崩れれば無意味となる)
ここは、私の仮定が正しいとして、話を先へと進めたい。
ハルジョオンの茎は中空で、ヒメジョオンは中空ではないと言われている。
それならと、この二つの標本を引き抜いて自宅に持ってきて、
包丁で切ってみた。なんと、両方とも中空なのだ。
さらに、ある別の植物愛好家が、ハルジョオンは葉が茎を抱くが、ヒメジョオンは抱かないと教えてくれた。
そこで、その点を確かめたらなるほどその通りで、私の仮定は崩れなかった。
さらに、私は決定的な違いを発見(?)したのだった。
私がハルジョオンとした植物の葉は下から上へと時計回りで120度の角度で巻きながら生えている。
ところが、ヒメジョオンの方は反時計回りにこれまた120度の角度で巻いているのだ。
さらなる観察が要求されるが、
この葉が茎を抱くか否かと葉の生え方の回転方向の二点が基準になるのではないかとして、
今日のところは終えたい。
この2点の違いによって、上の2枚の写真の花は別種のものであることだけは確実だ。
ハルジョオンとヒメジョオンとの交雑種については、一層の”勉強”が要求される。
※ 私が新発見(?)とした、葉の回転について、同じ事が花序(花が付く茎または枝)に関しても言えることが、
上の二枚の写真で確かめることができます。
葉ばかりだと思っていましたが、よくよく見ると花序も
一枚目の花では下から上へと120度右回転しているのがお分かりでしょう。
続いて二枚目の花ではこの花序が下から上へと左回転している。
お分かり頂けるでしょうか。
上の二枚の写真で確かめることができます。
葉ばかりだと思っていましたが、よくよく見ると花序も
一枚目の花では下から上へと120度右回転しているのがお分かりでしょう。
続いて二枚目の花ではこの花序が下から上へと左回転している。
お分かり頂けるでしょうか。
ただ、両方とも中空ということはどちらもハルジオンのような気もします。
ハルジオンの葉は茎を抱くといっても茎の上の方では明瞭でないこともあるようです。
ここまで深くなると私ではお手上げです。
入りそうですね。
私もハルジオンとシメジオンの違いは
色かと思っていました。
葉の回転が違うなんて、見ているようで
私の目は節穴? POIOさんの観察眼に敬服です。
な~るほど、poloさんは切ってまで研究される、凄いです。もう殆ど植物学者。
私は今までハルジオンは早春から咲きだし、夏にはヒメジオンが咲きだし、
どちらかと言うとハルジオンの花のほうが大きく、ヒメジオンが小さく。色はどちらともいえません。
小さくてもピンクのもあり、葉の付き方?見たことはありません。
家に生えていると皆抜いてしまいます。
夏の終わりにあるのは皆ヒメジオンですよね。
でも山で見るハルジオンもヒメジオンもとても綺麗な色をしていると思います。
poloさん、参りました。
私は去年の迷いで、もうあきらめてしまいました。
なぜなら、夏に咲いているのはヒメジョオンのはずで、このヒメジョオンたちの蕾はほとんどうなだれているからです。
もう咲く時期だけの判断にしようと。
でも植物は探求しだすと面白く遣り甲斐があることも解ります。
淀川、神崎川ではハルジオンもヒメジョオンもまだ見かけませんので、咲き始めたら葉っぱの回り込みも調べてみてご報告します。
交雑種というのは、植物に詳しい方の仮定の話で学説的に実証されたものではありません。
私も、色で判断するものだと思っていました。しかし、植物は往々にして成長とともに花の色を少しずつ替えるものが多いので、一層の注意が必要です。もうしばらく時間がかかります。
そうですね、春先から咲き始めるのがハルジョオンで、夏に咲き誇るのがヒメジョオンだとは言えます。
雑草ですから、この辺りでも、既に草刈りを始めています。ハルジョオンの花期が終わってしまったら、手遅れですから、急いで多くの情報を集めないといけません。両者の比較を徹底的に行わないと駄目ですよね。