スケッチブック

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ホタル祭り・昼間の巻

2005-06-11 15:05:33 | Weblog
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朝、起床間もなくポンポンと音だけの花火が鳴った。「今日はホタル祭りよ。行ってみれば?」と妻。朝食後カメラを首にぶら下げてテクテク歩いていった。しばらく歩いてから「ホタルは夜じゃないかと気が付いた」。でももう足はその音の方へ向かっている。なにか珍しいことがあるかも知れないと思い直して歩き続けた。湿度が高いのかすぐに汗ばんで来た。後で分かったことだが、ホタルは蒸し暑い時期の10日ほどしか生きられないらしい。だから、この祭りは今日だけのイヴェントだという。
源氏ホタルの寿命は約1年。卵→幼虫→サナギの時期を経て成虫となる。その成虫の間は何も食べないらしい。露を吸う程度だという。交尾、産卵を経て約一週間の地上での生活を終える。地元に「ホタル研究会」があって、自前のホタルドームを所有している。その中でホタルの一生を観察して、ホタルの増殖に努力をしている。

「水清ければ魚住まず」というけれど、どうやらホタルもそうらしい。ホタルの幼虫は「カワニナ」というタニシに似た貝しか食べない。このカワニナは水草やプランクトンが多い水辺でないと生きられない。雑食で人間が食べるものなら何でも食べると書いてあった。研究会ではホタルを増やすべくこのカワニナの飼育に力を入れているらしい。子供の頃は田圃に出れば至る所でホタルを見たけれど、今はとても珍しい存在となってしまった。20年ほど前に大津の雄琴でホタルの乱舞を見て何とも表現できない光景であった。何故なのか分からないが、思わずドキリとしたことを覚えている。水がとうとうと流れ、岸辺の草むら近くを光りの大群がゆらゆらしていた。今夜もカメラをぶらさげて行ってみよう。

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2 コメント

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 (熊子)
2005-06-11 19:55:36
蛍を見てドッキ!。その背景には何があったのかなって、ちょっと興味津々。その昔、好きな子と川原を歩いた時に見た蛍、それとも、好きだと言い出せずに、意地悪をした悪ガキ時代のひとコマ…、そんな利発なpolo少年時代かな。蛍はゲットできたのでしょうか?
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熊子さん、こんばんは (polo181)
2005-06-11 21:41:08
コメントを有難う。ドキリとした背景には触れずにおきましょう。笑 とにかく怪しい光りでした。今夜は沢山のホタルを見ましたが、群がって飛ぶ乱飛行ではなくて、チラリホラリと少数のホタルが飛びました。何十回もシャッターを押しましたが成功は一枚だけ。それも、2,3匹です。収穫は少ない。
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