スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

子ぎつねヘレン(映画)

2006-03-28 10:35:23 | 映画
映画の最後にテロップで「これは実話に基づくフィクションです」と流れます。それで調べてみたら、原作がありました。竹田津氏による「子ぎつねヘレンがのこしたもの」がそれです。

母子家庭の少年太一は、事情があって母と別れて、母の友人の家に預けられます。友人は獣医さんで、彼は北海道の片田舎で開業をしている。少年は道路脇にうずくまって動けないでいる子ぎつねを見付けます。この子ぎつねは目が見えず、耳は聞こえず、嗅覚も働きません。それはまるでヘレン・ケラーのように”三重苦”を背負っています。そのことから子ぎつねは”ヘレン”と名付けられます。太一はヘレンの母親代わりになって、育てようと試みます。

月曜日の午後3時上映。かなりの席が埋まっていました。その6割が子供を連れた母親だ。親たちは子供に命の大切さを知って貰いたい、優しい人になって欲しいと期待してのことだろう。上映中、私はポケットから何度もハンカチを取り出した。この作品に75点を付けます。減点の理由は、話の運び方にちょっと無理があるかなと思ったからだ。



最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
子ぎつねヘレン (スイポテ)
2006-03-28 15:02:16
丁度新聞でこの映画の紹介文を読んだところでした。

子供(孫)と一緒に見たいなと思いました。

いや、母親と二人で見て欲しい。

うちの孫もきっとヘレンと自分を重ね合わせて涙するだろうな。

原作を読みたいと思いました。
返信する
この映画は (あまもり)
2006-03-28 15:38:59
今、話題ですよね。

邦画の動物ものは面白くない、と私は思っていたのですが、この映画は見てみたいと思っているんですが、さて見に行けるかどうか・・・。

辛口のpoloさんにとって75点はかなり高い評価。

うん、見に行きたい。

本当に三重苦の子狐を使っている訳じゃないですよね?

目の見えない野良犬を団地で子供たちが飼い始め、やがて大人たちの心を動かした話は、どこの地域の話だったか忘れましたが、あれは雑誌を読んでいて涙を流しました。

いまだに覚えています。「人間は目が見えなかったら犬に助けてもらうのに、目の見えない犬をなぜ人間が助けてはいけないの?」と涙ながらに訴える子供の言葉を。
返信する
スイポテさん、こんにちは (polo181)
2006-03-28 17:05:03
コメントを有難う。館内には大勢の幼気な子供がいました。でも、いざ映画が始まると、黄色い声はピタリと止まり、上映中はし~んと静まりかえって咳払い一つがありません。きっと子供達は食い入るように見たのに違いないことでしょう。お子さんと、みんなで見ると良いでしょうね。
返信する
あまもりさん、こんにちは (polo181)
2006-03-28 17:23:07
コメントを有難う。邦画の動物ものは面白くないと仰る気持ちはよく分かります。多分、映像技術が幼稚だからでしょう。私はね、動物が大好きだから、あのヨチヨチ歩きの子ギツネの姿を見ただけで満足です。野生のキツネはそう簡単に見られるものではありません。それがふんだんに現れます。

目の見えない野良犬を子供達が世話をした話は知っています。動物と接することによって、子供はみな優しさを得て行きます。大人の心を動かした子供らは素晴らしいと思いました。メルボルンで盲目の野良犬を拾った一家が高い治療費を支払って手術を受けさせ視力を得た話は今も語られています。
返信する
はじめまして (mama)
2006-03-29 08:53:35
キレイな写真をたくさん見せていただきました。

映画もよく観に行かれているのですね。

「ヘレン」映画館に入ったとき

ポップコーンを食べながらペチャクチャおしゃべりしている親子連れや携帯電話をいつまでもいじっている若い女の子のグループを見て これは参ったなぁと思いましたが上映が始まった途端自分も回りのことが気にならなくなったしまわりも実際とても静かになっていました。

北海道のひろ~い大地で太一のそばで安心しきってピョンピョン跳ねて遊ぶヘレンの姿がとても印象的でした。
返信する
はじめまして (らぴす)
2006-03-29 10:23:42
コメントありがとうございました(^-^)/



ノンフィクションの映画という事ですが、実際はもっと大変な事や辛い事があったのだろうなぁと思いました。野生動物の生きていく大変さは、私達人間では想像できないものなんだと思います。自然破壊を減らし、野生動物との共存が出来る環境が出来ていくことを望みます。その為に私達は何ができるのだろう?
返信する
mamaさん、こんにちは (polo181)
2006-03-29 10:25:45
初めまして。コメントを有難う。そうそう、私も同じ体験をしました。上映前は、子供達や若い女の子達がわいわいがやがや。でも、いざ映画が始まるとみな静かになりました。それに、ヘレンの最後のところで、私の隣りに座っていた4,5歳の男の子が「ママ、ヘレンは何処へ行ったの?ドコヘ?」を小声で尋ねていました。状況が理解できないので、質問したのでしょうね。とても可愛いと思いました。今後とも宜しくお願いします。
返信する
らびすさん、こんにちは (polo181)
2006-03-29 10:34:47
コメントを有難う。そうでね。野生動物はまず餌の確保が大事でしょう。一日の内、ほとんどの時間をそれに費やすことでしょう。一日中かけずり回って、なんにも食べられないと言うことだってしばしばでしょう。私は、あの無邪気な子ぎつねの顔を見ただけで満足しました。本当に可愛らしい目をしていました。これ以上彼等を追い詰めないように、自然を守ってやって欲しいと思いました。今後も宜しくお願いします。
返信する

コメントを投稿