スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

いつまでも美しくあるためには?

2006-11-01 15:40:22 | 人生
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写真は3枚です
写真はダイサギの最も美しい姿態だと思います。人間で言えば目鼻立ちやプロポーションにあたりましょう。このいわば形式美は、それに向かう努力によってある程度叶えられるでしょう。しかし、それらは老いることによって失われてゆきます。空しいものです。

かたや、内面的な美は心の持ちようから生まれます。美しく老いると云う言葉がひところ流行りましたね。これはそのことを言ったものだと思います。人を恨まず、誹らず、偽らず、背かず、ただひたすら誠をつくせば、自分自身がつややかで居続けることができます。なんだか抹香臭くなってきましたが、私は生涯で出会ったたった一人の”美しい”人を念頭に置いて書いております。ですから、これは実体験に基づくお話しです。観念論ではありません。

怒りや不満などの後ろ向きの情念は顔かたちをボロボロにして行きます。相手を滅ぼす前に自分自身を滅ぼしてしまいます。ですから、長期的なフラストレーションは自らを醜悪な顔にし仕立て上げます。それにひきかえ”許すあるいは受け入れる”行為によって心が穏やかとなり、自分自身を生き生きとさせます。たった一度の人生だから、どうせなら、最後まで溌剌とした生き方をしたい。



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12 コメント

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これから実行してゆきます (花ぐるま)
2006-11-01 16:16:43
美しいダイサギの姿を見ているとわが身を鏡に映すのが恐ろしくなりますね。
美しく老いる。。。例えばあの”緒方貞子さん”のような方でしょうか。。。
あんなに偉くなくても良いのだけれど、名もなく、美しく。そういう感じに老いられたら良いと思います。
今日からでも実行していきたい。
でも時には己を隠さず思いの通りにやりたい時もありますね。人間らしくて良いかもしれない。。。
人を傷つけず自分らしく。。。生きて生きたいと思います。
ダイサギさんに教えられ。
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3枚ともに美しいダイサギ (あまもり)
2006-11-01 19:18:55
きれいな写真にうっとりしました。
3枚目の片足を出して降りようとしている姿は美しくもあり可笑しくもありで最高です。
人を許す、これは難しい。まだまだ私には無理です。
怒ったり泣いたり愚痴をこぼしながらまだ生きています。いつかpoloさんの心境に辿り着けるのでしょうか。
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たった一度の人生・・・・ (sakura)
2006-11-01 20:04:37
私は大体白い鳥が大好きです。
羽が美しいですからね。
今日のダイサギの羽 逆光で写されて
しかも ダイサギの体全部が美しく写っていますね。
さすがお上手です。
三枚目の足が ダイサギらしい
おきゃんな所?が現われて傑作。ホホホホ・・

たった一度の人生です。最後まで溌剌とした生き方をしたい。切に願うところです。
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飛翔 ()
2006-11-01 20:05:50
と言う言葉がピッタシの見事な3部作ですね。
何か2枚目の写真からは、科学的に恐竜からの進化論みたいな感じも受けますね。

全体的なモノトーンの中で静かに流れる川をバックに華麗に見せるダイサギの飛翔の舞、
最後は、おどけてオッ鳥ッ鳥。
オイラは、ワンのくせに何時もオッ鳥ッ鳥犬生でおます。

いい写真、ごっつぁんでどすこいごわす。
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花ぐるまさん、こんばんは (polo181)
2006-11-01 20:32:07
コメントを有難う。いやぁ、ちょっと生意気なことを書いたので戸惑っています。花ぐるまさんは、ブログから受ける印象から、もう既にみんなを包み込むような人格の持ち主だと思っています。他人を巻き込まないことなら、精一杯好きなことをすれば良いですね。
世の中はギスギスしています。その環境に染まることなく、<我行かん>は、いかがでしょうか。私の楽しみはささやかです。腰にコーラを一本ぶら下げて、カメラを担いで椅子を持つ。そして、河原で自然の”観劇”です。
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あまもりさん、こんばんは (polo181)
2006-11-01 20:41:32
コメントを有難う。今日の”成果”をお褒め頂いて、とても嬉しいです。これは、自分でも気に入っている三連作です。このダイサギは右斜めから飛び込んできていますね。ですから、滑らないようにまずは右足一本を着地させようとしているのです。これが対象物に直角に下りるときは、両足を揃えております。非常に理にかなった姿勢ですね。私も貴女の年頃では、七転八倒していましたよ。眠れない夜が続いてね。胃がキリキリ痛むことがありました。無理もないと思います。賢いあまもりさんのことだから、必ずや美しい老後を送ることでしょう。
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sakuraさん、こんばんは (polo181)
2006-11-01 20:51:24
コメントを有難う。逆光でモノトーンの撮影ですから、このように成功するとは思いませんでした。私もダイサギは大好きです。餌取りを見ているとちょっと”鈍臭い”仕草をする。(アオサギは頭脳的です)ある時は、カニを飲み込んで、相手が喉元でガサゴソするので、吐き出そうとして、ゲーゲーやるのを目撃しています。今日の作品をお褒めいただいて恐縮です。ありがとう。留まる瞬間の足裁きは見事ですね。彼等の頭脳は予想以上に優れています。そうですね、私も溌剌と生きようと思っています。
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燦さん、こんばんは (polo181)
2006-11-01 21:00:26
コメントを有難う。仰るとおり、鳥類は爬虫類から進化していますね。二枚目は始祖鳥の骨格をも連想させます。<いい写真>だと誉めて下さって、ありがとう。こういう場面を想像しながら、何時間もファインダーを覗いています。最近では、<椅子に座ったカメラおじさん>として有名になりました。通れば、必ず声を掛けてくれる人も数人おります。欲を言えばきりがないけれど、せめて600㎜は欲しいなと思っています。世界が一気に広がります。
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後ろ向きの情念 (ラベンダーK)
2006-11-01 21:55:11
ちょっと反省・・
明日からは「許すあるいは受け入れる」を頭において生活していきます。
仕事をしていると、不満に思うことも度々。口には出せなくてストレスになったり。
少し考え方を変えれば出来ることですよね。
ダイサギの美しい姿を思い浮かべてpoloさんの言葉を思い出そう。
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ラベンダーKさん、こんばんは (polo181)
2006-11-01 22:48:53
コメントを有難う。おお、分かってくれましたか。「許すあるいは受け入れる」ことが出来れば、自分の心が穏やかで、全身から明るさが放つと私は思っています。言葉に出せることなら、ストレスになりませんよね。でも、大抵は言葉に出すと、問題が大きくなる場合が多いですよね。そうです、ちょっと考え方を変えれば<敵>は居なくなります。もともと明るく朗らかなラベンダーKさんが、さらに磨きがかかります。
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