和名 : ノカンゾウ(野萱草) 分布 : 中国、朝鮮半島、日本、サハリン
自生地 : 日本では本州以南の原野などに群生する。
ヤブカンゾウは八重咲き(以上ネットから抜粋)
昔、高校生の頃学帽をナイフでずたずたに裂いてから木綿糸で縫い合わせて、上からポマードを
塗りたくってその上に火鉢の灰をすりつけて、靴用のブラシでこすってテカテカにして喜んだ。
腰には日本手ぬぐいをぶらさげて高歯の下駄を履きカランコロンと歩いたのは私達の先輩だった。
いわゆるバンカラ学生だ。私はそのようなことは一切しなかった。むしろ白い目で見ていた。
戦後間もなくジーンズが入ってきて人々はそれに飛び付いた。時代が下ってこの頃になると
たわしでこすって色を落としたり、ナイフで傷を付けたのが見られる。そんなことが格好良いと
思っているのだろう。1930年代にアメリカの金山での工夫たちが使用しはじめたのが起源とされる。
私は今でもジーンズは買わない。ラフな格好がむしろお洒落なのだと考える倒錯した心が好きでないからだ。
デジブック 『山道の紫陽花』