When words leave off music begins.
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Vitali Chaconne [Arthur Grumiaux]
仙覚は、鎌倉時代の僧侶(天台宗)で、建仁(けんにん)三年(1203)常陸国(茨城県)に生まれたが、没年は不明である。
万葉学者として知られる仙覚は、万葉集解読に半生をささげた人で、彼の著作した「万葉集注釈」は、以後の万葉集研究の基礎をなしているといわれている。この奥書には「武蔵国比企郡北方の麻師宇郷(ましうごう)の政所(まんどころ)」と記されており、当地に仮宿し、まとめたものと推定されている。
この地域は、付近をとりまく土塁、空掘跡、櫓の跡から、中世の土豪、猿尾氏(ましお)の居城で中城跡(なかじょうせき)といわれている。
なお、この記念碑は、昭和三年に仙覚律師遺跡保存会により建てられたものである。
昭和五十九年三月 埼玉県・小川町
宗像神社は、奈良時代文武天皇の御代大宝元年(701年)に荒川の氾濫をしずめ、舟や筏の交通を護るために、九州筑前(福岡県宗像郡)の宗像大社の御分霊を移し祀ったものです。
宗像大社は、文永弘安の役(蒙古襲来)など北九州の護りや海上の安全に神威を輝かしていました。
この地に御分霊を移してからは、荒川の流れが定まり、人々の崇敬を篤くしました。
藤田五郎政行が花園城主(平安時代)として北武蔵一帯を治めるにあたり、ここを祈願所とし、北条氏もまた祈願所にしていました。
春祭は4月3日、秋の例祭は11月3日で、当日は江戸時代から伝わる山車7台を引き揃え、神幸の祭事がにぎやかに行われます。
なお、拝殿には寄居町出身の名彫刻家、後藤功祐の彫った市神様社殿があり、町の指定文化財として保存されています。
祭神は、天照大神の御子である多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)、狭依比賣命(きよりひめのみこと)、多岐津比賣命(たぎつひめのみこと)です。
寄居町・埼玉県