
野澤が先発へ戻ってきた!!
試合開始直後のお呪い、本当に久しぶりに見ることができた。
ヤマザキナビスコカップ予選
アルビレックス新潟vs大宮アルディージャ
結果 2:2
スタジアムの公式練習では、最初にGKがピッチへ入ってくる。
今日、アルビのGKがピッチへ入った時、ひときわ大きな歓声がわき上がった。
ピッチへ入った先頭は野澤、その後に北野。
アルビでは、公式練習でGKがピッチへ入るとき、先頭になる選手が先発、後に続く選手が控えとなっている。(今まで見た限りでは例外は無かったように感ずる)
そう、野澤が先発へ戻ってきた、ゴール裏から野澤へ2シーズンぶりに贈られた応援歌は、それは長い長い時間歌われていた。
これで、試合結果が2:0で終わっていれば、超ハッピーであったのだが、結果はドローだった。
ドローではあるが、悪い流れは断ち切れたのかと言えば、断ち切れた部分と、さらに重い課題を背負い込んだ部分があるように感じた。
失点を見ると、先日のFC東京戦と同じで、本当につまらないきっかけからゴールを食らっている。
最初の1点は、前半試合開始早々、グランダーがアルビのDFラインを抜けてペナルティエリア方向へ転がった。
野澤は、ペナルティエリアを出てボールを蹴り出しに行ったのだが、あろう事か大空振り......
後から詰めてきた大宮の選手に、シュート練習の場面を提供してしまった。
そして2点目は、後半開始直後、左サイドへ速攻をかけられて、あっさりとDFラインを抜かれてシュートを放たれてしまった。
野澤はシュートへはしっかりと反応したのだが、弾いたボールをゴールへたたき込まれてしまった。
今日のアルビは、前節の結果を持って、GKが野澤、センターバックが永田から千葉へとDFラインを変更した。
でも、前節と同じようにDFラインのつまらないミスから先制点を入れられてしまったのだ。
ビルドアップでも、大宮のFWがプレスをかけてくると、不安定なシーンを何回も見せていた。
DFラインが安定は、さらいに重たい課題を背負った感じがする。
収穫は、外国人選手。
前節と比較すると、アレッサンドロとダヴィがチームへフィットしてきた感じがする。
彼らのプレースタイルがチームへ浸透してきたようで、欲しいところでボールをもらって、攻撃をしていたように見えた。
それから、左サイドバックへ入って、中野が良い仕事をしていた。
果敢に、中盤でのボール奪取へアプローチして、何回か成功させたし、DF面でもしっかりとした動きを見せていた。
ただし、ゲーム終了間際に怪我をしてしまったようで、抱えられてスタジアム内へ運ばれた事が気になる。
タダでさえ薄い選手層なのに、怪我人は勘弁してもらいたい。
今日の2ゴールは、共にアレッサンドロが入れた。
前半の1ゴールは、ペナルティアーク真っ正面のFKからだった。
左利きのダヴィ、右利きのアレッサンドロ、どちらでも打てる好位置だった。
アレッサンドロのFKは、決して強いキックでは無かったが、柔らかいタッチからコースを丁寧に狙っていた。
キックは、ゴール左サイド上部と言う、GK泣かせのコースに乗って、ゴールインした。
何か、マルクスのFKを見ているように感じてしまった。
これでマルシオが戻ってくると、FKの名手が3人もいて、飛び道具には事欠かない事になりそうだ。
鋭く落ちるマルシオ、低く早い弾道で打つダヴィ、丹念にコースを狙うアレッサンドロとGK泣かせになりそうだ。
2ゴール目は、後半のビハインドの場面。
右のペナルティライン上を自ら突破したアレッサンドロが、大宮のDFに倒されてペナルティキック。
そして、アレッサンドロが自ら、キッチリとゴールを決めた。
プレースタイルを見ていると、これまたマルクスを彷彿させるようなプレーに感ずる。
これから、リーグ戦とナビスコ予選が交互に、しかも短い間隔で続く。
そろっと、上昇のキッカケをつかまないと、このままズルズルとシーズンが終わりかねない。
取りあえずは、DFラインの安定が急務に感じた。

FKの場面。
右とアレッサンドロか、左のダヴィか、ペナルティエリア内では激しいポジション争いが始まって、イエローカードも出た。

アレッサンドロの放ったシュートは、マルクスを彷彿させる柔らかいタッチのシュート。
見事にゴール左隅上部へ決まった!!
来日後初の顔見せゴールとなった。
で、ゴール裏からは早速アレッサンドロの歌が贈られた。

後半、アレッサンドロ自らペナルティキックを得たファールシーン。

アレッサンドロのペナルティキック。
何か、キック自体もマルクスに似ているような感じが。

先発へ戻ってきた野澤も、つまらない2失点を食らってしまった。
でも、この様な1:1の場面を落ち着いてしのいでもいた。

試合終了後のゴール裏。
2:0のスコアで終わって欲しかったのだが。
入場者数、2万5千人ほど。
メインもバックもゴール裏も、2階席はガラガラ状態でした。
おかげで、渋滞に巻き込まれず駐車場を抜け出せたけど、喜んで良いのかどうか複雑ではある。

試合前に、スタジアムを訪れたアルビレックスBCの選手達。
今シーズンは、優勝争いに参戦して欲しい。