佐賀市材木の野中烏犀園に行ってきました。
こちらには、江戸時代にターヘル・アナトミアを杉田玄白らが翻訳した
解体新書の初版本が保存されているのです。
解体新書 初版本

野中烏犀園は、創業が寛永3年(1626)の老舗の薬問屋。 店内には、1796年に佐賀藩から下賜された「烏犀園」の、製造販売の許可証も展示されていました。
烏犀園というのは、もともと、中国で作られた漢方薬で、徳川家康が愛飲していたことがわかっています。
木版画で刷られているのに、この緻密さには驚くばかりです。

こちらの上段の少し茶色く変色しているのが、烏犀園の製造許可証です。