きのうもひとりで新緑を見ながら歩いて散歩を楽しみました
とてもいい気分でいたのですが
夕方次女から、これからウチに行ってもいいかというLINEがきてモヤモヤした感情がふくれあがりました
イヤな予感です
この春就職した次女はいつものことですが仕事とその環境の文句ばかり言うのです
SOSのサインなのかもしれませんが聞いていて不愉快です
まるでわたしが愚痴のゴミ箱にされているように感じてしまいます
わたしも若いときは同じように、かまってちゃんだったのかもしれないと思うこともあるので
わからなくもないのですが聞くのが苦痛なのです
次女は友だちには距離を置いてつきあっていて
弱音を吐くのはわたしにばかりのように感じます
次女が高校で不登校になったとき
高校だけは何年かかっても卒業させなくては、とわたしは必死になりました
わたしは何度も学校にいき、頭を下げ続けました
次女は思うようにならない不満や不安から家で暴れるようにもなりました
次女から暴力を振るわれ、夫からは進学校から転校したことを責められて毎日がつらくてたまりませんでした
すべて投げ出して失踪したいくらいでした
今ではそのことを思い出すとわたしは怒りすらわいてくるのです
次女は大学に入ってからも何度もつまずきました
正直な気持ち、またかと思いました
まったく何をやっても不満ばかりで何ひとつ続かない、どうしようもない人間だと
心の中で思いました
でもわたしは高校生のときほどかかわらないようにしました
叱咤激励もしないことにしました
大学の保健センターやメンタルクリニックをすすめることにして
わたしは意見を差し控えました
ですから今回もかかわりません
自分でどうにかすればいいのです
わたしは怒りの感情をもちたくありません
だれかの行為で怒りがわいたとき
わたしは、そのことに関心を持たないようにすると怒りがわかなくなることを知りました
そんなことわたしには関係ない、と
愚痴を言う次女、愚痴を言う夫に対して
わたしは上の空です
聞き流すことなんて若い時はできませんでした
でも今はできます
何を言っていたかわからないくらい自分の世界にこもることが出来るようになりました
気になって仕方ない、とかいら立つという感情をもつのは苦痛ですが
こうして上の空でいられるようになってから
本当に心が穏やかになりました
他人からすれば失礼な行為です
ひとの話を聞かない最低の人間だと思います
が、わたし自身を守るために必要なことです
誰かがわたしを愚痴のゴミ箱にするなら
わたしはぼんやり上の空で愚痴など聞こえないふりをしているうちに
本当に聞こえなくなりました
こんなふうにトレーニングすれば聞きたくない話を聞かずにいられるようになれるのです