ニューヨークチーズケーキ

今はgleeのまゆげ王子×お洒落くん・ばっとまん蝙蝠×夜鳥中心。更新は寝ているカメ並。

駒鳥四兄弟

2011-03-26 | ザ・バットマン&TT(ディック!!)

コメントありがとうございます!!日本でロビン好きなんでおれだけさ・・・なんて寂しく思ってる私にとってすごく励みになります!!

こまり様へ
に、日本にもロビン好きな人がいて自分にコメントをくださるなんて!!
ディックすごく萌ですよね!!もっとディック受け増えるといいですよね!!(落ち着け)
微力ながらディック受けを広めるため邁進してゆく所存でありマス!!またぜひぜひ見にきてください!!(敬礼!)





わかったぞ!ジョンスチュアートは二代目なんだ!それならジャスティスリーグは間違ってないんだ!!すっきりすっきり。
四月からCNでまたバットマンやるって!ガチムチナイスミドルのほうだね!ディックの回みなきゃ。


今回は予告にあった四兄弟ロビン。性格がわかんなかった時に書く暴挙。



 

閑静な住宅のどこでも聞ける朝のベーコンの焼ける音、喧しくも親しみのあるテレビのニュース。平穏で平和な朝に一家の長男ディックは心から愛おしく思った。そんな、束の間の幸せ。

ロビン四兄弟


「ディック!なんで起こしてくれねーんだよ!!」
二回から風紀的に乱れた制服に着替えつつ次男ジェイソンが喚いた。アップにした髪と耳に何個もつく銀のピアスと凄みのきいたつり目に睨まれても兄はひるまなかった。
「いつもいつも起こしてもおきないだろ。」
「今日はダりーけど追試なんだよ!」
「へ?カレンダーに書いてなかったぞ。」
「高校2年で誰がリビングのカレンダーに予定かくかよ!」
「ほらほら~兄ちゃん、早くしないとゴミ収集車いっちゃうよ~」
三男のティムが目玉焼きを乗せたトーストをかじりながら言った。
「クッソ!!」
ジェイソンが遅れそうになるのを予測してスクランブルエックもベーコンものせたトーストを渡しながらディックは玄関を開けた。ティムが手をふる。
「行ってらっしゃ~い」
平和な日常、なんて素晴らしい!ディックは胸の中でまた呟く。こうゆう日々こそ求めていたものだ。普通の家族とは少し違うが。実は一家は皆血が繋がっていない。そして自分達の義父の突然の喪失。しかし自分達はこうして家族をしている。ディックは目頭が熱くなった。
「ティムも学校の時間だろ?」
「まだ大丈夫だよ~お兄ちゃんもだろ?」
「うわ!もうこんな時間?」
そんな時、ジェイソンがまだ玄関に居るのに気づいた。誰かと話している、10歳程の少年だ。
「ジェイソン、急がないと学校―」
少年が動いた。ディックはその動きに何か感じた。ゆっくりと顔を合わせた、少年らしからぬ少年。
その手には小型のピストルがあった。
「あんたがバットファミリーのディック?」
ディックは自分に平穏な日々など無いことを改めて確認した。


「バットファミリーの後継者選抜のために来た。」
バットファミリー、それはこのあたりのヒットマンファミリーの名前、そして義父、ブルース―、究極と呼ばれたヒットマンバットマン―が長を勤めた名だ。
「取りあえず…その、名前は?」
バットファミリー教訓その一、相手を無闇に攻撃しない。
「ダミアン。ブルース、バットマンの忘れがたみだ。」



ディックが義父、ブルースと出会ったのは13歳の時だ。27歳、ブルースは莫大な遺産を相続した青年実業家と言う肩書きだった。サーカス一座の一家だったディックの両親が事故で死んだ公演に、ブルースはいた。
目の前で両親が死んだショックでなにも出来なかったディックに変わり見ず知らずの彼は何かと世話を焼いてくれた。それからディックはブルースに恋をした。そしてブルースもディックを一目で見初めていた。
彼はディックを引き取り甘い生活を始め、生きるすべとしてヒットマンの仕事を教え始めた。ディックが16歳の頃ジェイソンがバット家にやってきた。ケンカしてボロボロの少年だったがその顔はきりりとしていた。ブルースが夜にディックの部屋以外で過ごす日が増えた。そして18歳の時ティムがやってきた。ブルースが部屋のドアをノックするのは4日に一度になった。
ブルースに仕えていた執事が生涯を全うし、執事はもう雇わないと決めると自ずとめんどうみのいいディックが家事をすることになった。ブルースがそれで少しでもまた好きになってくれたらいい…そんな風に始めた家事を完璧にこせだした矢先、ブルースは死んだ。


「大丈夫か?」
手に持ったグラスが危なかった。
ディックは気を取り直し昼間っからバーに呼び出したブルースと同業者のフラッシュと向き直った。
「…ねぇフラッシュ、ブルースに恋人とかって…いた?」
「またまた~ノロケ~?」
いつもフラッシュの態度が今は判断出来なかった。フラッシュはヒットマンの中では一番ディックと年が近くて悪い遊びはフラッシュに教えてもらったものだ。気を取り直して言う。
「ブルースの落とし種をなのる子供がきた。」
「ええ!まじかよ?!」
「…ああ、遺伝子検査もした、しかもブルースの書いた手紙を持ってだ。」
そこにはダミアンは10歳になってからブルースが引き取りヒットマン家業を教え、養う趣のことが書かれていた。母の名を聞いても答えようとしない。
「バットマンがね~以外だな~君にゾッコンだったのに、―で?丁度いい折だし家業を盛り立てようって?よし!マスターもう一杯―」
「違う!ヒットマン家業はうちは継がないよ!!」
ブルースが死んだ時、同業者はディックがバットマンの名を継ぐと思っていた、ディックが継がないならジェイソンかティムがいる―。
しかし、誰もヒットマンとしてバットマンの名を継ぐと宣言した者はいなかった。いや、させてもらえなかった。
ディックがジェイソンとティムが名乗り出すのを止めたのだ。
「なのに、なんでディックがしないんだ。今はバーバラが主としてやってるけど誰か後継者は必要だ。」
「ダメだ。そんな危ない仕事はジェイソンとティムにはさせたくない!」
家族を養うため、ディックはセクハラを耐えながらオフィスで働いている。
「なら、落とし種に継がせるのか?それでいいのか?」
「…バーバラには悪いけどバットファミリーはもう無くすつもりだった。ジェイソンとティムも大人しくしてたしこのまま自然に無くなると思った…のに。」
まだブルースは自分を悩ませるのか。
グラスを傾けフラッシュは言った。
「生憎だがダミアンのことは知らなかったよ。他の奴らも知らないさ、秘密主義だったからな。」
「…ジェイソンもティムの時もそうだったよ…知らない間にブルースは…」
「そう悩むなよ。お前はブルースに愛されてたんだぜ?すごいことさ。」
同じだけジェイソンもティムも愛してただろうね。ディックは思った。


「―君は本当にブルースの後を継ぎたいの?」
ダミアンが来て三日目、取り敢えず通した部屋に居座っていたダミアンにディックは聞いた。
「君がブルースの…子供ってゆうのはもう聞いたけど…楽しい仕事じゃないよ。」
「そうやって、後継者を少なくするつもりなの?」
「違うよ…つまり、」
バットマンの後を継ぐにはバットファミリー本拠地であるここですまなければならない。
「つまり…、」
もしブルースが生きていた時に来ていたらなっていた展開、つまりディック達にまた兄弟が増えていたわけだ。―ダミアンは正式な子供なわけだが。
「君の仕事はまず、2ブロック先のお隣さんへ覧板を届けることだ。」
「へ?」
ディックはダミアンが籠もっていた部屋のカーテンを開けた。衛生上よくない。10歳はまだ日を浴びるべきだ。
「こんな所で鬱々しててもだめだ。君は僕達の弟な訳だ。だから君にも家族の仕事を全うしてもらう。」
「ぼくはバットファミリーの後継者に―」
「ほら!2ブロック先のクルーガーさん家だから!わからなくなったら近くの人に聞くんだよ。」「だから―」
「バットファミリー教訓第四条!!」
兄たるディックの声が家にこだまする。
「働かざるもの、喰うべからず!!」



「―お兄ちゃんはダミアンを後継者にするつもり?あいつがブルースの子供だから?」
「後継者とかじゃなくて…うちにいる手本を…」
ディックはジェイソンとティムに挟まれ困っていた。
「俺達にあそこまでファミリーを継がせないって言ってたじゃねーか!」
「どうしてそんなにヒットマンなんかしたいかな…」
ダイニングテーブルで頭を抱えたディックに2人は怒った。
「当たり前だろ!そのために僕らはバットファミリーになったんだ!」
「ブルースは徹底的に俺達をヒットマンにした、それをあんなガキに―」
話さなきゃならない。遠回しにできなくなった日がきた。ディックは2人に自分と同じ悩みをもっていて欲しくなかった。
「ジェイソン、ティム。」

「ブルースは勝手だったよ…僕のつぎはジェイソン、つぎはティムってとっかえひっかえ、子供に手をだしてさ。でも、僕はブルースのこと…愛してた。最初はブルースだってそうだった…きっと2人もそうだったんだ。二度も裏切られたけど…僕は彼を許すよ。だからもう2人もブルースを許してあげ―」
ディックの手がジェイソンのしらはどりに勝った。あくびをしたジェイソンの頭にディックの手はヒットした。
「ひ、人が心境語ってるときにお前は!!」
「って―な!なぐんなよ!!このホモ!!」
「お兄ちゃんのブルースとラブラブアピールはもう十分なの。ブルースのヒットマンの弟子として養子に入った僕らとしてはどーでもいいの!」
「へ?え、あ、あ~?」
つまり、つまり、ジェイソンとティムはディックと違い夜にラブラブパッションな生活を送っていたわけでなく―
「ヒットマン専属だったんだよ!!」
ディックはブルースを呪って、次にまた好きになった。ブルースは―バッツの親をともかくとして―ディックを好きだったのだ。

ディックは立ち上がった。二人はまだ何か言っているし玄関でダミアンが帰ってきた気配がした。でもただディックはただひとりのことを考えた。
気をとりなおししなくてはならない事があった!ディックはまた現実に戻った。
「新しい家族ができたがらお祝いだ!ジェイソンとティムとダミアン!荷物持ちでスーパーについてきて!!」



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右を見ても左を見てもロビンな私とバットマン得小説。実はバットマンは生きてたり、グリーンランタン×フラッシュだったり、ディック総受けだったり。

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