ニューヨークチーズケーキ

今はgleeのまゆげ王子×お洒落くん・ばっとまん蝙蝠×夜鳥中心。更新は寝ているカメ並。

ロビンの嫉妬

2011-02-19 | ザ・バットマン&TT(ディック!!)

友達のSがTT画像をくれて職員室の中心で愛を叫んでしまった。ロビンかわいいかわいいかw
もういままでに程にアメコミがきすぎてやばい。
ジャスティスリーグのフラッシュもブレイブ&ホールドのロビンもどわわゎってきてズガーンでドカーンでシャラーンだよ←

今回は原作的バットマン。ていってもワンダーボーイのしか読んだことないのでティムの性格がわかんないのにティム出ます。
そろそろどっちをみてもロビンなロビン四兄弟ネタします。
 
バットマン×ナイトウィングです。







ティムが三代目ロビンとして意気揚々とウェイトン家に入って行くと、そこにはロビンがいた。

ロビンの嫉妬


「わ―!!ほ、本物の一代目ロビンだ!!」
バット警部でバットマンと話していた青年をみてティムは叫んだ。ティムの憧れ、彼こそバットマンとダイナミックディオと呼ばれた元初代ロビン、ディック。現在のナイトウィングだ。
彼はバットマン程の体躯はもっておらずしなやかで、しかし強靭そうな体をナイトウィングの服で包んでいた。
「もしかして彼が―」
「ああ、お前の後輩、ロビンだ。」
バットマンにロビンとしてロビンに紹介してもらえてる!ティムは天にも登る心地だったが二人は違うようだ。
整った、美しい顔に怒りを露わにしながらディックはバットマンにつっかかっていった。
「まだ子供じゃないか、アナタはこの仕事の危なさを知ってるのになぜ子供を危険にさらすんだ!」
「ディック、彼の年頃に君もロビンになったはずだ。」
「僕の時は前例がなかった。僕とも一方的に解散してジェイソンもあんなことになったばかりなのに!もうロビンは作らないと言ったじゃないか!」
それについてはティムが強くバットマンに説得した節があるのだが始めてみるヒーロー同士の言い争いに呆気にとられ、ただ観戦を楽しんだ。
「大体、アナタは勝手すぎる!彼にもしものことがあったらどうするんだ!彼だけじゃない!ジェイソンみたいに回りの人まで危なくなるんだ!」
「それがわからないような奴はロビンの名を名乗らせない。」
バットマンがロビンの名を受け継ぐティムを見た。厳しくも自分の為に試すような目にティムは大きく頷いた。
「もし僕の周りに害が及ぶなら僕がその害から守ってみせる!」
バットマンの口の端が少し上がった。
「…ブルース、僕は絶対に反対だ。もうこの家には居ないけどバットファミリーとして―」
その時、街のヴィランの発生をつげる警報機が鳴り出した。
「仕事だ。」



仕事により夜も遅くなり土曜日なこともあってティムとディックはウェイトン邸で泊まってゆくことになった。
ティムが使っていいとされていたのは元々ディックが使い、ジェイソンが使った部屋だ。ディックは来客用の部屋を使って居るらしい。
戦闘で気が立っているのか、ディックの事が気になるのかなかなか寝付けない。
ディックは戦闘中も助けてくれたし的確な指示をくれた。昔を思い出すのか少し寂しげな表情だったけど笑いかけてくれさえもした。
ならなぜ自分がロビンになることをあそこまで反対するんだろうか。
ティムは起き上がった。解らないことはとことん調べる。
それがティムの信条だった。

ディックにあてがわれた部屋に行って見たがそこには誰も居なかった。トイレと食堂にも行ってみるもいない。
ならブルースの部屋だろう。さっきの話の続きをしているのかも知れないし、ならば丁度いい。

ブルースの部屋をノックしょうとした瞬間なかからディックの声がした。
「次の彼もとっても可愛い、君の好みそうな子だね。」
そこにはブルースへの嘲りがあった。ティムは驚いて鍵穴から中を覗いた。
ソファーで腰掛けるブルースにもたれかかるような座るディックがいる。彼は酔っているんだろうか?違うその表情には甘えのような哀愁のような浮かんでいた。
「ジェイソンもそうだった。元気で君に心酔仕切って信じてた。君に死ねと言われたらよろこんで死んだだろうね。昔の誰かみたいに。」
「そんな宗教的な接し方はしてないさ。」
「そうだろうね。こんなこと神を崇める人ならしないだろう。」
ディックが立ち上がろうとするとブルースがそれを止め、膝のうえにかきだいた。
「お前も、な」
ブルースは微笑んだ。

ティムは夢中になってその景色を眺めていた。ブルースとディックには自分には入れないようなそんな空間があった。
その答えがこれだったのだ。
「…昔は何にも考えずにこうしてられたのにな…。」
「私の胸の中にいて何も考えずにいたことなんてあったのか?」
「…なかったかもね。」
ディックがブルースの頬を両手で挟み頬をすり合わせた。
「…嫉妬してるのかな。君が彼をロビンって言うのを。」
「ロビンの名前が恋しいか?」
「そんなことじゃないよ。僕は、」
おでことおでこが擦り合う。鼻が触れ合い、唇は話すたびに少し触れる。
「ディックってブルースの部屋で読んでもらえる方が嬉しいよ。」
そしてブルースの手に押されるままにくちづけを交わしソファーに倒れていった。

「…………。」

ティムは慌てて部屋に戻った。あのまま見ていたい気持ちをどうにかおさえてベットに入る。
まさかブルースとディックが恋人同士だったなんて、胸が騒がしい。
先輩への失望でも師匠への嫉妬でもない。キスを交わした時のディックの妖しいまで美しさが頭から離れない。

ああ、ぼくはディックに恋でもしちゃったのかな。

小さく呟こうとしたが止めておいた。もし呟いたら、本当のことのようで―ティムはいつの間にか眠りについていた。


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