雑種犬みね侍の赤鼻DIARY(withちよ

愛犬ミネジを亡くし失意の日々・・・。たまに千代も出てきます。

忌まわしい記憶 その2

2022-03-31 13:16:10 | ミネジ5歳の頃
前回の続きです。

散歩中に凶暴なテリアに襲われ負傷したミネジ。
あえなくテリアとその飼い主たちはその場から逃亡するというまさかの事態に見舞われ・・・汗汗

その相手の家に殴り込み…いや話し合いに行った時のことです。



普通なら特に仲良くもない犬の家なんて
いくら近所といえど知ることはないんですけど、
以前その家の前を通りがかった時に
中にいたテリアがミネジの姿を見て大暴れし、
網戸を前足で思いきり押してガタッと外れてたことがありました(すごい音がしてた)

なので「あ、あのよく暴れてる犬だ!こんなとこに住んでやがったのか・・・!」
と私はしっかり記憶していたのでした。。



ピンポーン!

呼び鈴を押すとすりガラスになっている玄関の向こうでギャンギャン!
テリアがすさまじく飛び跳ねながら吠える姿が見えました。

ミネジは重傷をおったというのに…
そいつは明らかに無傷で元気そうでした。

ミネジも噛み返すような行動を見せていたけど、それは形だけで、その証拠に相手の犬は無傷。

ミネジよ・・・おまえはほんと優しすぎるんじゃ・・・(TдT)
そんなことを思っていたら、ガラガラッと玄関の扉があきました。

例のうっかりリードを離したおっさんでした。

ここからはうちの親父とそのおっさんとの話し合い。

おっさんはまずなぜこの家を知ってるのか驚いてました。

さらにミネジの飼い主が貧弱そうな小柄な女(私)かと思っていたら
屈強そうなガチムチ強面おっさん(親父)だったことにも驚いていたようでした。

ちょっとびびるおっさんw

しかし往生際の悪いおっさん、必死に弁明しまくってました。

「うちの犬も噛んだかもしれないけどそちらの犬もうちの犬のことを噛んでいたから喧嘩両成敗だ!」
「うちの犬だって怪我してるんだ!(そばでピンピンしてる犬の姿)こ、これから病院連れていくんだ!」
「そっちだってリード離しただろう!(離してないぞ)」
「うちの犬は普段はおとなしいのにそっちが因縁つけてきた!(どこがじゃ、そばでずっと吠えとるがな)」

もう埒があきません。
謝罪の言葉は一切なし。
やっぱ犬もやばけりゃ飼い主も…ということなのか…トホホ。

とりあえず治療費だけでも出してくれと言っても
「そんなものは出さない!」
「自業自得だ!」
の一点張り。
まったく話の通じない相手でした。

うちの親父もカッとなりやすい性格ではありますが、この時は結構頑張って冷静に話していました。

でも向こうのおっさんがやたら大きな声を出して威嚇するような喋り方で、
もう完全に話の通じないような感じだったので、
最後の方にはうちの親父もブチ切れてかなり怒鳴り合いのような感じになってました😅

よく手を出さなかったものです・・・(親父よ、よく頑張った!)

「もういい!帰るぞ!」
ブチ切れて帰ろうとする親父・・・汗
多分この時、治療費の領収書だかメモだかを渡してきたように思います。

向こうのおっさんが「病院行ったなんてどうせ嘘だろう、証拠を見せろ!」的なことを言ってきたので・・・。

でもこの時点では私も親父も諦めていました。

相手が悪かった、不運だったと思うしかない。泣き寝入りだな・・・と。


しかしこの翌日、ミネジをまた病院に連れて行った時のこと。

なんと!
相手の飼い主のおばはんが来ていたのです。

それももう前日とは同じ人物とは思えないくらいの低姿勢で平謝り状態!!

「昨日は申し訳なかった、治療は全額こちらで負担させてもらう、うちの犬が悪かった、普段は大人しい子なのだけど・・・」

反省の弁をつらつらと・・・私はびっくりして思わず口がポカーン。

そんな私にも一応は謝罪の言葉を言ってきて。

でも私にはどうしても前日の態度(思いっきり睨まれた)が引っ掛かって
言葉を素直に受け取ることができませんでした。

「謝罪とかお金とかはどうでもいいので。今後は犬が暴れても決してリードを離さないようにしてください。」

必死で怒りをこらえ…こう言うのが精一杯でした( ω-、)

おばはん・・・笑顔でわかったと答えてましたが…。

てかおっさんは?!
あの悪態つきまくってたおっさん。
結局この日から10年間おっさんからの謝罪はありません。

多分おばはんはおっさんにおまえが行ってこい!と言われて
渋々やってきたのでしょうね。


後で聞いたところによると前日動物病院におっさん夫婦から電話があったみたいです。
私の渡した領収書だかメモを見て本当がどうか確かめるためにかけたようで。
そこで獣医の先生がこっぴどく説教してくれたようです。

それで翌日、おばはんがしおしおとやって来た…ということのようです。



というわけで、一応は謝罪の言葉と(おばはんのみ)
治療費も支払ってはくれましたが。

なんともモヤモヤの残る結末で…。

何よりミネジに後遺症が残らなかったのでよかったんですけどね。

もし後遺症が残っていたら…
さらには命を落とすようなことがあれば…?!
考えただけで恐ろしい。。
てか絶対に許せないでしょう!
怪我おわされたのでも充分許せないし。
ぶっちゃけ未だに怒りはおさまってませんよ。
何よりその後の対応もどうなの?って感じですよね。
交通事故で言ったらひき逃げと同じことですもん。
私が相手の家知らなかったらどうなってたか!
もうずーーーっと引っ掛かってます(>_<)


まぁとにかくミネジの傷が治ってよかった。
そう思うしかなく。
完治までは結構かかりましたけど…。
ほんとそれだけは幸いでした。


ということで以上、10年前の事件報告でした。
長々と失礼いたしました。。











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忌まわしい記憶

2022-03-30 18:40:38 | ミネジ5歳の頃
今日はこの10年間ずっと書けなかったことを書きたいと思います。

本当は10年前、すぐにでも書きたかったのですが…
書こうとすると怒りで手が震え発狂しそうになるので(自爆)
もう少し落ち着いてから…と思っているうちに、ミネジが亡くなり。
ますます平常心が保てなくなり・・・汗

そうするうち、いつの間にか10年も経っていました😅

いい加減これ以上怒りに震え続けるのもしんどいので、10年のこの節目。
なんとか書いて吐き出したいと思います…。




2022/3/30撮影
まずは少し落ち着くために花の画像をば😅
職場のチューリップです☺️



ふーっっ。

ではいいですかー!




2012年3月30日金曜日。

忘れもしない・・・
今からちょうど10年前の出来事です。

当時ミネジは5歳3ヵ月。
まだまだ元気だった頃です。
私も千代が亡くなった少し後でやや落ち込んではいましたが、
一応それなりに平穏な日々を送っていました。

が!そんな中…突然事件は起こりました。


散歩中、ミネジが近所の犬に襲われ大怪我をおったのです・・・。


奇跡的に助かりましたが・・・
後少しでも傷の位置がズレていたら、
重大な後遺症が残っていたかもしれないと獣医さんには言われました。
今考えてもゾッとします・・・。


そもそもその前からジワジワと恐怖は迫っていました。
その少し前から散歩中にやたら凶暴な犬と遭遇するようになっていたんです。
犬種はジャックラッセルテリア。
40代後半か50歳くらいの夫婦が飼っていました。
散歩はいつも夫婦でしているようでした。
遭遇するたびそのテリアが尋常じゃないくらい怒り狂って暴れるんです・・・。
もうそれはそれは恐怖で!
どうも観察してるとどんな犬に対しても同じようにギャンギャン吠えてる感じで、
完全に躾失敗しちゃったなぁという感じが見てとれました。

特にうちのミネジに対しては凄まじい攻撃性を見せ・・・理由はわからないのですけど
まぁうちの狂犬千代も近所のゴールデンレトリーバーのコウタ君に対してだけすごい怒りの反応を見せていたので
同じような感じだったのかなぁと・・・(相性というか・・・
なので私的にはそのテリア連れは要注意だなと、襲われるだいぶ前から警戒していました。
(向こうは気にもとめてなかったと思いますが…)

ちなみにミネジはどんな犬に対しても吠え掛かったり噛みついたりなんて絶対しないやつでした。
そこは千代のことが教訓になっていたので、気をつけて育てたからかなと思います。
まぁ元々そういう性格だったのかもしれませんが。。

なのでミネジとそのテリアが散歩中遭遇すると
毎度毎度テリアが一方的にギャンギャン吠えまくるという異様な光景になってました…。


2012年3月30日の夕方、
その日もそのテリアに遭遇しないように細心の注意を払いながら散歩していました。

ですが・・・あと角を3回曲がれば家に着くというところまで来た時、
不運にもその角からそのテリアが現れたんです😨

うわ!と思ったのも束の間・・・いつものようにテリアがガウガウ言い出しました。

なるべく距離を取ってすれ違おうと咄嗟にミネジのリードを短くしたんですが、
なんとその途端、向こうのおっさんがテリアのリードを離しました( ̄□||||

え?!?!

どうも・・・
取り押さえようとしたらあまりに犬が暴れるので、
自分が噛まれることを恐れて離した模様・・・

当然自由になったテリアは弾丸の如くミネジに突進してきました。

何度も言いますが、ミネジは千代とは違い喧嘩なんて物騒なことは大の苦手でした。
千代なら即座にガウガウやり返したでしょうけど、ミネジは明らかに戸惑っていました。
ですがテリアのあまりの剣幕にこれはただ事ではないと察したようで、
一応形だけガウ~と言い返してたんです(ミネジよ、よく頑張った!)

しかし・・・次の瞬間
キャイン!
ミネジの悲鳴が・・・
一瞬の出来事過ぎてわからなかったのですが、ミネジが前足を痛そうに上げていました。

前足を噛まれた・・・!

それでも尚テリアは襲い掛かって来ようとしていました。

というか終始私も黙って見ていたわけではなく、多分ゴラァァァ!!!!!!!とか
すごい声を出していたような気がします😅
あと飼い主に対して「早くリード繋いで!!」と叫んでいた気が…
いや、間違いなく叫んでましたね。
それで飼い主のおっさんとおばはんに思いっきり睨まれたのは覚えています。
多分年下の分際で生意気にも指図するなってことかなと・・・。
それなら指図されないようにちゃんとリード繋いでろよ!!と思うんですけどね!

前足を負傷したミネジ・・・ずっと悲鳴を上げていました・・・。
住宅街のど真ん中。
でもこういう時に限って誰も出てこない・・・。

相手のおっさんとおばはんはなんとかリードを手にしました。
それでどうしたか・・・
「ごめんね!ごめんね!」
口では謝るものの・・・暴れる犬を抱え
その脚はダッシュであっという間に走り去っていってしまいました。

ミネジが怪我をしてるのはわかってたと思うんですけどね…。
まさかの置き去り( ̄□||||
えええええ?!?!?

咄嗟に「後で治療費請求しますからー!」
と叫びました😓
その時おばはんの方がすごい形相でこちらを睨んできました(これめっちゃ怖かった・・・未だにトラウマです)

この時点ではその夫婦は自分たちの家が知られてると思わなかったんでしょう(バリバリ知ってました…理由は後程)
逃げるが勝ち!と言わんばかりにあっという間にいなくなってしまった。

( ゚д゚)ポカーン

なんてこったい!!私の怒りは頂点に!
しかしとりあえずミネジを病院に連れて行かなければ!!
ミネジは座り込んで痛そうに小声で鳴いていました。
ふと見ると前足からダラダラ血が流れていました。
これは歩けないかもしれない…。
その地点から実家までは200mほど。
この時、私がケータイを持っていれば実家にいる親父に電話して車で迎えに来てもらえたんですけど
基本散歩中にケータイ持ち歩く習慣がなくて・・・。
しょうがないので家まで歩くしかない。
しかしミネジは大怪我・・・
ここはミネジを抱えて帰るしか?!
いや~でもミネジの体重は17キロもあって・・・
抱えて歩くにはちょっと重すぎる・・・
ど、ど、どうしよう?!
ふとミネジが意を決したように立ち上がりました。
そしてなんと痛みを堪えて歩き出したんです。
え??!?!?!ミネジ大丈夫なん??(大丈夫じゃない)
ここでミネジのド根性発揮!
なんと家まで悲鳴もあげずに歩いて帰ったのです(゚Д゚;)
なので、この時点で私的には見た目よりもそんなにひどい傷じゃないのかな??と思っていたのですが・・・

帰って親父に事情を話すと、親父の怒りも瞬時にMAX状態!
即座に相手の家に殴り込みじゃー!!!!となったのですが😅
いやいやミネジの手当てが先だろうと
そうだった・・・すぐさま我に返る親父😓

すぐさま車でミネジを動物病院に連れて行きました。
その間、ミネジは悲鳴もあげずひたすら痛みに耐えていました。

病院に到着してみてもらうと、獣医さん曰く
「なんだこのひどい傷は!!思いっきり噛まれている!!一体どんな犬に噛まれたんだ??」

ここで思いの外ミネジが重傷をおっていることがわかりました…。

獣医さん
「40年獣医やってるけど、ここまでひどい噛み傷はなかなか見ない」と言っておられ・・・汗

なんと牙が前足を貫通して完全に穴が開いていたらしい。
Σ( ̄□ ̄;)

もうびっくりです。
そんなひどい有様になってたなんて…。

それなのにミネジは噛まれた直後こそ悲鳴を上げて痛がっていたものの、
その後は200mも歩いて帰るだけの根性を見せるし…
我が犬ながらなんて強い奴なんだ!と思いました・・・泣泣

しかし治療中はさすがに痛がって再び悲鳴を上げていたミネジ・・・そりゃそうだ。
最初洗浄した時、水が傷を貫通して後ろから前にジャージャー出てきていたことを未だにはっきり覚えています…。


治療を終えてなんとか一命をとりとめたミネジ。

獣医さん曰く「後少しでも傷がズレていたら神経を傷つけて歩けなくなっていたよ!」
って・・・。

ゾッとしました・・・。

不幸中の幸いとはまさにことのこと・・・

「相手の犬の飼い主は??今すぐ連れて来なさい!私が説教してやるから!!」

この時点で獣医さんの方が私と親父よりも怒っていたかも😅


治療を終えてミネジを家に置き。

その後話し合いをするべく、
私と親父はすぐさまジャックラッセルテリアの家に向かいました。




(つづく)






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