「ダークナイト」を観る

　大分前にＮＨＫ－ＢＳ２を録画していた「ダークナイト」を観る。

　評判がよろしかったので期待していたけれども、アクションシーンには迫力があるものの、例えば終盤で男女の検事が誘拐される展開など、随分とストーリーを端折った感じがして、全体的にも大雑把な印象が残った。
　ジョーカーの神出鬼没ぶりも超人過ぎていて思わず笑っちゃうし、大々的に爆弾を仕掛けたであろうシーンを見るにつけ、どんだけの優秀な子分がいるんだろうと思ってしまうんだが、その辺の紹介もないし、随分と荒っぽい脚本のような気がした。
　映画版のバットマンを順序だてて観ていってないので、こちらの情報不足もあるのかも知れないけどね。

　元々、６０年代のTVシリーズを見ていた人間としては、ロビンが出ていないのも変な感じだ。Ｍrカトーのいない「グリーン・ホーネット」、トントのいない「ローン・レンジャー」みたいなもんだな。
　ＴＶシリーズで最も印象に残っていた悪人はペンギン。演じていたのは、後の映画「ロッキー」でトレーナー役だったバージェス・メレディスだった。あとは、ジョーカーとかキャット・ウーマンとか。
　放送時間が３０分の子供向けの軽い番組で、子供の時の印象は、ズバリ！"不思議な悪人達が出てくる犯罪コメディ”。なのに、随分と陰惨な、それこそタイトルどおりダークな人物設定だったなぁ。

　もう一度観るかどうかは微妙。
　監督は「インセプション」なんかの、クリストファー・ノーラン。アン・ハサウェイがキャット・ウーマンを演じる次回作もこの人の作だが、アンちゃん目的で一度は観てみたい気はする。

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［11.10 追記］
　次回作「ダークナイト ライジング (2012)」関連の動画あったのでいくつか見ましたが、ジョーカーが復活していて、またまた異常ぶりを発揮するみたい。こんなシーン（↓）を観ると、既視感ウンザリで、観る気が萎えちゃうけどな・・・。