何も情報を持ってない映画が観たくなって、夕べ買い物に行ったマックスヴァリューの上にあるゲオで「マグノリア」を借りてきた。
「マグノリア」という言葉の入ったタイトルの映画が双葉さんの推薦映画の中にあったはずと思ったのもあるんだけど、ジャケットにベルリン国際映画祭金熊賞受賞とあったので違ってても損はないかとも思ったわけだ。調べたら双葉さんのは「マグノリアの花たち」というハーバート・ロスの作品だった。そうか。確かシャーリー・マクレーンが出てるやつだ。いつか観てみよう。
「マグノリア」は群像劇のアメリカ映画だった。
監督はダニエル・デイ=ルイスが主演オスカーを獲った「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007)」のポール・トーマス・アンダーソン(略してPTAというらしい)。
ジェイソン・ロバーズ、トム・クルーズ、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジュリアン・ムーア、ウィリアム・H・メイシー、ジョン・C・ライリーとか、その他にも色々と出ているけど分かったのはそれくらい。何しろ3時間超えの尺だもの。パソコンで観ながらふと中断した時に上映時間を見てびっくりしたね。
幾つかのエピソードがパラレルに進行していって、確かにあるテーマに沿ったものなんだろうけど、僕にはよくわからなかった。
タイトルの「マグノリア」というのは植物の木蓮(モクレン)の事なんだけど、ネットをググると特に意味はなく、映画の舞台になったロサンゼルスの通りの名前を付けただけという情報もあった。
登場人物はこんな感じ。
三人組の大人対子供のクイズ番組で大人を負かし続けている少年と彼の稼ぎをあてにしている父親。
その番組の司会者で末期癌で余命いくばくもない老人は、不仲になって家を出ている娘の所に行くが追い返される。
その娘は薬中で荒れた生活をしていて、彼女の部屋のTVの大音量に迷惑している近所の通報で駆け付けた警官(ライリー)は彼女を助けたいと思ってしまう。
その昔、同じクイズ番組で天才少年と呼ばれた男ダニー(メイシー)は、今はコンビニのしがない雇われ店主をしているが、ミスが多くて解雇を言い渡される。
そのクイズ番組を作っているTVの大プロデューサー(ロバーズ)も末期癌で、コチラはベッドで虫の息。かつて捨てた息子に謝りたいと彼を探すようにつききりの男性看護師(ホフマン)に依頼する。
その息子フランク(クルーズ)は怪しげな啓蒙講演と啓蒙本でセレブになっている。
というような話が、先行きの分からない、だけどつい観たくなるそんな調子で語られる。
面白い、けど何度も観たくなるようなテーマを内包しているようには見えない。善意の人もいるが、ネガティヴ・ピーポーの方が多いかな。
ウィキペディアによると、<監督ポール・トーマス・アンダーソンは、「(この映画は)エイミー・マンの歌にインスパイアされて作った」、「小説を映画化するのと同じコンセプトで彼女の音楽を映画化してみたかった」と語っている>らしい。
「♪Save Me」とか「♪ Wise Up」とか、色々と唄っているけれど、冒頭のクレジットとその後に10分以上も流れたコレ(↓)を聴いていると、この映画は一体どこに向かっていくんだろうと思ったもんです。
出演者の件で、ジュリアン・ムーアは死の床についている大プロデューサーの後妻。金目当てに結婚したけれど、今は夫を死ぬほど愛していて、裏切っていた過去の結婚生活を悔やんでいる。
どうも、『後悔』というのがこの映画のテーマのような気がしてきたな。
「マグノリア」という言葉の入ったタイトルの映画が双葉さんの推薦映画の中にあったはずと思ったのもあるんだけど、ジャケットにベルリン国際映画祭金熊賞受賞とあったので違ってても損はないかとも思ったわけだ。調べたら双葉さんのは「マグノリアの花たち」というハーバート・ロスの作品だった。そうか。確かシャーリー・マクレーンが出てるやつだ。いつか観てみよう。
「マグノリア」は群像劇のアメリカ映画だった。
監督はダニエル・デイ=ルイスが主演オスカーを獲った「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007)」のポール・トーマス・アンダーソン(略してPTAというらしい)。
ジェイソン・ロバーズ、トム・クルーズ、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジュリアン・ムーア、ウィリアム・H・メイシー、ジョン・C・ライリーとか、その他にも色々と出ているけど分かったのはそれくらい。何しろ3時間超えの尺だもの。パソコンで観ながらふと中断した時に上映時間を見てびっくりしたね。
幾つかのエピソードがパラレルに進行していって、確かにあるテーマに沿ったものなんだろうけど、僕にはよくわからなかった。
タイトルの「マグノリア」というのは植物の木蓮(モクレン)の事なんだけど、ネットをググると特に意味はなく、映画の舞台になったロサンゼルスの通りの名前を付けただけという情報もあった。
登場人物はこんな感じ。
三人組の大人対子供のクイズ番組で大人を負かし続けている少年と彼の稼ぎをあてにしている父親。
その番組の司会者で末期癌で余命いくばくもない老人は、不仲になって家を出ている娘の所に行くが追い返される。
その娘は薬中で荒れた生活をしていて、彼女の部屋のTVの大音量に迷惑している近所の通報で駆け付けた警官(ライリー)は彼女を助けたいと思ってしまう。
その昔、同じクイズ番組で天才少年と呼ばれた男ダニー(メイシー)は、今はコンビニのしがない雇われ店主をしているが、ミスが多くて解雇を言い渡される。
そのクイズ番組を作っているTVの大プロデューサー(ロバーズ)も末期癌で、コチラはベッドで虫の息。かつて捨てた息子に謝りたいと彼を探すようにつききりの男性看護師(ホフマン)に依頼する。
その息子フランク(クルーズ)は怪しげな啓蒙講演と啓蒙本でセレブになっている。
というような話が、先行きの分からない、だけどつい観たくなるそんな調子で語られる。
面白い、けど何度も観たくなるようなテーマを内包しているようには見えない。善意の人もいるが、ネガティヴ・ピーポーの方が多いかな。
ウィキペディアによると、<監督ポール・トーマス・アンダーソンは、「(この映画は)エイミー・マンの歌にインスパイアされて作った」、「小説を映画化するのと同じコンセプトで彼女の音楽を映画化してみたかった」と語っている>らしい。
「♪Save Me」とか「♪ Wise Up」とか、色々と唄っているけれど、冒頭のクレジットとその後に10分以上も流れたコレ(↓)を聴いていると、この映画は一体どこに向かっていくんだろうと思ったもんです。
出演者の件で、ジュリアン・ムーアは死の床についている大プロデューサーの後妻。金目当てに結婚したけれど、今は夫を死ぬほど愛していて、裏切っていた過去の結婚生活を悔やんでいる。
どうも、『後悔』というのがこの映画のテーマのような気がしてきたな。
飛び降りと流れ弾のエピソードとか。
奇妙なシーンが印象に残ってて、いつか再見したいんですがタイトルがはっきりしなくて…。トレーラーに蛙が一匹映ってるから、これかも?
世界の珍事件を紹介する番組で、私が覚えているエピソードが取り上げられていたような…。
不思議な作品で、初見時は私も何が描きたかったのか悩んだ覚えがあります。
曖昧な話ばかりですみません(汗)
あれも突然の事だったので、どうなるんじゃろと気になっちゃう。この映画にはそんな突然の展開が面白いシーンが多い作品でした。それを楽しめるか嫌になるかが評価の境目かも。
>私も何が描きたかったのか悩んだ覚えがあります。
人生は何が起こるか分からないとでも言いたいのか。ただ、何となく過去を後悔してる人が多いし、セリフの中にもそんな言葉があったので、テーマは『後悔』とか『懺悔』とかそんなところじゃないでしょうか。多分。