政府・民主党は16日土日・祝日に「上限10000円」としている現行の高速道路の料金
割引を、2011年以降も続ける方向で調整に入った模様。国土交通省が今月9日、民主党に
示した来年4月以降の料金案では、普通車の料金を金曜日にかかわらず「上限2000円」と
し、土日・祝日の「上限1000円」は廃止する方向だった。
来年4月の統一地方選を控え、党内に休日に値上げとなることへの反発が強いことから、
方針を転換する模様。当初案で11年度から約2兆円の財源を3年が2年ほどで使い切る
事になるとみられている模様。財源の先食いなり、実施期間は2年程度となる可能性が
高いようだ。
一方で民主党は高速無料化の方針も撤回していない。迷走する高速道路の料金制度に対し
野党などから「選挙目当てだ」などと批判の声が強まる可能性もある模様。