スケトウダラは身はかまぼこ、卵はたらこの原料になっている。主もな漁場は
北方領土周辺の海域である。所謂排他的経済水域（ＥＥＺ）で国後島と北海道
本土側との間を、ロシアと日本との境界線として交渉が行われている。
しかし年々漁獲枠は減少している。専門家の意見は「資源保護の視点もある
だろうが、北方領土返還交渉に悪影響が出ないよう、日本側が漁業交渉で強い
姿勢を示しにくいという構図がある」と指摘している。
またベーリング海など遠洋で漁獲した魚を水揚げするのに監視のため船に乗船する
ロシア国境警備局の係官に賄賂を要求され、支払いをしなければならない。これは
業界では必要経費であるが税務署からは重加算税をつけられ、苦しい現況を吐露
している。
劇作家の宇野信夫氏は大学生から手紙をもらったことがある。「故郷へ遺産争続のために
帰りました」随筆集『ことば読本』(講談社刊）に書いていた。サラリーマン川柳で＜餞別を銭別
と書いて本音ばれ＞という句があるが、誤字のほうが正しい表記よりも感じが出ている場合も
少なくない。
これから「警視庁」を「軽視庁」と書き間違える人が出ないか心配になってくる。
大きな盃のことを、昔の人は「武蔵野」と呼んだらしい。そのいわれを、上方落語
『ためし酒』のなかで登場人物が説明しているようだ。＜東京のほうの武蔵野と
いう野原は広い野原じゃ、見尽くせん、野、見つくせん（飲み尽くせん）＞
と云う訳で粋じゃないですか・・・・
２２日に第６０回日本スポーツ賞のグランプリ（大賞）に選ばれたレスリングの吉田沙保里は、
世界選手権と五輪を合わせて世界大会１０連覇という安定した強さが高く評価されたようだ。
柔道の谷亮子さん以来、女子では２人目となる２度目の受賞となる。
韓国軍が、北朝鮮に近い黄海に浮かぶ延坪島で砲撃訓練を実施したようだ。懸念された
北朝鮮による報復攻撃がなかったため、一触即発の危機はひとまず去ったように見える。
しかし北朝鮮が武力挑発をやめるという保証はない。
朝鮮半島情勢は依然、不透明のようだ。日本はじめ国際社会は、今後の北朝鮮の出方に
警戒を緩めてはならない情勢だ。日米韓は、北朝鮮への対処について、対話と抑止の両面で
連携を一層強化すべきではないか・・・・
有事に備え、日米防衛指針を見直す事も重要な議題のようだ。
